ドイツへ修行に行ってきますPart3

こんにちは。ひよこてんぷらです。

 

ドイツの記録ですが、今回は2日分をまとめてお話ししましょう。

 

~ 2023年2月2日(木) ~

 

さて今日は再びパーダーボルン大学へ向かい、現地の偉い教授に会う予定です。どうも大学では毎週木曜日の14:00~16:00くらいの間に定期的なミーティングを行っているとのことです。しかし実はもう大学の講義期間が終了するので、今回のミーティングが最後のよう。滑り込みセーフです。

 

では時系列順に振り返ります。今日の朝は、昨日残したトルティーヤと食パン&ジャムです。まずトルティーヤですが、びっくりしたのはトルティーヤの生地がめっちゃ硬くなっていたことです。どういうことかというと、部屋がすごく乾燥しているということです。確かに思ってみれば自分の肌も乾燥している気がします。しかしトルティーヤが本当にすごく乾燥していたので、その乾燥具合を視覚的に実感することになりました。なんか手を洗った後もカサカサするなあと思っていたら、そういうことでしたか。そして食パン。ここで昨日買ったチョコレートの出番ですね。さっそく組み合わせてみます。こんな感じ。

パンに乗ったアプリコットジャムとほろ苦チョコレート

これで食べてみると単にジャムの時よりもずいぶんとおいしく感じました。なおチョコはほろ苦味ということで、このほろ苦成分がジャムの過剰な甘さとマッチしていい感じ。とはいえほろ苦といってもやっぱり海外チョコです。甘い。でも喉が焼けるほどではないので、たぶんこれがベストな味わいです。

 

あとこのチョコを開封したときですが、けっこう割れていました。誰か落としたのかな。それとも既に店員が並べる時点で割れてたのかな。これはやはり海外クオリティと言わざるを得ないですね。次はもう少し奥のやつをとってみよう。それでもだめなら並べられてる時点でアウトですね。

 

さて、今日は大学に13:00くらいに向かうことにします。ですので少し時間が余っています。いくつか事務的な書類作成やメール確認等の作業を行い、ほどなくして大学へ。なお大学へはこちらで購入したカップ麺を試してみます。カップ麵ですからもちろんお湯が必要です。以前初めてゲストオフィスを訪れた際に既に電気ケトルがあることは確認していたので、お湯は大丈夫です。と思っていたのですが、水場がどこにあるか分からない……近くにトイレはありますが、それしかないんでしょうか?トイレの水場は少し飲食用の水として使うのに抵抗がありますね……まあケトルやフォークを軽く水洗いする分にはいいですが、これでお湯はなぁ。

 

しかし自分のゲストオフィスには水があります。以前現地の研究者の方と大きなスーパーに連れて行ってもらった際に大きな水のボトルを6本買ったんでした。これをまずオフィスに持ってきて、その後に買い出し前に置いてきたパソコン類の荷物とともにゲストハウスに持ち帰る予定でした。しかしパソコン類の荷物と水6L分を全部持ち帰るのは、いくら近いゲストハウスでもなかなか大変です。そこで水は2本だけ持ち帰り、残りの4本は大学に置いてきたわけです。

 

ですから幸いしてこの水を使ってお湯を沸かすことができます。これでカップ麵にチャレンジです。少し写真を見せましょう。

カップ麺の様子

1枚目の写真が開封後の様子。2枚目が完成したものです。味はアラビアータ。食べてみるとけっこううまい。これは普通にいけるやつですね。しかしそこそこ辛い。まあ自分は辛いのは比較的ダメな方ですが、それでも普通に食べられるので、そういう意味では特段辛いというわけではないです。でも唐辛子的な辛さの他に塩分も割と強めです。ドイツでいう「パスタ」とは主食の意味なのかおかずの意味なのか分かりませんが、少なくとも自分としてはこれはプレーンな食パンと合わせて食べたいです。事前に少しそんな予感がしていたため、これまでジャムを塗っていた食パンも大学に持ってきていました。ですのでこれをご飯代わりに食べる感じです。それだとけっこう満足感もあっていい感じでした。

 

ちなみにこの味がアラビアータだったのは食べた後に気付いて、アラビアータを調べてみると「唐辛子をきかせたトマトソース」だそうです。そりゃあ辛いわけですよね。まあ皆さんは購入物の写真を見ているのでそんなの当然だろと言ってきそうですが、いや実際にスーパーで買い物をする際にはそこまで見ていません。というのも、大体商品にはドイツ語しか書かれておらず、特段調べたいと思わない限りは翻訳もしません。今回のアラビアータは分かりやすく書いてあったわけですが、もう文字はほとんど読まずに写真やイラストで判断していたものですから、おおこれはうまそうなトマト味だなと思ってぽいぽい放り込んでいたわけです。まあでもいずれにせよおいしく食べられたので、これは買いです。迷ったらリピート候補ですね。

 

さて食べ終わって一息ついて、ようやくミーティング開始です。14:00頃開始ということでしたが、既に人がいる状況から部屋に入るのも抵抗があったので、早めの15分前くらいには部屋にいました。なお、おそらくですが自分のいるゲストオフィスは数学棟です。ですのでミーティングの場所もすぐそば。さてそこで再び朝にやっていた書類作成等の事務作業を進めます。

 

途中で何人か学生らしき方が顔を出しましたが、すぐに引っ込めて帰る様子。どうしたのかなと思いましたが、おそらくあれは空き教室を探していたという感じですかね。他にミーティング部屋には誰もいないので、自分が番犬的な役割を果たしていたようです。そして時間が近づくと、まずスマートでかっこいいドイツ人の方が入ってきます。話してみると、どうやら教授の学生だそうです。まだ修士課程らしいですが、博士に進学希望。さすがです。しかしやっぱりガタイがいいというか、自分より年上にしか見えません。思えばスーパーに行ったときもそうでした。明らかに子供だと分かる人以外は全員自分より大人に見えるんです。つまり高校生くらいの年齢の人がいないというか……たぶんいるんでしょうが、見た目ではどうも年上に見えてしまうということですね。逆に自分は周りからはだいぶ子供っぽく見えているんでしょう。

 

さて話を戻します。他に教授が来られる前に部屋に入ってきたのは同じく修士課程の学生。やはり進学希望らしい。すごい。そして既に博士号を取得した若手研究者。以前のとは違う方です。そして中国人の方。彼女も自分と同じく研究留学中です。博士課程の学生ですね。なかなか教授が来ないので(この教授はとても偉い方で、とにかく毎日飛び回っているタイプです。ミーティング前後も極めて忙しいのでしょう)、それまでは他のメンバーの方と簡単に会話などをしていました。

 

そしてついに教授と面会。ここのミーティングは面白く、もはやゼミではないです。長机に全メンバー(自分含めて5人ですね)が横並びに座り、教授がひとりずつに話しかけていきます。その際に各メンバーが研究相談を行い、教授がアドバイス。これを各メンバーに対して10~20分ほど行いミーティング終了という感じです。教授がすごく陽気な方で、自分たちメンバーが座っているのに対して教授はずっと立ったままそれぞれの席の正面まで移動してくるので、なんだか本当にゼミじゃなくて語学教室みたいな……先生が各生徒に順番に回って「今週はどうだった?」と聞いてくる感じのノリです。

 

もちろん他のメンバーはいろいろと教授に質問して議論していましたが、今回自分は何も用意していなかったので、とりあえず何かお話しできるネタを提供することにしました。それは現在行っている研究内容を話すことですね。現在自分は走化性方程式系に流体の影響を加えたKeller-Segel-Navier-Stokes方程式系の問題に取り組んでいます。この問題自体は近年では非常に盛んに研究されている問題なのですが、この問題の変形として、境界条件の一部に未知関数の積を含むものを考察しようというのが現在扱っている内容です。この数理モデルを数学的な観点から考察して導入した論文は2009年のものでかなり新しく、まだまだこの手の問題の数学解析には考察の余地があります。そこで自分は関数解析的な観点から基礎的な結果を得ようと取り組んでいます。

 

現在の自分の研究方針は、最大正則性理論に基づいた解の構成で、与えられたすべてのデータが十分小さいときに時間大域解を得ようというものです。これは他の問題でもよく得られているように、自然に期待される結果です。もちろん非線形境界条件があるのがひとつの難しさです。これについて教授に話すと、教授は「うんこれはとてもいい問題だね!この手のモデルは全然研究されてないから、ぜひ頑張って進めてくれ!結果が分かったら私も早く知りたいよ」というようなことを仰っていました。しかしそれと同時に教授から提案されたことは、与えられたデータの条件を緩めることです。

 

自分が現在用いている手法は既に十分に確立されたもので、もちろんこの手の結果を出すのも数学的に重要な位置付けにあるとは思います。しかし一方で、特に走化性の問題では解の時間大域存在または有限時間爆発現象をとらえることが方程式系固有の興味深い問題として挙げられます。なので教授からは、「今回の手法で与えられたデータの制限なしで時間局所解を構成して、そこからenergy methodで時間大域存在または有限時間爆発の結果は得られないのか」と提案を受けました。

 

思うに自分の現在の方針と教授の提案された方針はそれぞれ別々に確立されている問題で、一緒に扱うことは難しいですが、「方程式系固有の現象をとらえる」という目的であればやはり教授の仰る問題は興味深いものになると思います。しかし自分は今まで比較的抽象的な関数解析の道具ばかり使ってきたので、あまりenergy methodでうまく計算を行うのは得意ではありません。一方でおそらく教授らのグループは時間局所解を捕まえるのに苦労しているのだと思います。というのは、境界がゼロでない条件のもとで解を構成するのは少し込み入った議論が必要だからです。現在ではこれらは最大正則性理論に基づいた考察が一般的だと思いますが、このあたりの議論はそれなりに抽象的な関数解析の知識が必要なので、教授から提案された問題はまさに自分の手法と教授らのグループの手法を組み合わせる必要があるということです。ですので、もしかしたらこれは近い将来共同研究をすることができるひとつのきっかけになるかもしれないということですね。

 

さて研究の話が続きましたが、自分とのミーティングの最後には自分が日本から持って来たお土産を渡しました。どうも教授は日本のお米が好きという情報を事前に仕入れていたので、おせんべいを渡しました。そしたらとても喜んでくれ、「日本の走化性研究グループはいつも渡航時に新しいお土産を渡してくれる。これが本当に楽しみなんだよ」というようなニュアンスのことを仰っていました。「さっそく開けてもいいかい?」とミーティング中にもかかわらずすぐに開け、食べていました。そして「うまい!」と言いながら次の方との議論に移ります。なお「これは自分だけが食べるのはもったいない、みんなで共有しよう」と他のグループメンバーにもお土産を渡していました。さすがフレンドリーな教授です。おせんべいは小分けの袋ごとに2枚入りでしたが、ミーティング中に2袋か3袋開けてたので、いや本当に気に入ってもらえたようです。よかった。

 

ミーティングは終了し、これで教授とはお別れです。初めにも書きましたが、どうも今回が最後のミーティングだったようです。というのは、大学の講義がある期間が今週で終了するので、ミーティングも最後だということです。そして教授は大学の講義期間中以外は他の用事で大学には来れないそうなので、もしかしたらこれが最初で最後の教授との面会かもしれないというわけです。なので教授からは「今度もし来るとしたら夏に来た方がいいよ!」ということを伝えられました。でもお土産を持ってきてくれるならいつでも歓迎だと冗談交じりにも仰っていました。事前に教授の好みを把握しておいてよかったです。

 

さて、その後は夕方くらいの時間ですが、自分のゲストオフィスに戻ります。ちなみにゲストオフィスは席が2つあるので共同スペースということですが、そのもうひとりの利用者が中国人の留学生です。以前鍵を受け取ったときにはいなかったので、今日初めて会っていろいろと話しました。彼女はクリスマス前あたりにパーダーボルン大学に来ていたようですが、この期間中は大学が休みだったということで、どうも彼女も1か月くらいは大学には行かずに宿泊地付近にいたようです。もちろん自分が新しく来るので彼女には事前にその情報が行っていたらしいですが、とてもびっくりしました。どうも彼女は自分が来ることを知ってから自分の情報をMathSciNetで調べていたらしく、いきなり論文たくさん書いててすごいねと言われました。まじか。なお彼女はもう博士課程の修了間際で、自国に帰ったら博士号をもらえるとのこと。

 

いろいろと話しましたが、まずは宿泊地。自分は大学のすぐそばですが、彼女は移動にバスが必要なそうです。なので時間やお金の問題で大学には毎日は行かず、週に2,3回くらいのペースで来ると。なお彼女が言うにはドイツの公共交通機関はダメだそうです。というのも平気で数時間単位(飛行機じゃなくて電車やバスで)の遅延をするし、しかも逆に定刻前に出発してしまうこともあるとか。だからDB Navigator(ドイツ専用の乗換検索アプリ)は全然役に立たないと。しかし自分は運よくパーダーボルン・リップシュタット空港から大学付近まで来れています。でも自分とは異なり彼女は大学の行きと帰りでそれぞれバスに乗るわけですから、彼女の方が圧倒的にアクシデント遭遇率は高いです。それに既に自分より滞在もしていますしね。実際に被害にあって乗換の次のバスが定刻前に出発してしまったらしいです。

 

そして彼女は大学には昼より後に来て、夕方には帰るそう。なぜかというと、大学付近で食事はせずに帰りたいからだそうです。どうもドイツでの食事がダメみたいですね。お菓子などの甘いのはいいですが、それ以外はしょっぱすぎて無理!とのこと。確かに自分も全体的に味付けは濃いなあとは思っていましたが、まさかそれほどまでとは。続けて聞きます。では宿泊地でどうやって食事をしているのか。どうもドイツ料理ではなくアジアン料理で凌いでいるそうです。近くにそういった食材を買える場所があり、それでずっとアジアン風の食事スタイルで生活していると。しかし毎回料理は大変でしょうと聞けば、どうも同じ宿泊地のルームメイトが料理をしてくれるそう。なんとまあ素晴らしい環境やな。

 

なお自分は今日の昼にアラビアータを食べたので、そのゴミがオフィス内に置いてありました。なのでそれを見せて自分の昼はこれだと言ったら「あなたはチャレンジャーだね」と言われました。まじ?でもアラビアータのカップ麺ってそんなに危険な選択肢ではなくない?と思いましたが、やはり彼女の中ではこれもそうらしい。

 

またフライトの話もしました。まず海外経験を聞きます。自分は以前に台湾に数日間行っただけですから、長時間フライトはこれが初。でも彼女も同じで、初の海外は日本。そこでは東京と京都に数日間の観光。そして次がここパーダーボルンです。なので海外の経験レベルは同程度。なおさっきドイツの交通機関の愚痴に関してですが、やっぱ日本の定刻通りの運転は逆にビビると言ってました。だよね。あと日本の交通機関は高い!とも。特に新幹線は高いと言ってました。自分もそう思います。

 

そして、フライトですが、長時間フライトならば機内食が初体験となるので、自分が撮った写真を見せると、「いいなあ機内食が豪華で」と言われました。どういうことか聞くと、やはり中国ではコロナ対策が極めて強く、機内食は出るけどトレーではなくバッグを渡されるとのこと。そのバッグにご飯が入っているわけですが、これもコロナ対策でけっこう質素なものだったらしいです。たぶんディストピア飯みたいなイメージなんでしょうね。それは大変だ。

 

他にもいろいろと話をしました。後日新たな中国人の留学生も来るということらしいです。なお、実は彼女から言われたことですが、ここで話していたのは時間をつぶすためで、その新たな留学生も本当は今日中に大学に来る予定だったそうです。しかし上記で話したようにドイツの交通機関(飛行機ではなく電車やバス)が数時間単位で遅れていたため、予定が狂ってしまったというのを話の途中で聞きました。そして彼女は晩ご飯を食べるために帰るということで、確か18:30くらいには帰っていったはずです。

 

さてそういうわけで今日は教授と直接話すことができ、他にも学生や若手研究者、留学生などとお話ができました。濃い一日を過ごしましたね。

 

その後は再びスーパーです。これで4回目。

4回目の戦利品

今回は夕食用のバゲットサンド(1.99ユーロ=278.6円)、サラダ(1.79ユーロ=250.6円)、新しい食パン(1.59ユーロ=222.6円)、カップ麺(1.49ユーロ+1.79ユーロ=208.6円+250.6円)、そしてお菓子のチップス(1.49ユーロ=208.6円)です。さて、そろそろユーロと円の関係を感覚的に瞬時に理解できるようになりたいですね。毎回ブログ記事を書くたびにレシートを見て計算するのも大変ですが、逆にスーパーで毎回計算しながら買うのも難しいので、毎回このようにブログを書くことで少しずつ金銭感覚をつかんでいっています。ですから大変なこのステップがけっこう重要な気がしますね。

 

サラダですが、ここ数日間ずっと野菜をまともに食べていなかったので、そろそろ不安になり購入した次第です。なお購入時も若干そんな気はしていましたが、やはりドレッシングはありません。少し味気ないですが、まあでもチーズも一緒に入っているので一応食べられはします。それにしてもやっぱり野菜は高いですね。でも健康も同じくらい大切。2,3日に1回はこれ系のサラダを買おう。カップ麺ですが、以前買ったものと価格を比べると、以前のは1つで110.6円。つまりだいぶ高いです。どういう違いがあるかは分かりません……と思いましたが、次にまたスーパーに行ったときに「以前のは会計が間違いなのでは?」という気がしてくることになります。まあこれは後で思うことですね。それは置いといて、買ったカップ麺のうち1つはこんなやつ。

照り焼き味の"soba"

どう考えてもやばすぎるな。カップのそばで照り焼き味ってどないやねん。ちゃんと日本語もあるし。これはまた食べる際にちゃんとレビューしましょう。食パンも前とは違います。既にジャムやカップ麺とともにご飯代わりに食べるという術を編み出したので、今後もご飯代わりとして定期的に買いましょう。これも価格を比較します。以前のは500gで116.6円。今回は375gで222.6円。およそ2.5倍も高いという計算になります。しかし以前のに比べるとかなりパン生地も栄養価が高そうな様子。以前のサンドイッチのときの生地と近い感じです。お菓子のチップスはプリングルスを意識したスーパーブランド。プリングルスと同じ場所にあったので明らかに意識していますが、やはりさすがはスーパーブランド。プリングルスと比べてかなり安かったので迷わず購入しました。これも小腹が空いたときに少しずつつまめる便利なお菓子です。

 

さて、今日の夜にはこのうちのバゲットサンドとサラダをいただきます。バゲットサンドですが、これは大当たり。めっちゃまじうま。ボリュームたっぷりのサラミとチーズ。そしてピクルス。味付けはマヨネーズ系ですが、タルタルソースにも近い感じ。とにかくおいしいです。そしてボリュームがすごい。具もちゃんとあるのはさながら、バゲットの生地もしっかりしていて本当に満足感がすごいです。自分にとっては普通にこれ1つあれば1食分になるので、そう考えると安いですね。

 

しかし前述の通り野菜を食べないと!自分は日本ではかなり肉より野菜を食べる方だったので、ドイツに来てずっとボリュームあるものばかりでこのままでは体が悲鳴をあげそうです。もちろん野菜はコストが高いですが、まあしょうがない。

チーズ入りのサラダ

やはり食べてみて味がないことを確認。まあでも食べられます。そして思ったことですが、これ野菜量多くない?写真だけだとまあこんなもんかって感じですけど、おかしいな食べても食べても野菜が減らない。改めて先ほどの戦利品写真を見返してみてください。これそこそこ細かく切られた野菜がぎっしり詰まってるんです。ですから野菜はこれ1つで1,2日分はあると思います。たぶんこれも日本だと同じ容器サイズでも大きく切られた野菜がスカスカに入っているというやつだと思います。まさか野菜でもボリューム感を実感することになるとは。バゲットサンドを食べたこともあり、野菜を完食して本当にお腹いっぱいです。この満足度でワンコインとちょっと。すごいな。

 

さて、その後は風呂に入ってまた書類作成。あとメールの返信などもします。英語でメールを書くのはまだまだ慣れないので、簡単な事務的返信ですら手間取ってしまいます。

 

そして就寝前にお金をチェックします。まず以前お話ししたように空港で50ユーロを手に入れましたが、そのあと再びお金をおろしています。これは初めにパーダーボルン大学へ行った日、若手の研究者の方からスーパーが入っている建物でもユーロがおろせるよと教えてもらったからです。このときは200ユーロを新たにおろしました。約3万円です。ちなみに彼が言うにはドイツではクレジットカードはほとんど使われていないとのこと。代わりにキャッシュカードを使っているということを話していました。いまいちその違いが分かっていませんが、とりあえずクレジットカードは使わないのか……

 

で、なぜお金チェックかというと、自分は会計でいつもお札ばかり出しているからです。当然このときおつりで小銭が渡されるのですが、いつも小銭でなくお札で払ってしまう……ということでここで小銭の額をチェックしたかったわけです。

ユーロ・セント硬貨

数えてみます。

 

2ユーロ×5+1ユーロ×2+50セント×2+20セント×2+10セント×2+5セント×2+2セント×2+1セント×2

=12ユーロ+176セント

=13ユーロ76セント

=1,926.4円

 

わお。小銭だけでそこそこ入っています。いつも会計であたふたしてお札ばかり出すから小銭だけでお札分の量がありました。だから3万分も引き出したのにすぐにお札が消えるのか……当然の帰結ですね。しかしまあ、日本円もそうなのかもしれませんが、小銭の見分けが難しくないですかね?なかなかすぐに払えないですよ。

 

ここでついでにドイツでのレジ会計方法についてお話ししましょう。このスーパーではレジはベルトコンベアです。まず客が自分でカゴまたはカートに入れた商品をベルトコンベアに並べます。そしてレジ打ち店員がベルトコンベアを動かし、それぞれの商品を手に取ってバーコードスキャン。これは日本と同じ。しかしスキャン後の商品はそのままスライドされて放置されます。日本の場合は新たなカゴに入れられるわけですが、ドイツではそのまますべての商品が放置されるわけです。なお、当然後ろの客もベルトコンベアに商品を乗せるので、どこまでが自分の買うものか混乱する恐れがあります。それを避けるためにベルトコンベア付近に簡単な三角柱の長い棒が複数置いてあり、それを客自身がベルトコンベアに乗せて区別します。全商品がスキャン出来たらお会計。そして日本のようにカゴには入れられないので、お会計が終わったらすぐに自分の買ったものを持ち帰らねばなりません。これはだいぶ焦ります。日本ではカゴをそのまま持っていき、買ったものをレジ袋orマイバックに詰める場所がありますが、ドイツは無し。なのでいつも会計後には緊張感が走ります。

 

さて話を戻してお金の管理を終えたら就寝です。ここでいうお金の管理とは常に財布の金額を把握するということです。万が一財布を落としたら大変なので、おろした3万円は分割して持っていきます。だいたい5,000円分くらいが財布に入っているようにします。なので毎回買い物が終わったら財布の金額を調整する必要があるということです。

 

夕食はそれなりに遅かったですが、でも23:00かそれ以降になると若干小腹が空きます。そのまま寝てもいいですが、せっかくなので以前買ったスーパーブランドのチョコチップクッキーを開封。これは普通においしいです。味も大体日本のものと同じで、チョコも過剰に甘いことはないです。当たり。しかし開封して思ったのは中身がかなりボロボロ。どうしてこんな……と思いましたが、食べて納得。これかなり柔らかくて脆いです。味はめっちゃいいのですが、とにかくポロポロとこぼれる。まあでもそれを考慮しても高評価です。それに値段に対して量が結構あるんですよ。値段は138.6円で枚数は12。しかも1枚の大きさもかなり大きめで、袋によれば1枚当たり19g。一番比較できるのがブルボンのチョコチップクッキーです。現在ネットで調べて分かる情報からは、あれは9枚入りで1枚当たり11g。どうですか。これだとやっぱ安く感じますよね。さすがスーパーブランド。

 

さて、今日は終了です。お疲れさまでした。

 

~ 2023年2月3日(金) ~

 

おはようございます。少しずつ生活に慣れてきたので、起床時間が遅くなってきました。とはいっても自宅の時とは違ってやはり午前中には目が覚めます。昨日で教授と会ったのが大学へ行く最後のイベントになるかもしれない(もちろん自分で自由には行けますが)ということで、今日以降は基本は自由行動。さてどうしよう。

 

まずは洗濯をしましょうか。もう洗濯の手順は分かっていますから、前のようにやればとりあえずOK。朝ごはんはやっぱり食パン、ジャム、チョコレートです。うまい。洗濯機はお昼前に回した感じです。そして洗濯を待ちながらまたブログ記事を書きます。お昼は少し遅めに取りました。またカップ麺と食パンです。これで初めの方の食パンは終了。カップ麺は今度は辛くないやつです。でもやっぱりパンと合わせるのがちょうどよい気がします。

 

ちなみに現地で買ったカップ麺は初めに大学のゲストオフィスで食べたわけですが、それは大学内のゴミ箱に適当に放り込んでおきました。今回はゲストハウスで食べたのですが、どうもこれをまじまじと見てみるとけっこう細かな分別ができる様子。

カップ麺の分別

大学のは適当に捨ててしまったので、分別できていませんでした。すみません。後で調べて分かることですが、ドイツはけっこう分別ルールがすごいっぽいですね。まあ確かにボトルの返却もありますから、環境意識が強いんですね。

 

ちなみにですが、ゲストハウスに来た時点でもあまり分別ルールが分かっていませんでしたので、とりあえず燃えるゴミ系をゲストハウス内のゴミ箱に入れ、プラスチック類はスーパーで買ったゴミ袋に入れていました。また日本から持って来たカップ麺のゴミはそのまま放置していました。何とかしてゴミの処理をする必要がありますが、ゴミに関するゲストハウス内のルールがよく分かりません。今日は金曜日ですが、どうやら他の部屋の外に縛ったゴミ袋が出ています。もしかしてこうやってゴミを出すのか?でも分別はどうなっているのか?今日が平日の終わりだから出しているのか?とにかくルールがよく分からなかったため、大学に行ってゴミを捨てることにしました。燃えるゴミやプラスチックの類はまだ放置していいですが、カップ麺はさすがにかさばるゴミです。既に日本から持って来たカップ麺2つと今昼で食べた1つ、これらを大学で捨てましょう。

 

なお他にもコメントしておくと、今日もやっぱり雨模様。しかし昼の14:00くらいでしょうか、このくらいの時間には雨が止んでいました。またすぐ降るかもしれませんが、とにかく今日のやりたいことを済ませられるチャンスです。洗濯以外にやりたいことは、上記のゴミ捨て、そしてスーパーの買い出し、最後は写真撮影です。スーパーの買い出しですが、今日は金曜日です。日本で事前に少しドイツ語の本を買ってパラパラとめくっていましたが、そこの記述によるとドイツでは日曜日は多くの店が閉まるそうです。「閉店法」という法律があるんだとか。日本にもあってもいいと思いますね。そして土曜日は平日仕事をしている人が唯一いろいろなものを買える日なので、できれば自分らのように時間に余裕がある人は平日中に買い物を済ませるのが吉とのこと。いつもスーパーではあまり大量に買うことはないですが、今日の夜、明日と明後日の3食分を確保するとなると、それなりの食料を買う必要があります。

 

写真撮影については言わずもがなですね。これまでいろいろ写真をあげているのはいいですが、肝心の街並みや大学などのドイツを感じる写真がない!この理由はやはり天気が悪い時が多いからです。今はやんでいるっぽいのでチャンスですね。そういうわけで、洗濯が終わって乾燥機に放り込んだらほどなくして外に出ることにしました。

 

大学では30分ほどウロウロして写真撮影します。まず宿泊地であるゲストハウスの外からの様子を。こんな感じです。

ゲストハウスの外からの様子

このような家に複数の人が泊まるという感じです。もう少し写真があります。

ゲストハウスの外からの様子その2

なおこの右の写真の家の左に小さく"92a"と書いてあるのは見えますか?これは宿に到着したときに苦戦したやつです。この92aの部屋のうちひとつを使っています。ゲストハウスのエリアから出てすぐ外はこんな感じ。

ゲストハウスのエリアのすぐ外

そして大学に向かいます。まずは持って来たゴミを捨てます。分別もいろいろと調べたりしましたが、これはまた後で書くことにしましょう。ちなみに自分が使っているゲストオフィスはこんな感じ。そのすぐ外の廊下も載せましょう。

パーダーボルン大学のゲスト用オフィスとその廊下

さて、ではオフィスから出て構内の撮影です。実際にいくつか撮影したのはいいですが、後で見返してみるとブレている写真がいくつかありました。また明日に分かることですが、なんと明日は晴れ。ということでここでは写真はお預けということにして、明日に詳しく写真を載せましょう。なお既に書きましたが、今日はたまたま途中で雨がやんだだけです。明日には晴れになるのですが、少なくとも現時点ではこちらに来てからまだ一度も晴れにはなっていません。ですので雨が降ってないだけこれはいい天気と言えるでしょう。もちろん写真ではどれもそこまで天気は良くない様子ということが伺えます。

 

さて、ほどなくしてスーパーへ。せっかくなのでこのルートも撮りましょう。

スーパーまでの道のりとスーパーの入っている大型ショッピングモール

そしてスーパーに入ります。この時は16:00前後だったかと思います。金曜日で平日最後だからか、あるいは少し時間が早いからか分かりませんが、これまでの中で一番混んでいました。そしてやはり多くの客が大量に買い込んでいました。さて、ではスーパーで買ったものを見ましょう。

5回目の戦利品

今日だけでなく土日も越すので、少し多めにサンドイッチ2つとバゲットサンド、サラダ、飲み物は2種類( (1.79ユーロ+0.25ユーロ)+(0.7ユーロ+0.25ユーロ)=(250.6円+35円)+(98円+35円) )。またカップ麺2つ(0.59ユーロ×2=82.6円×2)、SALATと書いてあるサラダではなさそうなもの(1.99ユーロ=278.6円)、チョコレートとハリボーです。

 

以前サンドイッチは口に合わなかったのになぜ買ったのかと言われそうですが、よくよく見ると種類が違います。口に合わなかったのは味付けのせいかもしれないということで、違うのをチャレンジ。それに別にまずいというわけではないですからね。飲み物は値段に差がありますね。今まではVolvicのを買っていましたが、今回は既に買った水と同じブランドであるCarolinenも買ってみます。いずれも1Lですがこちらのほうがずいぶんと安いです。

 

カップ麵はスーパーブランド。先にも述べましたが、カップ麺は気に入ったのでまた買おうとカップ麺コーナーに行ったわけです。しかし以前買ったものの値段を見て、おや。やはり全体的に1.49ユーロや1.79ユーロといった感じ。それなのになぜかその前のは異様に安く0.79ユーロで手に入っています。レジ打ちミスと言いたいところですが、バーコードスキャンのはずなのでそれはありえない。となるとまとめ買いの割引や賞味期限とかで安売り?どうなんだろう。まあでも安い分にはいいか……ラッキーということで。というわけで今回は確実に安く買えるスーパーブランドにしたわけです。

 

そしてSALATと書いてあるやつ。これはかなり怪しい。どうみてもサラダではなくないか?これはアレだ、ポテトサラダとかをサラダですって言っちゃうやつだよ。自分の中ではけっこうチャレンジしたものです。そしてチョコレートは以前のと同じものです。味を甘いのに変えようかと思いましたがやっぱりほろ苦が無難だなと同じにしました。ちなみに今回はあえて少し奥にあったものを取り出しました。これでチョコレートが割れているかそうでないかを再チェックできます。そして優秀なハリボー。グミは小腹を満たすのに最適です。

 

なお今回のレジの店員さんはとても気さくな感じ。言い忘れてましたが、店員さんは大体それぞれの客の対応前に「ハロー」と挨拶してきます。自分も返します。会計後も少し挨拶があります。でもこれまでの店員さんは全員機械チックに挨拶してきた感じでしたが、今回の方は自分の方を見てにっこり笑ってました。いつもレジ前では少し緊張しますが、ちょっとほぐれました。レジ後もまたにっこりと「チアーズ!」と言われます。なおこれは他でも何度か聞いたなあと思うわけですが、おそらく"Tschüss"だと思います。意味は「バイバイ」というカジュアルな表現。なお自分は「チアーズ」と聞こえた気がしますが、uのウムラウトüの発音は「イ」と「ユ」の間くらいが近いそうです。なので「チューズ」の方が近いみたい。さらに補足ですが、あいさつの「ハロー」は英語とは別です。英語だと"Hello"ですが、ドイツでは"Hallo"となっています。もちろん英語から派生しているとは思うのですが、これには注意ですね。

 

さて、17:30くらいにはゲストハウスに戻ってきていたと思います。ここでいろいろ撮った写真を見返してブログ記事を書きます。ほどなくしてお腹が空いたので、少し早めに晩ご飯。早速先ほどのサンドイッチにチャレンジ。先ほどの写真では右側のやつを選びました。これは以前のよりもおいしく感じました。けれどもやっぱり何か違和感があって、うーんこれも次回はないかもしれない。でも全体的にはトルティーヤと同じような、タンドリーチキンに近い感じです。けどトルティーヤと異なる風味を出している原因がいまいち分かりません。パンのせいなのか?あるいは他の具か?どうでしょう。あとこのサンドイッチはかなり汁気が多い。普通にハム、チーズ、野菜を挟んでソースというタイプではなく、なんというかカレーを挟んだ感じです。もちろん味はカレーではないのですが、汁気のイメージは伝わりますかね。なのでけっこうパンがべちゃついていて食べづらいです。

 

まあとにかくこれで夕食は終了とします。しかし実際には少し早く食べたこともあり後で小腹が空くことになったので、お菓子も食べました。既に開けたチョコチップクッキーと、以前買ったプリングルスっぽいチップス、そして今回のハリボーです。プリングルスっぽいチップスは本当にプリングルスに近い感じです。オニオンサワー。ハリボーコーラサワー。表面にざらざらしたシュワッとパウダーがついているタイプ。これはうまい。以前スーパーでの写真を見せたようにハリボーは本当にたくさん種類があります。けど自分が見てこれは買いたいと思うのはけっこう限られていて、その中でも以前買ったコーラ味と今回のコーラサワー味は安全なやつです。機会があったらもう少し怪しいのにもチャレンジしてみてもいいかもしれません。

 

さてその後もブログ記事を書きつつ事務作業のメール返信など。これでだいぶ時間は過ぎていきます。そして思ったのが今日はなかなか騒がしい。もともとゲストハウスは普通に部屋がたくさんある感じですから、もちろんテレビを見れば音が聞こえるし、他者の生活音や会話も聞こえます。これまでにも騒がしいことはありましたが、やはり今日が金曜日だからか今日は一段と騒がしいです。結局静かになったのは1:00くらいです。まあでも自分も普段自宅では夜更かししていますし、明日の予定もないので自分も静かになるまで作業を続けることにしました。ここでこちらに来て初めて少し研究の計算を。しかしやはり研究は暇つぶしの最高のツールでして、結局研究はほとんど進まないうちに周りが静かになりました。ということで就寝。お疲れさまでした。

 

さてでは今回は2日分でおしまいとしましょう。本当はもっと圧縮するつもりだったんですが、やっぱりいろいろ思うことを書くとついつい長くなってしまいます。次回もまたよろしくお願いします。