解析学系のジャーナルの評価について

こんにちは。ひよこてんぷらです。

 

ブログ記事を書くのは久しぶりです。前回の更新から1年以上経っています。

 

今回は唐突ですが、解析学ジャンルにおけるジャーナルの評価についての分析をしてみようと思います。自分はもともとデータベース等をチェックするのは好きなので、この手のことはずっと前からやっていたことです。

 

ではなぜ急に?ということですが、それは我々の業績がどのようにして「評価」されているのか気になったので、これまでの所感も含めてまとめてみようと思ったからです。

 

現在私は研究機関に所属しています。所属機関において、まず機関から依頼があったことは「これまでの業績を研究機関専用のデータベースに登録してほしい」とのこと。自分はresearchmap等で自分の情報を細かく管理していたので、この登録作業自体にはそこまで苦労しませんでした。ただ気になったのは、このようなデータベースへの業績登録の依頼は、実際には文部科学省からの依頼であるということ、そして「運営費交付金の配分額に影響」するということです。つまり、自分が登録した研究業績は何らかの方法で「評価」されるということになります。

 

研究機関において、どれだけお金が使えるかは重要であることは言うまでもないです。ですので研究業績の評価も重要な位置づけにあります。またさらにこれとは別件で、研究機関としての評価が文科省から下されたという通達もありました。自分の知らない所で、様々な観点から研究機関が評価されています。

 

このような事情で、我々の業績がどのように評価されているのか気になりました。なお、上記の話題は研究機関としての評価が文科省から下されたということですが、これ以外にも評価される状況は多くあります。

 

例えば学振・科研費の申請です。これらの場合は研究業績のみならず他の要因もあるでしょうが、研究業績による評価は必ずされているでしょう。他にも研究教育機関に就職する際の審査もそうでしょう。多くの場合はまず履歴書と共に研究業績を提出します。ここでいう研究業績は、我々の業界の場合は「査読付論文」「研究発表」「外部資金獲得」などが対象かと思います。分野によっては「論説」「国際会議プロシーディングス」「アウトリーチ活動」等も業績に含まれると思います。とにかく、何らかの方法でこれらの研究業績を他者のそれと比較し、審査が行われているわけです。また別に、研究教育機関内における評価もあるかもしれません。つまり、研究業績を何らかの方法で数値化し、その結果に応じて所属研究員の昇給などがされるシステムです。文科省からの評価以外にも多くの場面で我々の研究業績が評価されます。

 

これらの業績評価において我々が気を付けなければならないのは、多くの場合は「客観的指標」に基づいて評価されるということです。例えば自分の属している研究グループは「数学」、さらに詳細には解析学のうち「偏微分方程式論」が該当します。このくらい細かいグループ分けがされていれば、その研究者の業績評価はある程度できます。実際に知り合っていればなおさらよいですし、そうでなくても研究業績を見ればなんとなく評価ができるでしょう。一方で単に「数学」というグループ分けだけだったらかなり難しいです。例えば代数学の研究者の研究業績を判断せよ、と言われても自分は業績を見ただけではまったく判断できません。

 

このような事情において、研究機関が文科省から評価されるとはどういう状況でしょうか?明らかに研究分野の内情を理解できているとは思えないので、やはり「客観的指標」に頼るしかないでしょう。研究教育機関への就職のケースはどうでしょうか。もし該当機関に類似分野の研究者がいればよいですが、そうでない場合はやはり同様かと思います。

 

いずれにせよ、このような客観的指標に頼るというのは仕方がない状況です。そもそも研究とは、ましてや我々のような数学が研究対象の場合は、営利目的とは縁遠いです。研究をするにはお金が必要な一方で、基礎研究単体でお金稼ぎはできませんから、どうしても公的資金に頼らなければ研究はできません。一応、我々のような基礎研究をしている身としては「すぐには役立たないけど10~20年後には少しずつ応用の研究を支え、最終的には新たな社会発展の為の基盤になります」という主張をするわけです。しかし仮にこの主張が正しかったとしても、実際に研究が役立って社会を支えるのは我々が現役世代でなくなる頃ですから、実質リターンがゼロの状況で出資してくれる善人はなかなかいないでしょう。なので公的資金が必要です。しかし公的資金で研究するということは、当然「ちゃんともらった資金で研究を頑張っています」と対外アピールしなければならない義務が発生します。そしてその評価ですが、これは内情を知る研究者からの評価では信用されず、文科省等の外部の者が評価することになります。そうすると、必然的に「研究分野に詳しくない人でも研究業績を客観的に評価する方法」が必要になるということです。

 

さて、研究業績の評価方法ですが、ここではジャーナルによる評価について考えます。単純に研究業績を評価するならば、まずは論文数でしょう。ただし、当然ながら研究分野によってどのくらいの論文数が標準的なのかバラバラです。月に1本以上執筆するペースなのか、数か月に1本ペースなのか、あるいは年単位で時間がかかるのか、などです。そして、論文数をただカウントして業績評価というわけにもいかないでしょう。その研究成果がどの程度「質の高い」ものなのかという評価も必要です。既存の研究結果を少し改良した程度なのか、あるいはかなり影響力のある成果なのか、という点です。

 

特に、研究の質の高さの判断ですが、これはどのジャーナルに掲載されているかということが基準に採用されやすいです。このジャーナルに載ったということはかなりいい研究成果なんだな、このジャーナルということは標準的な内容なのかな、という感じです。

 

上記で述べた論文数と掲載ジャーナルにおける判断は、一見すると客観的指標になっていますので、内情を知る研究者による業績評価と、外部の者による業績評価は一致しそうに思えます。しかしここで問題になるのが「ジャーナルの評価」です。先ほどの例で、自分は「偏微分方程式論」の研究グループに属しているので同じグループ内での業績評価はやりやすいと述べました。実際、もし業績評価をしろと言われれば、論文数とその掲載ジャーナルを見て判断することになると思います。そこで我々が頼りにするのはジャーナルの評価です。同じ研究グループであれば大体似たようなジャーナルに論文を投稿するでしょうから、ジャーナルの評価がなんとなく分かります。一方で例えば代数学の研究者の場合はどうでしょうか。自分は代数学ジャンルのジャーナルの評価はよく分かりません。なのでどうするかというと、そのジャーナルの評価は「外部の指標」に頼ることになります。

 

このような問題は様々なところで起こっているはずです。先の例ですと、文科省の評価、研究教育機関における就職の際の審査、そして機関内部の昇給等に係る審査などです。類似分野の研究者がいれば業界内でのジャーナルの評価によって研究業績が分かりますが、そうでない場合はジャーナルを外部の指標から評価するでしょう。

 

そこで、今回の記事の主題は、我々の分野におけるジャーナルの評価は、我々が思っている評価と外部の指標による評価とでどの程度の乖離があるのか?ということです。まあ実際に文科省や研究教育機関等ではジャーナルの評価で研究業績が判断されているのかは分からないわけですが、少なくとも研究分野の内情に詳しくない者が外部の指標に頼るとなると自然にこうなるとは思います。なので自分としてはこのあたりの違いに興味があります。

 

次に、外部の指標としてどんなものが知られているのか?ということを見てみます。まずはClarivate社のデータベースであるJournal Citation Reportsです。あまり研究に縁がない人でも「インパクトファクター」という言葉を知っている人は多いでしょう。このインパクトファクターはClarivate社のJournal Citation Reportsで用いられる指標です。なおClarivate社ではWeb of Scienceという研究者データベースも扱っており、これも有名です。ちなみにJournal Citation Reportsですが、ぶっちゃけ少し使いづらいです。まず誰でも閲覧できるわけではなく、製品契約者しか使えない仕様です。研究教育機関で製品契約していれば、その機関の関係者は使えます。さらに文句が続きますが、ジャーナルが検索しづらい。検索の際にはジャーナル名を入れるわけですが、完全一致じゃないと検索候補に出てきません。例えば略称を入れても出てこず、"of"とか"the"みたいなのが間に挟まれているジャーナルでは、その間に挟まれている文字を省略するとヒットしません。しかもアクセント系は無くなっており、逆に正確にアクセントを入れて検索するとヒットしないという仕様です。本部所在地がアメリカということもあり、ここらへんの傲慢さが透けて見えます。

 

では次の外部指標としてElsevier社のScopusを紹介します。Elsevier社はSpringer社と並ぶ有名な超大手出版社であり、自然科学ジャンルの多くのジャーナルは2つの出版社のいずれかから出版されているという印象を受けます。そのうちのElsevier社が提供しているデータベースがScopusです。こちらはログインせずとも使えるようです。

 

最後にScimagoを紹介します。Scimagoの運営母体は研究グループであり、スペインの科学研究委員会およびグラナダ大学、エストレマドゥーラ大学、マドリード・カルロスIII世大学、アルカラ大学によって編成されているようです。データベースそのものの情報はScopusから引っ張ってきているようですが、そのデータの解析手法が独自のもののようです。これもログインなしで使えますが、そもそもログインして使うという概念がないため定期的に広告が出ます。しかし全画面広告が少し出てくるだけで、少なくとも現状では広告が動いたり動画を見せられたりすることはなく(日本のWebサイトのように)不快には思いません。ただ逆にスマホで見ると「アドブロックを解除してね!!」とデカデカと表示されて使い物になりません。ちなみに"Scimago"ってどう発音するのが正しいのかということですが、どうも「エスシーマーゴ」が正しいっぽい(?)です。

www.howtopronounce.com

 

ということで、今回はこの3つのデータベースから得られる客観的指標について見ていきたいと思います。なお、初めに自分の意見を述べておきますと、この3つのデータベースのうち自分のイメージする評価と最も近いのはScimagoです。なぜそう思うかということについては、実際の比較で分かってくると思います。

 

比較の前に、それぞれのデータベースでどのような指標を用いているか確認しましょう。まずはJournal Citation Reportsです。これは初めに紹介したインパクトファクターが使われています。

 

一応正確な定義を述べておきますと、インパクトファクター(JIF)とは、そのジャーナルに掲載されている論文の被引用数の平均値です。現在のケースでは、2024年はまだ終了していないので、前年の2023年で計算します。さらに、2023年で使うのは被引用数だけであって、対象の論文はさらにその前の2021~22年です。まず対象のジャーナルが2021~22年で何編の論文を出版したか数えます。次に、その対象論文において、2023年での被引用数を全て数えます。最後にその比率を計算することで、2023年度でのJIFが計算できるわけです。ややこしいですが、最新のJIFは前年度のデータから計算され、直前の年度は被引用数のみのカウントであって対象文献はさらにその1~2年前になります。おそらくこれは、対象文献を2022~2023年にするとそもそも2023年の文献が引用されにくいことを考慮したものだと思います。実際、出版された後に引用がされるわけですが、その引用した論文が再び他の雑誌に掲載されてからのカウントですからね。なので1~2年分のブランクがないと被引用数が正確に分かりづらいのでしょう。

 

しかし、JIFの定義を述べたのはいいですが、ここでは別のJournal Citation Indicator (JCI)というものを使って評価しようと思います。これは比較的最近になって導入された指標です。まず、JIFの定義から分かることは何か?それは、JIFでは単に「論文1編当たり何回引用されたか」を表すだけということです。もしJIFでジャーナルのランク付けをしたらどうなるか?これの問題は、分野横断的なジャーナルの評価が怪しくなることです。まず、「数学」という研究ジャンルは、他の研究ジャンルに比べると論文の被引用数は低いです。とはいえ、これも単に「数学」という括りで考えず、もっと細かくすると話が変わってきます。例えば「偏微分方程式論」は「数学」の中では被引用数は多くなると思います。やはり偏微分方程式論は物理学等の分野とは切っても切り離せない関係ですし、純粋数学のアプローチで解析することもあれば、数値解析等のシミュレーションによる研究もあるでしょう。単なる純粋数学に比べればシミュレーションや数理モデル系統の研究は被引用数は増えますので、その意味では「偏微分方程式論」は「数学」の中では被引用数が高くなりがちです。より被引用数が高い研究分野というと医学系かなと思います。このあたりは自分もそこまで詳しくないですが、とにかく研究分野によって被引用数の違いがあるということは確かでしょう。

 

そうしますと、JIFでジャーナルのランク付けをした場合は、例えば純粋数学のなかでも代数学系はかなり不利な立場になるでしょう。上の理由により、応用数学の分野も含めるような偏微分方程式系のジャーナルは高く評価されるということになります。その中でも、純粋な数学理論のみを扱うのか、あるいは数値解析等で方程式の解の挙動を予想するという方向性も含まれるのか、もっと言えば理論物理・化学の視点から新たなモデルを提唱するという研究も含まれるのか、という観点で評価が変わってきます。

 

このような問題を解決しようと導入されたのがJCIです。JCIは、JIFと同様に被引用数で評価すること自体は同じですが、そこからジャーナルの分野カテゴリー等をより詳細に選別し、分野の違いによる被引用の影響をうまく正規化します。また、過去2年間ではなく3年間分で計算するという違いもあります。最終的には平均が1となるようなスコアとして算出し、このJCIを使ってジャーナルの評価を行おうというものです。JIFに比べると算出方法がブラックボックスであり、分かりづらくはありますが、何とかして分野の違いにおける格差を解消しようという動機付けが分かります。

 

次に、ジャーナルのランク付けにおけるパーセンタイルについて理解しましょう。パーセンタイルとは統計に表れる用語です。データの並び順が定義によって異なるかもしれませんが、ここでのパーセンタイルは次のように考えます。データを大きい順に並べ、下から数えていきます。このとき対象となるデータが最小値から見て何%の位置付けにあるかがパーセンタイルです。最大値は100パーセンタイルということになり、中央値は50パーセンタイルです。高校数学で扱った四分位数というものを思い出すと、第一四分位数は25パーセンタイル、第三四分位数は75パーセンタイルです。並べ方によってこのあたりは定義が変わりますが、ここでは上記のようにに考えましょう。

 

さて、Q1-4ジャーナル、Top10%ジャーナルについて述べておきます。Q1-4ジャーナルとは、上のパーセンタイルによって決まるジャーナルの評価です。「Q1ジャーナル」とはランク付けにおいて75パーセンタイル以上の位置付けにある、つまり「質の高い」ジャーナルということです。「Q2ジャーナル」は50~75パーセンタイル、「Q3ジャーナル」は25~50パーセンタイル、「Q4ジャーナル」は0~25パーセンタイルです。Top10%ジャーナルは上から数えて10%、つまり90パーセンタイルということです。なのでTop10%ジャーナルはQ1ジャーナルよりも厳しい基準になります。「Top10%ジャーナル」という言葉自体はデータベースには出てきませんが、用語を検索するとちらほら出てきます。なお、文科省における研究力調査ではこれと似た「Top10%論文」という指標がよく出てきています。ただこれはジャーナルではなく個人の論文に関するものなので、この記事では言及しないことにします。そしてもちろん注意ですが、このQ1-4ジャーナルやTop10%ジャーナルという評価は、どの指標によるものかで変わってくるわけです。つまりこのデータベースではこのジャーナルはQ1だけど、別のデータベースではQ2ということが実際に起こりえます。このような評価の違いこそ、この記事で調査したい内容です。

 

さて、指標としてJIFとJCIを紹介しましたが、これはJournal Citation Reportsで扱われる指標です。一方でScopusではCiteScoreが使われます。CiteScoreはJIFと似た指標であり、特に分野間での正規化はありません。年数はJCIと同様3年間であり、JIFに比べ1年長いです。JIF, JCIとの大きな違いは、CiteScoreではScopusに収録されている全ての文献の被引用数が含まれる点です。JIFは基本論文における被引用数ですが、CiteScoreはそれに限りません。なお、JCIでは分野間の格差を減らすように正規化していますが、ScopusのCiteScoreも正規化はせずともある程度の分野ごとでランク付けはするので、若干の補正はされた評価になります。

 

最後にScimagoですが、ここではSCImago Journal Rank (SJR)という指標を使います。さすが同じデータを使えども解析手法には凝っているだけあって、この指標は非常に複雑です。SJRも3年分の論文における被引用数の平均値なのですが、単なる平均値ではなく、加重平均で計算されています。その「加重」ですが、要するに「質の高い」ジャーナルから引用されると通常の被引用に比べて高く評価されるという仕組みです。どのようにして「質の高い」ジャーナルを選別しているかというと、どうやらGoogleの検索機能においてWebページの表示順を決めるアルゴリズムであるGoogle PageRankを応用しているらしいです。もちろんJCIも何らかの方法で正規化を行っていますが、見た感じだとSJRのランク付けの方がずいぶんと複雑なシステムを使っているように思えます。やはり研究機関が提供する評価システムはすごいですね。無料で広告付きにして誰でもアクセスできるようにしていることからも分かりますが、知名度に胡坐をかくことなく公平なデータベースを提供するという意思を感じます。逆にいうと、例えばこの記事この記事など、JCIやCiteScoreはいろいろと評価指標として疑問視されているという声も聞きます。

 

特にCiteScoreの問題として、自社の出版物の評価を上げやすくしているのではないかという指摘があります。確かにElsevier社はジャーナル刊行もしていますから、出版社が評価まで一緒にやるのは少しアレなわけですよね。まあしかし、これらの問題は眉唾物です。実際に指標としてどれが優れているかということは、これから比較してみると自ずと分かってきます。

 

前置きがずいぶん長くなりましたが、いよいよジャーナルの比較をしてみようと思います。なお、以降の評価は記事執筆時点での評価ということに注意してください。初めに述べたように、自分の感覚としてはScimagoのランク付けが一番近いと思います。なぜそう思うのかということとして、まずは次の3つのジャーナルの位置付けを見てみましょう。

  • Archive for Rational Mechanics and Analysis
  • Communications in Partial Differential Equations
  • Annales de l'Institut Henri Poincaré C Analyse non linéaire

上記3つのジャーナルは、偏微分方程式論を研究していれば必ず「非常に質の高い」ジャーナルであると答えるでしょう。ではSJRにおける評価ですが、SJRの数値としては、ARMAが3.7, CPDEが2.4, AIHPCが2.6で、これら3つはどれもQ1ジャーナルです。本来はSJRでもパーセンタイルによる位置付けを調べたいのですが、そこまで詳細に分からなかったのでこのような形としています。なお、過去5年以上にわたってQ1であり、非常に安定して高く評価されています。

 

一方でCiteScoreですが、ARMAが5.1, CPDEが3.6, AIHPCが4.1です。CiteScoreではパーセンタイルが見れます。ARMAは95パーセンタイル、CPDEは85パーセンタイル、AIHPCが91パーセンタイルです。つまり、CiteScore指標ではCPDEはTop10%ジャーナルではない、という評価になっています。少なくとも偏微分方程式論の分野ではトップレベルのジャーナルなので、これがTop10%から外れるのは冷遇されているという印象を受けます。さらに、JCIでの評価ですが、ARMAが1.0, CPDEが1.3, AIHPCが1.1となっており、パーセンタイルはARMAが78, CPDEが90, AIHPCが78です。なんとJCIではARMAとAIHPCは80パーセンタイルを下回っています。そもそもJCIは1が平均値ということを述べましたが、ARMAは平均値という評価です。流石にこれはひどい扱いでしょう。しかも、辛うじて今はどれもQ1ジャーナル評価ですが、どうも過去5年間までさかのぼるとARMAとCPDEはQ2に位置付けられている年もあります。

 

せっかく頑張っていいジャーナルに掲載されたのに、それが外部の者からこういう指標で評価されて「大した成果ではない」という風に扱われたら嫌ですよね。とにかくこの3つのジャーナルの比較だけでも、我々の感覚と外部の指標では乖離があるということが分かります。

 

次は以下の3つのジャーナルを見てみましょう。

  • Mathematische Annalen
  • Journal of Functional Analysis
  • Communications in Mathematical Physics

MathAnnは解析学ジャンルに限らない総合誌です。通常、我々の認識では解析学に特化した専門誌よりも全ての数学ジャンルで審査される総合誌の方が難しいという風に考えられています。JFA関数解析特化ですが、これも質の高いジャーナルです。CMPは数理物理ではトップレベルのジャーナルです。やはりSJRではMathAnn (1.9, Q1), JFA (2.1, Q1), CMP (1.6, Q1)とどれも安定してQ1ジャーナルの位置付けにいます。

 

一方でCiteScoreではMathAnn (2.9, 83), JFA (3.2, 77), CMP (4.7, 87)という評価であり、どれもTop10%ジャーナルには属していません。特にJFAは77パーセンタイルと運が悪いとQ2に属してしまうほど。SJRではJFAは過去もずっとQ1なので安定感がありますが、この評価では少し不安定です。JCIはMathAnn (1.1, 86), JFA (1.5, 93), CMP (0.9, 79)です。今度はJFAが高く評価されTop10%ジャーナル入りの一方、CMPはJCIの平均値1を下回るという不遇な扱いです。ただ、実際問題として数理物理系統のジャーナルの評価はかなり不遇な扱いを受けているという印象があります。他のジャンルに比べて該当するジャーナルが少なく、少し評価が低いと大きくランクが下がる、あるいは質の高いジャーナルだけども母数が少ないから高く評価されにくいなどの問題があります。これはSJRも同様で、少し数理物理は不利です。

 

なぜこのように評価が大きく異なるのかの原因ですが、これはそれぞれのジャーナルがどの分野に属しているかで評価が変わってしまうからです。前に少し述べましたが、例えば偏微分方程式論の中でも数値解析や数理モデル等の応用を含むか否かで変わってくるということです。イメージとしては、ボクシングの体重での階級分けにおいて、ミドル級の選手がなぜかヘビー級で試合をしている、みたいな感じですね。同じ指標でも、どの分野としてランク付けされるかによって全く評価が変わってしまうわけです。例えばScopusでは、我々の分野で該当する数学ジャンルでは"Analysis", "Applied Mathematics", "General Mathematics", "Mathematical Physics", "Mathematics (miscellaneous)"などがあります。応用数学は被引用数が多くなりやすいので、例えば実際はかなり純粋数学を扱っているにも関わらず、そのジャーナルが"Applied Mathematics"という分野に属していると、とたんに評価上は不利になってしまう、ということです。

 

続いて次のジャーナルを見てみましょう。

  • Nonlinear Analysis
  • Nonlinear Analysis: Real World Applications
  • Nonlinearity

名称がどれも似ていますが、違うジャーナルです。なお上の2つは同じElsevier社から出版されています。NonlinearAnalは1976年、およそ50年前ほどに刊行開始された歴史あるジャーナルです。一方でRealWorldApplは2000年からということで、歴史にかなり差があります。同じ出版社ではありますが、NonlinearAnalの方が高く評価されていると思います。NonlinearityはIOP Publishing社のジャーナルであり、これは88年刊行開始です。SJRではNonlinearAnal (1.3, Q1), RealWorldAppl (1.2, Q1), Nonlinearity (1.4, Q1)となっており、どれも安定してQ1の位置付けです。SJR指標ではどれも同じようなレベルという認識になっています。

 

一方でCiteScoreですが、NonlinearAnal (3.3, 81), RealWorldAppl (3.8, 88), Nonlinearity (3.0, 66)となっておりだいぶ印象が違います。RealWorldApplはもう少しでTop10%ジャーナル入りの高評価の一方、NonlinearityはQ2という評価です。これもNonlinearAnalとのCiteScoreを比較すれば分かるように、単に数値自体は近いのですが、Nonlinearityは数理物理ジャンルで評価されてしまっているため、かなり不遇な評価を受けています。同じくJCIでもNonlinearAnal (1.1, 84), RealWorldAppl (1.1, 80), Nonlinearity (0.8, 73)とNonlinearityだけいじめられています。個人的にはRealWorldApplよりも高いジャーナルだと思います。

 

他にも不遇な扱いを受けているジャーナルは

  • Nonlinear Differential Equations and Applications NoDEA
  • Journal of Mathematical Fluid Mechanics
  • Journal of Fourier Analysis and Applications

です。SJRではNoDEA (1.0, Q1), JMFM (1.0, Q1), JFAA (0.9, Q1)となっています。これがCiteScoreになるとNoDEA (1.7, 47), JMFM (2.0, 50), JFAA (2.1, 73)となり、JCIではNoDEA (0.6, 43), JMFM (0.5, 31), JFAA (0.6, 49)という評価です。パーセンタイルが50を切るということは、半分よりも下のレベルということです。SJRではどれもQ1なので75パーセンタイル以上を保証しているにも関わらず、かなりの冷遇措置です。まあQ2くらいの評価になるのは仕方ないかもしれませんが、流石にQ3に位置付けられるのは納得がいかないですよね。それほど評判の悪いジャーナルではないはずです。ちなみに参考までにJournal of Mathematical Analysis and ApplicationsはCiteScore: 2.5, 69; JCI: 0.9, 79で、Journal of Evolution EquationsはCiteScore: 2.3, 73; JCI: 0.8, 74です。このあたりはジャーナル評価としては近いと個人的には思いますが、上記の3つのジャーナルはかなり扱いが悪いです。

 

さて、ここまででは実際の評価に比べて冷遇されているジャーナルを中心に見ていきました。もちろん、逆に我々の評価に比べると過剰評価なのでは?というジャーナルもありますので、それについても見てみます。

 

まずはこのあたりを見てみましょう。

  • Advances in Nonlinear Analysis
  • Journal of Differential Equations
  • Applied Mathematics Letters

ANONAは2012年刊行と比較的新しいジャーナルです。論文は完全オープンアクセスという特徴があります。最近刊行開始されたジャーナルではこのような完全オープンアクセスのスタイルを取っているところも少なくないような気がします。JDEは1965年刊行開始とかなり歴史が長いジャーナルです。ApplMathLettは我々の研究分野では比較的マイナーな気がします。タイトルの通り応用数学がメインのジャーナルでしょう。

 

まずSJRでの評価ですが、ANONA (1.9, Q1), JDE (2.0, Q1), ApplMathLett (1.1, Q1)という感じです。ANONAとJDEはSJRでも高く評価されています。ApplMathLettは少しスコアは低くなりますが、それでもQ1として評価されています。しかし問題なのは他のデータベースで、CiteScoreはANONA (6.0, 97), JDE (4.4, 93), ApplMathLett (7.7, 94)です。どれもTop10%ジャーナル入りです。これらのジャーナルは決して質が低いことはなく、いいジャーナルであることは確かであるとは思います。しかし例えば上の比較ではCPDE, MathAnn, JFA, CMPなどはTop10%ジャーナルとは判断されていなかったことを踏まえると、これはやや過剰評価でしょう。また、JCIもなかなか過剰で、ANONA (3.4, 100), JDE (2.2, 98), ApplMathLett (2.1, 97)です。ANONAはついに100パーセンタイル。正確には99.55パーセンタイルですが、ほぼ100パーセンタイルです。さすがに高く評価されすぎです。ちなみにSJRでもANONAは以前は過剰評価だったのですが、現在はかなり落ち着いてきています。

 

続いて

  • Analysis and Applications
  • Mathematical Methods in the Applied Sciences
  • AIMS Mathematics

を見てみます。AnalApplは解析系の名称でありながら、そこまで知名度はないと思います。MMASはまあそれなりに知名度があります。AIMSMathは最近の総合誌なので、それほど知っている人は多くないでしょう。SJRでの評価はAnalAppl (1.0, Q1), MMAS (0.6, Q2), AIMSMath (0.5, Q2)です。これまでのジャーナルはSJRでの評価は全てQ1でしたが、ここではQ2の評価が出てきています。AnalApplも過去5年までさかのぼると、ずっとQ1ではなく少し不安定なようです。

 

ではCiteScoreですが、AnalAppl (3.9, 89), MMAS (4.9, 93), AIMSMath (3.4, 87)です。MMASはSJRだとQ2評価でしたが、なんとここではTop10%ジャーナルです。他もかなり高く評価されています。またJCIではAnalAppl (1.6, 94), MMAS (1.4, 88), AIMSMath (1.7, 95)です。今度は残りのAnalApplとAIMSMathがTop10%ジャーナルです。これは流石に過剰評価ですね。

 

ちなみにMMASとよく似た名称のMathematical Models and Methods in Applied Sciencesというジャーナルもありますが、これはかなり質の高いジャーナルです。SJRでもCiteScoreでもJCIでも高く評価されています。こっちは自分の肌感覚と合っていますね。

 

最後に、少し面白いケースも見ましょう。

  • Discrete and Continuous Dynamical Systems
  • Discrete and Continuous Dynamical Systems - Series S
  • Discrete and Continuous Dynamical Systems - Series B

これらのジャーナルは全てAIMSが刊行しています。どれも同じといいたいところですが、ジャーナルの評価はかなり違います。自分の印象としては、通常のDCDSが一番良いジャーナルという感じです。実際にSJRでの評価はこの感覚を体現しており、DCDS (1.1, Q1), DCDSS (0.5, Q2), DCDSB (0.7, Q2)となっています。通常のDCDSはQ1ですが、他はQ2という評価です。一方でCiteScoreだとDCDS (2.5, 78),  DCDSS (3.7, 98), DCDSB (2.8, 88)となり、逆の評価になります。特にDCDSSは98パーセンタイルでTop10%ジャーナル入りです。またJCIはDCDS (0.8, 73), DCDSS (0.9, 71), DCDSB (0.7, 54)となっています。CiteScoreほど過剰ではないですが、やはり自分の感覚とは少し違うなと思います。

 

これ以外にも色々と違いを見てみると面白いのですが、文章がだいぶ増えてきてしまったので比較はこのあたりにしようと思います。興味があれば皆さんも検索して調べてみてください。

 

最後にですが、冒頭で述べたように、もともと自分はかなり前からジャーナルのデータベースの比較をしていました。なのでこのような評価の乖離は前から知っていたことです。別に自分はこのように実際の研究者間での評価と客観的指標が異なっていたとしても、これまで通り研究者間での評価軸をベースにジャーナルを選ぶつもりです。とはいえ、研究機関に所属して自分の研究業績を反映させる際に、運営費交付金の分配や自分の昇給に関わるとなると、少しその点も気にはなります。

 

実際に論文をジャーナルに投稿する際に候補に迷うことは少なくないと思います。例えば最初は少し高望みして質の高いジャーナルに挑戦したけどダメだった、というときに「次はどこにするか」という選択肢としてこのような視点はあってもいいのかもしれません。あるいは、「本当はこのジャーナルがいいけど現在別の論文を投稿中で重複投稿しづらい」とか「論文投稿数が増えてきたから投稿先のジャーナルの選択肢を広げたい」といった場合でも、このような視点からジャーナルを選んでもよいのかもしれません。投稿するジャーナルは種々の観点からの評価に備えて幅広く選んだ方がよい、ということですかね。それでは今回はこのあたりにしたいと思います。

ドイツへ修行に行ってきますPart14

こんにちは。ひよこてんぷらです。まもなく帰国です。

 

今日は4日分を書きました。

 

~ 2023年3月9日(木) ~

 

おはようございます。今日は少し早めの起床。というのは、今日は午前中にオンラインミーティングの予定があるからです。

 

ということで今日は洗濯はせず、朝ご飯も共同冷蔵庫にあるトルティーヤで簡単に済ませます。早速大学へ向かいましょう。なお今日の天気は曇り。まだ雪は残っていますがだいぶ解けてきたようです。

 

そして大学のゲストオフィスに着いたらミーティングの準備をして待機。ちょっと研究などをして時間をつぶします。時間になったらミーティング開始。

 

さて、ミーティングを開始したのはいいですが、すぐに外から異音が。異音というよりもサイレンですね。空襲警報の様な「ウーー↑ーー↓ーー」という音が聞こえてきました。しかしミーティング中だし、どうしようかなあ。その後すぐに自分の携帯からもデカい警報が鳴ります。この時の音は日本では聞いたことのない音でした。緊急地震速報の音でもないし、大雨警報の音でもない。ただデカくて不安を煽るような音でした。

なんかヤバそう

流石に携帯にまで「緊急警報」とまで表示されたわけですから、どうも異常事態のような。当然ドイツ語は全く読めませんから内容は理解できず、このビックリマークがただただ不穏な空気を醸し出しています。まず思ったのはミサイル系の警報ですね。もしかして近くの大きな国から何か布告でもされたのか?しかし特に爆撃音や地震などの直接的な異常は無かったので、そこまでパニックになったというわけではありませんでした。

 

とはいえ平然とミーティングを続けるわけにもいかず(もちろん相手にもこの警報音は聴こえていました)、相手に「少し待ってもらってもいい?」と言い、近くに誰かいないかゲストオフィスを出ました。しかしどうも今は誰も周りにいない様子。相手を長く待たせるわけにもいかないし、しょうがないので戻ってきてまたミーティングを再開しました。今は大学にいるので、もし本当に危険な状態ならもっと外が騒がしくなるはずです。

 

でもやっぱり何の事態だったのか悶々としていたせいで、その後の会話にはあまり集中できず。再び空襲警報のような音が聴こえてきたので、相手が気を遣ってまた時間を取ってくれました。近くに聞ける人はいないので、とりあえず携帯に表示されたURLをタップします。先ほど「そこまでパニックになったというわけではありませんでした」とは書いたものの、URLをタップしたのがこのタイミングだったので、内心はかなり焦っていたのかもしれません。そして表示された画面がこちら。

読めないけど緊急事態っぽい?

当然ながら何が書いてあるかは全く分かりません。また、このWebページ上部には地図が埋め込まれており、該当する警告が発令されている地域が確認できるようになっています。

この三角マークは何だろう

なおこのブログを書いている現在は、既に該当する警告のWebページは消えています。なので写真の地図情報は当初の緊急警報の際のものとは異なります。まあとにかく何が言いたいかというと、当初のWebページでの地図にはこの三角マークがびっしりと表記されていました。そこで思ったのは、この三角マークは山を意味しているのかなと。なのでもしかしたらどこかの山が噴火でもしたのかと思いました。しかし、もし噴火していたらやっぱりもっと外が大騒ぎするはずだよなあ。

 

そこでWebページ機能の翻訳を使ってとりあえず日本語に翻訳。この日本語に翻訳するという行為もすぐに思いつかなかったので、やっぱり焦っていたんでしょうね。ミーティングの相手からも「とりあえず落ち着いて」と言われていたし……そして翻訳結果がこちらです。

そういうことですか

結果としては、単に警報をテストしていただけで、全く何の異常もなかったということでした。これでようやく一安心。やっとミーティングに戻ることができます。正直、単に外から警報が聴こえただけだったらそこまで不安にはなっていなかったかもしれませんが、携帯に緊急警報が表示されたのが一番ビビりました。音はデカいし、字は読めないし……単なるテストにしては怖すぎるよ。というか事前に教えてくれてもよかったのにね!テスト時にクソでか警報音とともに「異常はありません!」って表示されるのはどうなのよ。ただただ寿命を縮めただけでした。

 

それから最後に付け加えておくと、自分は渡航前から外務省の配信サービスである「たびレジ」に登録しています。

www.ezairyu.mofa.go.jp

これに登録しておけば自分の渡航期間中、渡航先の地域で何か事件等の問題があればその情報をメールで配信してくれます。もちろん日本語。実際ハノーファーからパーダーボルンに帰る際には電車が止まったわけですが、その際に外務省からのお知らせの一部を紹介しました。その情報はこの「たびレジ」に登録することで受け取っています。

 

そういうわけで度々何らかの事件があった際は「たびレジ」からメールが来るわけですが、今回は緊急警報だけでした。その意味でも、今回の緊急警報は普段よりも緊張感が走りました。つまり外務省を通じてメールを発信するよりも前に来る警報なわけだから、相当な異常事態なのでは?ということです。

 

さて、話を戻しましょう。結局警報はテストだったことが分かり、その後は安心してミーティングができました。ミーティングは1時間程度で終了し、その後は再び研究です。

 

ほどなくしてお昼ご飯の時間です。今日のお昼ご飯はカップ麺。なおこのカップ麺は日本から持って来たやつです。4つ持ってきていましたが、これが最後です。なおこのカップ麺もお湯を入れた後にかき混ぜてから放置するタイプ。日本のでもこういうやつあるんだなあ。ドイツのカップ麺を買って、お湯入れてから混ぜるやつは珍しいなと思っていましたが、単に自分があまりカップ麺に詳しくなかっただけでしたね。

 

それからこのカップ麺に食パンを合わせるわけですが、やっぱり日本のとドイツのでは味の濃さが全然違う。なので食パンは1枚しか食べられませんでした。ドイツのはもっと濃いからどんどん食パンを消費せざるを得ないのですが……

 

なのでお昼ご飯としては少し物足りなかったので、そのまま昨日買ったマドレーヌにも挑戦してみましょう。なおマドレーヌは普通に美味しいです。ちょっと食べた感じアルコールっぽい風味がしたのですが、原材料を翻訳する限りアルコールは入って無さそう。まあ美味しいからいいですか。それからお菓子もいろいろ食べちゃいます。

 

その後は研究を再開。夕方くらいになってスーパーへ向かいます。今日も空のペットボトルを返却して金券をゲットし、買い物をしましょう。昨日はお試しで5本のペットボトルを持っていきましたが、まだまだたくさんあるので今日はもっとたくさん持っていきます。結局いくら分になったかというと、3.5ユーロ分です。つまり14本!たくさん持っていきました。

3.5ユーロ分使えるぞ

3.5ユーロということはこの紙切れで490円分の価値があるということですか……いやあただ多めに払っていた保証金が返ってきただけなのに、なんかお得な気分ですね。というわけでこれを使って買い物をしました。

25回目の戦利品

なんと今日はスーパーブランドのチョコパンがありました!迷わず購入。しかし既に諦めてマドレーヌも買ってしまったので、帰国前に食料がいっぱい増えてしまいましたね。また食パンとバゲットサンド、サラダも購入。そして"milka"です。今回は3種類。以前と同じオレオクッキー入りのと、ホワイトチョコのタイプを2つ。そして最後の"Daim"というやつです。この"Daim"ですが、どうも見た感じは何らかの固有名詞っぽいですよね。オレオと同じような何かのブランドでしょうか。調べてみるとやっぱりそういうブランドのチョコレートのようです。なおこれらの"milka"は全て"Werbung"になっていて、値下げされているかは分かりませんでしたが、1つ0.79ユーロ(=110.6円)で買えました。以前初めて購入した時は0.9ユーロだったので、値下げされていますね。

 

さてその後は研究を続けてからゲストハウスへ帰ります。今日は朝ご飯をトルティーヤで済ませたので、代わりに晩ご飯を食パンバーガーにしましょう。もうバンズは使い切ったので柔らか食パンへ戻します。やっぱりこっちの方が美味しいなあ。そしてこれでハムが終了。なお昨日のうちに新しいハムを仕入れていますので、明日からは新しいハムを挟みましょう。

 

そしてさらにお湯入れ味噌汁も飲みます。最近になって味噌汁の消費頻度が高くなっていますが、これはまもなく帰国だからですね。今のうちに消費してしまおうということです。本当はもっとバランス良く消費すべきかと思いますが、まあ味噌汁はドイツでは買えませんからね。貴重だとありがたがっていてばかりで消費をためらってしまっていました。RPGで言うところの、回復アイテムがもったいなくてついつい取っておいてしまうアレですね。

 

そしたら再び研究をガリガリ進めます。シャワーを浴びて、夜食のチョコパン。やっぱこのスーパーブランドのチョコパンうまいなあ。それではそろそろ寝ましょう。おやすみなさい。

 

~ 2023年3月10日(金) ~

 

おはようございます。今日は少し暑いような……?なお最高気温は11度です。やっぱりちょっと暖かいですね。

 

そして携帯を確認すると、外務省からのお知らせが。

怖いなあ

怖すぎるなあ。銃撃事件ですよ。まあ別に場所は近くではないですが、こんなのが日常的に起こるのは怖いですよね。

 

まあとりあえず今日は洗濯をしましょうか。そして朝ご飯です。今日も食パンバーガー。なお帰国まで日数が少ないので、パン、ハム、チーズ等の残量を確認。ちょうどよく消費しきれそうです。しかしバターが……しょうがないので今日からはバターもりもりでいきましょう。塗るというよりも切って乗せる感じです。がっつりバターサンドですね。

 

そして洗濯終了まで研究。終了したら回収して部屋干しです。また、そろそろゲストハウスにある朝用の水を大学のと交換しましょう。

 

大学へ向かう間ですが、雪はほぼ完全に解けましたね。帰国時の飛行機は大丈夫かなと少し心配でしたが、これなら大丈夫そうです。また今日はちょっと天気が不安定。曇りだったり小雨だったり晴れだったり……大学のゲストオフィスに着いた後も少し晴れの時間があったので、やっぱり日が差してきて困りました。以前「大学のゲストオフィスにはカーテンやブラインドが無くて困る」ということを書きましたね。

 

しかしその後、実はこのゲストオフィスにもブラインドがあるということが分かりました!こんな感じでブラインドを下げることができます。

これで眩しくないぞ

これで日の光を遮ることができます。ちゃんとパソコンの作業もできる!なおどうすればよかったのかというと、写真の窓の左側にある棒をくるくると回せばOK。そうすると窓の外側についているブラインドが下がってくるという仕組みです。自分はカーテンやブラインドは部屋の内側にあるというイメージしかなかったので、まさか外側に設置されているとは思いもしませんでした。なおこの後また曇りになってブラインドを上げるわけですが、下げるのに比べて上げるのは結構腕が疲れます……なのでまあブラインドを使うことはもうないかも。

 

まあとにかく研究をしましょうか。その後はお昼になって、カップ麺と食パンです。カップ麺はじゃがいも系と同じカップのやつ。味はカルボナーラ風でしょうか?とにかくうまいです。これもなかなか気に入りました。カップには"in cremiger Schinken-Sauce"と書いてあります。クリームハムソースだそうです。そういえば以前ベーコンチーズクロワッサンを買った際に"Schinken"がハムを意味することを書きましたね。

 

再び研究を続け、夕方になったらスーパーへ。今日でとりあえず現在空になっているペットボトルは全て持ち出します。もちろんまだ飲んでいる途中のペットボトルはありますので、それは月曜日に返却することにしましょう。

 

なお今日は天気が不安定だったということで、スーパーへ向かう時間は雨でした。珍しく今回はそこそこしっかり雨が降っています。なので今日は傘を持っている人が多かったです。一応ドイツ人もみんな傘は持っているんですね。それでも傘を差していない人もいました。自転車なんかに乗っている人は合羽を着ていましたね。

 

さて、ペットボトルの返却ですが、今日はKauflandで買っていないペットボトルも持ってきています。行きのミュンヘンからパーダーボルンまでの移動中に飛行機でもらった水、そしてハノーファーでの研究集会中にホテルでもらった水です。これらのペットボトルをここで返却したらどうなるのか試しに入れてみました。するとこんな表示が。

なんか怒られた

写真のように、入れてもペットボトルはそのままで吸い込まれていきません。画面にも何やら「違うぞ」的な表示が。後で翻訳してみると、これは「ボトルを取り外してください、ボトルは範囲外です」とのことです。それぞれ

"Flasche"→「ボトル」
"entnehmen"→"remove(英訳)"→「取り除く」
"gehört"→"belong(英訳)"→「属する」
"nicht"→"not(英訳)"
"Sortiment"→「範囲」

という感じです。

 

というわけでこのベルトコンベアで運ばれる仕組みでは、単に流れていくだけでなくきちんとボトルの選別も行われているようですね。なおボトルを入れた際はかなりスムーズに運ばれていきますが、確かに入れてから一瞬だけピタッと止まります。たぶんその際に両サイドの機械がボトルの情報を読み取っているようです。なのでたまたま自分は水洗いしたボトルをそのまま持っていきましたが、おそらくボトルのラベルは剥がしたらダメなような気がします。購入時のバーコードとかを読み取っているんじゃないかなあ。

 

まあとにかくそんなわけで全てのペットボトルを返却し、またまた金券ゲット。今回は2.75ユーロ、11本です。

2.75ユーロ分使えるぞ

さて何を買おうかなと思いましたが、後は土日を越したら月曜で、翌日は早朝に出発。なのであまりたくさん買うわけにもいきません。結局スーパーで買ったのはこれらです。

26回目の戦利品

トルティーヤは"Werbung"で1.49ユーロ(=208.6円)。とりあえず2つ買っちゃいましょう。後は迷いましたが、うろうろしているとLeibniz-Keksのまた別種を発見。すごい種類を展開しているなあ。なおこれも値下げされたかは分かりませんが、同じく"Werbung"で1.49ユーロ(=208.6円)。ということで買いました。

 

その後は研究を再開して、ほどなくしてからゲストハウスへ戻ります。部屋干しした洗濯物の一部を回収してから晩ご飯。今日はトルティーヤと余りのサラダですね。再び研究でゴリゴリと計算をし、シャワーを浴びて夜食のチョコパンです。さて、それでは就寝。お疲れ様でした。

 

~ 2023年3月11日(土) ~

 

おはようございます。今日は晴れ。しかし洗濯をしに外へ出ると若干雪が。もしかして寝ている間にまた少し雪が降ったのかな?

 

洗濯中は少し帰りのことを考えます。今のうちに整理できそうな荷物はまとめておきましょう。そして朝ご飯の食パンバーガー。今日もバターをたくさん乗せます。何とかして消費するぞ。またハムは1枚多く3枚乗せます。これも量の調整ですね。なお今日は土日なのでスーパーには行かない予定ですが、少し水の購入量を見誤ったかも……まあでも何とかなるでしょう。洗濯が終了したら部屋干しして大学へ向かいます。

 

なお大学構内にはたくさん人がいました。以前とは異なり今回は様々な人がいます。家族連れなどの明らかに学生でない方もいました。今は講義期間でないということと今日が土曜日であることを踏まえれば、学校説明会かオープンキャンパスなどの催しでしょうか。構内を移動するとポスターがありましたので写真を撮ってみます。

何のイベントだろう

後で書いてある言葉を英訳してみましたが、以下のようなことが書かれていました。

"JOB-INFOTAG"→"JOB INFO DAY"
"WEISSTE WAS du werden willst?"→"DID YOU KNOW WHAT you want to be?"
"Das sagen Profis dazu!"→"That's what professionals say about it!"

なるほど……学校関連の説明会ではなく、就職関連ですか。大学はあくまでキャンパスを提供しているだけということですかね?家族連れで子供もいたことから、これは「将来やりたいことを見つけよう!」みたいなコンセプトでしょうか。

 

まあそれは置いておくとして、大学のゲストオフィスに着いたら研究。それからメールを書きます。そしてお昼ご飯ですが、今日はゲストハウスからトルティーヤを持ってきました。これを食べましょう。いつもはカップ麺ですが、残りの水が少ないのでカップ麺は夜にします。以前書いたことですが、大学にはトイレしか水場がなさそうなので、大学にいるときはいつも購入した水を使ってお湯を沸かしていました。けれどもゲストハウスにはキッチンで水が使えるので、キッチンなら気にせずカップ麺が食べられます。

 

その後は書類作成。途中でチョコパンも食べます。今日は土曜でスーパーには行かないので、ずっと大学で作業していました。書類作成の区切りがついたらゲストハウスに帰りましょう。

 

部屋干ししている洗濯物はまだ乾きそうにないですね……もう少し待ちますか。さて晩ご飯はカップ麺です。以前美味しいと買い足したボロネーゼをまた食べましょう。しかし残りの食パンの枚数の関係上で、今日は食パンは1枚しか食べられません。ということで共同冷蔵庫に温存しておいたパスタサラダを半分くらい食べます。それからカルパスも食べるなどして何とか食いつなぎましょう。

 

その後はずっとブログを書いていました。それから一部乾いていた洗濯物を回収し、シャワーを浴びます。夜食にお菓子を食べてから就寝です。おやすみなさい。

 

~ 2023年3月12日(日) ~

 

おはようございます。今日はお昼頃に起床。小雨ですかね。

 

今日がおそらく最後の洗濯日となるでしょう。連日洗濯していますので今日は下着類くらいしか洗うものがないですね。けど洗剤も余っていますから洗濯しちゃいましょう。それでも1~2回分くらいは余りました。まあこれ以上意味もなく洗濯する必要もないので、残りは処分してしまいましょう。

 

さて、朝(昼)ご飯の食パンバーガー。今回と明日の月曜の朝とでバーガーも終了です。ということでバターをがっつり乗せます。致死量のバター入りバーガーです。こんな感じ。

致死量のバター入り

写真の下の白いやつがバターです。こんな感じのバターが至る所に乗っかっています。

 

洗濯が終了したら回収して部屋干し。その後はブログを書いていました。おやつくらいの時間に小腹が空いたので、残り物の消費も兼ねて、まずは冷蔵庫のパスタサラダ。これは昨日半分くらい残したやつ。そしてお菓子。余っていたのを消費。それからスーパーブランドのスナックも開けました。

スーパーブランドのスナック

これは見た目通りの味です。オニオンコンソメみたいな。普通に美味しい。半分くらい残して後でまた消費しましょう。

 

その後もぼーっと休憩しながらブログを書いていましたが、なんとその途中で再び外務省から恐ろしいメールが。

自分は予定通り帰れるのか?

まじかよ!!怖いな!!このストライキのメールは以前にも来ていました。以前は別の日のストライキ決行でしたが、今日は主に3月13日(月)、つまり明日が対象です。一応日程も自分のとは1日ずれていて、対象の空港も違いますが、この頻度でストライキが来たら普通に自分も被害を受ける可能性が十分にありますね。怖いな~~

 

さてそれからメールを書いて、晩ご飯です。カップ麺。スーパーブランドのチーズクリームソース味。これと食パンで済ませましょう。残りの食パンは2枚なので、明日のバーガーでピッタリ無くなる計算です。その後は再びブログを書いていました。そして研究も。最後にシャワーを浴びて就寝です。おやすみなさい。

ドイツへ修行に行ってきますPart13

こんにちは。ひよこてんぷらです。もうそろそろ帰国ですね。

 

今日は5日分を書きました。

 

~ 2023年3月4日(土) ~

 

おはようございます。今日はお昼頃まで泥のように眠っていました。途中でなんかいろいろ変な夢見るし、最近疲れてきたのかな……

 

さて、まあまずは朝(昼)ご飯のバーガー。これでハムが無くなりましたが、買い置きがあります。そしてバーガーソースも無くなりかけてきました。また新しいのを買いましょう。そしてチョコパンも食べます。

 

さて、そしたら大学へ向かいます。今日は霧のような雨です。最低気温は1度でマイナスではないのですが、日光がない分いつもより寒く感じます。大学へ着いたらメールを書いて、ブログを書きます。その後は再び研究に没頭していました。途中でお菓子を開けます。以前購入した大きなポテチです。中身はこんな感じ。

まさしくポテチ

まあいわゆるTHEポテチって感じです。美味しい。たぶん味的に減塩なんでしょうね。なお袋には"33% WENIGER FETT"および"Gesalzen"と書いてあります。後で翻訳してみると、それぞれ「脂肪が33%少ない」「塩漬け」だそうです。おや?袋の"33%"っていうのが減塩を意味していたと思ったのに、少ないのは脂肪でむしろ味は塩漬けかよ!!なんで減塩かと思ったのかは、普通に脂肪が少なくて素朴なじゃがいも味がした為だったわけですか。ただ結局は食べ続けているとだんだん口がヒリヒリしてきたので、やっぱりそれなりの塩分がありますね。脂肪が少なくて素朴な味だったので騙されるところでした。量もけっこう多いので、残して後日また食べましょう。

 

その後もずっと研究を続けまして、あっという間に夕方に。ゲストハウスに戻ります。晩ご飯はトルティーヤとパスタサラダです。これでお腹いっぱいになりました。その後も研究を続けます。途中でお菓子やチョコパンも食べました。研究が捗っていい感じではありますが、気付いたら24:00を過ぎていたので、急いでシャワーを浴びて寝ます。おやすみなさい。

 

~ 2023年3月5日(日) ~

 

おはようございます。今日も遅めの起床。今日は洗濯をしましょう。それで洗濯機に向かうと、今日はゲストハウスの外にたくさんの人がいます。10~20人くらいでしたかね。何かの団体でしょう。それでその団体の話し声から日本語が聞こえたんですよね。団体には自分よりだいぶ年上の大人もいれば、逆に高校生くらいのような若い人もいます。おそらく観光に来たのでしょうが、どういった団体なんだろうな。

 

それで洗濯機のある場所に着いたはいいですが、たくさんの洗濯物が入っています。以前の布切れとは違ってそれなりの量があるし、たぶんこれは洗濯が終了した感じっぽいです。今日は日曜日なので大学に行く予定はないですから、まあとりあえず洗濯は後回しにして後でまた様子を見にきましょうか。

 

戻って朝(昼)ご飯。今日もバーガー。それから昨日のポテチ。ポテチの味はじゃがいもそのままって感じなので、バーガーとフライドポテトを食べた気分です。その後は研究をしました。

 

13:00くらいになって再び洗濯機に向かいますが、まだ洗濯機に先ほどと同じ洗濯物が入っていました。もう流石に待てないので、洗濯物を移動させます。幸い今回は隣の乾燥機には何も入っていなかったので、乾燥機に移動させてから自分の洗濯物を洗濯機に入れ、洗濯開始。また研究を再開して待ちます。

 

終わってから洗濯機に向かったのは15:00前くらいでしたが、それでもやっぱり乾燥機に同じ洗濯物が入っていました。まあそういうわけで、自分の洗濯物は回収して、乾燥機に移動させたやつは元に戻しておきましょう。今回は乾燥機が空いていたので使っても良かったのですが、洗濯終了が15:00くらいだと今から乾燥機をかけたらだいぶ遅くになってしまいそうです。なので今回も部屋干しでやり過ごすしかないですね。

 

さて、戻ったらまた研究を再開します。夕方くらいになって少しお腹が空いてきましたが、研究の区切りが悪かったのでチョコパンやお菓子などで簡単に済ませてしまいました。ただ流石に遅くになってくるとかなりお腹も空きましたので、キッチンの共同冷蔵庫から買ったものを持ち出してきましょう。

 

そこで共同キッチンに向かうと、ゲストハウス利用者であろうおじさんがいたので、とりあえず"Hallo"と挨拶します。まあそれまでは良かったのですが、その後おじさんが何かドイツ語で話しかけてきました。当然何を言っているか分かりません。話を聞く限りでは何か自分に質問をしているっぽい。そして共同キッチンにあるコーヒーメーカーを指さしています。つまり想定される質問は「コーヒーメーカーの使い方分かる?」あるいは「今からコーヒー淹れるけど君も一杯どう?」といったところでしょうか。ただ、いずれの場合でも答えはNOですね……

 

しかしこのおじさんずっとドイツ語しか使わないな。自分の見た目的にもまずドイツ語は通用しないし、返答は全部英語だからドイツ語は使えないってすぐ分かると思うけど、それでもずっとドイツ語だけでコミュニケーション取ってくるのは結構きついですよ。なかなか意思疎通ができずにいると、今度はおじさんがキッチンの戸棚を開けて、コーヒーフィルターを出して見せてきました。つまりどうもコーヒーメーカーの使い方を聞いているわけではなさそう。それにコーヒーのお誘いだったらこんな話なんかせずにまず自分で淹れるだろう。となると、このおじさんが聞いてきてるのって……まさか「コーヒー淹れたいんだけど君、粉持ってない?」ってこと?

 

たぶんそうだろうと思って"I do not have"と答えると"Danke Schön"と言って去っていきました。この質問は予想外すぎて分かりませんでした。いくらなんでも初めて会った人に、しかも単に同じゲストハウスを使っているだけの赤の他人に「コーヒー飲みたいから粉をくれ」って言う人いなくない?内心「まじかよ」ってなりました。まだ貸して返ってくるものならまだしも、んな粉くれなんて……しかも明らかにドイツ語通じない人間にそんな……知らんよぉ~~

 

まあそういうわけで共同冷蔵庫からトルティーヤと余りのサラダを取り出して晩ご飯にします。その後も研究。合間にチョコパンを食べました。ちなみに部屋で研究をしている際にまた部屋の外からドイツ語が聞こえてきます。おそらくさっきのおじさんです。当然ドイツ語は分かりませんが、おじさんが何らかの質問をしたのに対して相手の方が"Nein"と言ったのだけ分かりました。"Nein"は"No"の意味です。なのでやっぱり誰かからコーヒーの粉を貰おうとしてたんだな……さらに研究を続けて、シャワーを浴びて就寝です。お疲れ様でした。

 

~ 2023年3月6日(月) ~

 

おはようございます。今日も霧のような雨です。朝起きて喉が渇いていたので、ここで以前購入した「マンゴー&パッションフルーツ」を飲んでみます。これはなかなか美味しいですね。なおこのVolvicの1.5Lのシリーズの中では1番甘い気がします。

 

さて、今日は月曜日です。先週の月曜日は急に清掃が入ってびっくりしたわけでした。まあでももしかしたら毎週月曜日に交換なのかなと思ってそこでは納得したわけですが、今日は来ない様子。うーん、どういうシステムに基づいて清掃が入ったのだろうか?まあいいか……いや、でももしこのまま清掃が入らなかったらやっぱりバスタオルを自分で洗わないとまずいな。困ったものです。

 

ちなみにバスタオルを何度か使いまわせばいいという選択肢もありますが、それは個人的に嫌です。というのは、シャワールームが洗面所やトイレと同じであって、かつシャワールームのすぐ外は土足エリアになっているからです。なので全身を拭く際に足も拭くわけですが、つまりそれは土足エリアを踏んだ足を拭くということです。バスタオルを使いまわすと、それでまた全身を拭くことになるわけです。でもそれは嫌ですね……

 

さて朝ご飯を食べようと共同キッチンに向かうと、自分の部屋のドアのすぐ外の廊下でおじさん3人が座ってスマホを触っていました。かなりびっくりしましたが、おそらくアレは今日チェックアウトだったのでしょう。それでチェックアウト時間を過ぎてからは廊下にいたんですかね。でもなぜ廊下にいたのか。バスか何かを待っていたんでしょうか。まあここはゲストハウスであって、いわゆるホテルのロビーみたいなところはありませんから、チェックアウト後の待ち時間は外の廊下でやり過ごすしかないわけですね。

 

さて今日の朝ご飯はパスタサラダにします。これはもともと土日の昼で消費するつもりでしたが、起きる時間が遅くて食事回数が減ったので余っていたやつです。ちょうどバーガー用のサラダもない状態だったので、とりあえず今日はこれを朝ご飯としましょう。そしてまた朝用の水を大学に置いてある水と交換します。

 

さて大学へ向かいます。若手の研究者の方と会ったので、少し雑談をしました。その後は自分のゲストオフィスで研究をしました。お昼過ぎにお腹が空いたのでカップ麺と食パンを食べます。今日のカップ麺はいつもと形が違うやつですが、これも味は"GULASCH"です。以前食べたやつと同じ味ですね。美味しいです。

 

それからメールを書いて事務作業。なおここで修士学生の方からメールが来ました。以前、クイズ大会へのお誘いを受けていましたが、今日がその予定日です。たぶんそれが中止になったという趣旨のメールでしょうか。具体的には

"it appears we have to rain check on the pub quiz today"

と書いてありました。今日は霧のような雨だったので、雨のせいで中止になったのかなと。それと来週の月曜もあるからそっちに参加しようともありました。ただ上の英文の意味がはっきりと理解できなかったので、「たぶん雨で中止になったってことでいいよね?」とメールを送信。その後は研究を続けます。

 

なおメールの返事はこの後スーパーに行って帰ってきた時に受け取ることになりますが、どうやら自分は誤解をしていたらしいです。"rain check"というのは「延期する」や「また今度にする」という意味であって、別に雨は関係ないとのことです。メールの返事にそう書いてあったので詳しく調べると、どうも"rain check"は相手からの誘いなどを丁寧に断る際に使われるらしい。こんな言葉、知らなかった……なお由来そのものは「スポーツの試合が雨で延期になった際の振替チケット」なので、その意味では雨で中止というのは正しいのですが、もはや現在は相手の誘いを断る際の文句として使われているようですね。いやあ勉強になります。でも自分は英語苦手だからあんまり難しい表現は使わないでね!!

 

さて話を戻しまして、この返信を受け取る前に自分はスーパーへ向かっていました。買ったのはこんなのです。

22回目の戦利品

水が足りなくなってきたので1本追加。それから飲み物は右のが新しい味です。"Orange-Maracuja"と書いてありますね。サラダとバーガーソースも購入。バーガーソースは違う味を試すことも考えましたが、たぶん帰国までにバーガーソースを買えるチャンスはこれしかないので、安定した選択肢を取りました。そしてティッシュペーパーも追加。もうこの"SUPERHARD"な手触りも今回の購入が最後になりますかね。

 

そして先ほど書いたように、このタイミングでメールの返事が来ました。メールの返信をした後、早速新しい飲み物を開封してみます。味は以前購入した普通のオレンジに近いですが、以前のよりも少し酸味がマイルドになっている気がしますね。なお"Maracuja"とはパッションフルーツのことだそうです。確かにイラストにはパッションフルーツが描かれていますね。それから一緒にお菓子もつまみました。その後は研究を頑張ります。

 

夕方になったらゲストハウスに帰って晩ご飯にしましょう。今日は朝にバーガーを食べなかったので、ここでバーガーにします。少し物足りないので、その後は味噌汁も飲みました。また取っておいた空のカップ容器が活躍します。いやしかし味噌汁は本当に体が温まりますね。その後もさらに研究を続けていました。

 

さて、区切りのいいところまで研究が進んだので、シャワーを浴びましょうか。その後は夜食にチョコを食べます。開封するとズラリとチョコが並んでいます。

ぎっしりチョコレート

日本のようなプラトレーはないので開けると並びがぐちゃぐちゃになってしまいますが、逆にトレーがないのでチョコレートがぎっしりと入れられます。なので大きさの詐欺感は無いですね。むしろ開けた時は「うわっすげえぎっしり入ってるな」と思いました。食べてみると、美味しい。結構甘いですね。喉が焼けるほどではないですが、それでもなかなかの甘さです。なおパッケージには"Edel-Alpenvollmilch"とあります。翻訳結果は「アルプスのプレミアム全乳」と。なんじゃそりゃ。なお元の単語を翻訳機ではなく直接検索すると、このチョコレートのパッケージが出てきます。なので固有名詞っぽい感じでしょうかね。

 

その後もさらに夜食にチョコパンを食べたりなんかして、それから就寝です。おやすみなさい。

 

~ 2023年3月7日(火) ~

 

おはようございます。昼頃まで寝てました。今日で帰国まであと1週間です。あっという間でしたねえ。しかし起きるとびっくり。なんと雪が降っているじゃないか!!

 

昨日までは何ともなかったのに、この夜の間にそこそこ積もっています。まあもちろん足が埋まるほどの量ではないのですが、人が立ち入らない部分は完全に白くなる程度にはあるようですね。

 

さて、まずは洗濯しましょうか。洗剤がまだあるので、気にせずどんどん洗濯してしまいましょう。なお今日は洗濯機には何も入っていなかったのでそのまま使えます。その際に外に出ましたが、雪のせいで寒く感じますね。最低気温はゼロ度であってマイナスではないのですが、最高気温も3度とまあ低いです。

 

さて朝(昼)ご飯はバーガーです。これでチーズは無くなりました。また買い足しましょう。それからチョコパンも食べます。メールを書いて事務作業。洗濯が終了したら回収して部屋干しします。今日は別に乾燥機にも何も入っていませんでしたが、洗濯物が少ないと部屋干しでも何とかなることが分かったので、今度からは部屋干しにしましょう。

 

その後は大学へ。今日はせっかく雪が降っているということで、研究はお休みにして写真を撮りに大学構内でもうろちょろしましょうかね。なお行きの途中の景色はこんな感じです。

雪が降っている

この時も雪が降っていました。写真を見ると雪が降っている様子が分かるかと思います。まだまだ積もるのだろうか……??

 

さて大学に着いたら事務作業の続きをして、それからブログを書きます。ある程度時間が過ぎると雪が弱くなっていたので、大学構内を移動して写真を撮りました。雪の積もった大学はこんな感じです。

雪が降った大学構内の様子

 

なお写真を撮り終えた後、再び大学のゲストオフィスに戻るとまたしばらくして雪が強くなっていました。不安定な天気ですね。

 

そしてまたブログを書きます。途中でお菓子を開けました。ハノーファーでの研究集会でもらったチップスです。2種類もらったうちの1つは食べましたが、もう1つはまだ残っていました。これはケチャップ味ですね。なおこのチップスは熊の形をしているのですが、ケチャップ味なので赤くなっています。ちょっと見た目がグロいな……

熊の形をしたチップスのケチャップ味

さてその後は事務作業をし、また雪が弱くなるタイミングを見計らってスーパーへ向かいました。なお帰りはまた雪が強くなっていたのであまり意味はなかったかもしれません……それから、やっぱり雪でもあまり傘を差している人はいなかったようでしたね。ダウンジャケットのフードで凌ぐ感じでした。さて買ったものは以下の通りです。

23回目の戦利品

まずは食パンを追加。バーガーを食パンからバンズに切り替えたわけですが、やっぱりこのふわっと食パンの方がいいですね。そして無くなったチーズはさらに新しいやつに変えてみましたを。今度はチェダーチーズですね。また飲み物、トルティーヤ、パスタサラダも購入。そしてスーパーブランドのチョコチップクッキー。これは以前お気に入りと書いたやつですね。

 

その後も再びブログを書きます。そして大学からゲストハウスへ帰る前に、修士学生と少し帰りのことについて相談していました。というのは、自分は来週の火曜日に飛行機に乗る予定なのですが、その飛行機の出発時間が早朝となっています。バスが走っていない時間帯なので、どうにかして空港にたどり着かねばなりません。なお修士学生とはその前日の月曜日にクイズ大会のイベントに行く予定です。クイズ大会が何時ごろに終わるかを尋ねるついでに相談してみました。やっぱり事前にタクシーを予約しておくのがいいですかね。調べた感じでは50ユーロ(=7,000円)くらいかかる感じです。結構高めです。まあしょうがないかな……

 

さてそれからゲストハウスへ帰ります。洗濯物をチェックして一部の乾いているものを回収します。残りはもう少し放置ですね。そして晩ご飯。今日はカップ麺と食パンにしましょう。なお今回のカップ麺は初めて食べましたが、めっちゃうまい。いつもと違う形のカップで、じゃがいも系のと同じカップです。そして味はボロネーゼ。めっちゃトロトロしていてすごく濃厚。これはまた買うか。そして食パンもやっぱりこの柔らかいやつですねえ。うまい。

 

さらにその後はお菓子も開けちゃいます。これもハノーファーでの研究集会でもらったやつ。キャラメルポップコーンです。美味しい。なんか映画館に来た気分ですね。さて、その後は少し余った時間で研究をしました。最後にシャワーを浴びて就寝です。お疲れ様でした。

 

~ 2023年3月8日(水) ~

 

おはようございます。今日もまだ雪が降っていますね。

 

まだ洗剤があるので今日も洗濯しちゃいましょうか。少し躊躇していた服やズボン類もどんどん洗濯しちゃいます。

 

朝ご飯はやっぱりバーガー。なおこれでバンズは終了。まあせっかくだし最後にもう1回写真を撮っておきますか。

最後のバンズ

なお今回は新しいチーズを使いましたが、流石にチェダーチーズは味の違いが分かるような気がします。そしてバターはなかなか減らず……どうしようかな。それから味噌汁も飲んじゃいます。

 

その後は洗濯終了まで研究。洗濯が終了したら回収して部屋干しです。さて大学へ向かいます。雪はまだ降ってはいますが昨日よりもだいぶ弱くなったと思います。積雪量も減ってきていますね。それから大学に着くと、今日は大学構内に人がたくさん集まっています。見た感じでは何かの試食会のような?何をやっていたのだろう。

 

まあそれはさておき、大学のゲストオフィスに着いたら再び研究をゴリゴリ進めます。途中でお昼ご飯。今日はカップのじゃがいもと食パンです。このじゃがいもは以前のとは違う味ですが、これは何味でしょうか。"mit Steinpilzen"とありますが、これはポルチーニ茸のことだそうです。ポルチーニ茸……これは自分が成人するよりずっと前に食べたフランス料理のメニューに書かれていて、それ以降ずっと覚えているやつです。ここでこの名前を見ることになるとは……

 

その後はお菓子もつまみながら研究を再開します。さて、夕方くらいになるとスーパーへ向かうわけですが、そろそろこれらを処理しなければなりません。

滞在中に溜めた空のペットボトルたち

だいぶ前からドイツではペットボトルを回収して一部の料金を返却してもらうというシステムがあることを説明していましたが、ずっと空のペットボトルを放置したままでした。本当は現地の研究者の誰かに尋ねようかと思っていたのですが、あまり立ち会ってもらえるチャンスが無さそうだったので、そろそろ自分で処理を始めた方が良さそうです。ということでとりあえず水のペットボトル5本を持ってスーパーへ。

 

スーパーではまず頑張って自分で場所を探そうとしますが、少し周りを見渡しても無さそうだったので店員さんに聞くことにしました。たまたま運よく近くにおばさんの店員さんがいたので話しかけてみます。するとかなり嫌そうな顔で話を聞かれました。

 

おそらくですが、聞かれたこと自体が嫌というよりも、自分がドイツ語通じないから嫌だったんだろうなあ。明らかにドイツ人じゃないし、拙い英語で話しかけるしで……まあでも自分は空のペットボトルを見せながら説明したので、すぐに"Outside! Left!"と説明してくれました。英語が喋れる人はめっちゃ流暢にたくさん喋ってくるはずなので、たぶんあの店員さんも自分と同じように英語は苦手なんだろう。そして簡単に受け答えできる質問だったから、おそらくあの店員さんも内心ホッと安心したのではないかなと思います。大丈夫、自分も英語は苦手ですからそんな難しいことは聞かないですよ……

 

さて、そういうわけで空のペットボトルを回収してくれる場所は外にあるということでした。なるほど確かにこれは建物の中をうろうろしても見つからないわけですね。いったん外に出て、言われた通りに左へ突き進むと、ありました!!

空のペットボトル回収場所

これがペットボトルの回収場所ですね。"LEERGUT ANNAHME"と書いてあります。後で翻訳してみましたが、うまく対応する言葉が出てこない……なお"LEERGUT"のみだと「空にする」という意味のようです。"ANNAHME"は難しいですが、英訳でそれっぽい単語を探すと"acceptance"か"approval"らへんが該当しそうです。つまり「受理」か「承認」くらいの意味ですかね。

 

まあそんなことよりこの機械の方が気になりますよね。もっと近づくとこんな感じです。

なんかすごそう

特に使い方の説明などはありませんが、まあ上の穴に空のペットボトルを入れればいいんでしょうね。ということで持って来た水のボトルを入れると、スイスイと吸い込まれていきます。奥はベルトコンベアのようになっており、ペットボトルを入れるとそのまま奥へ運ばれていきます。そして5本全部入れ終わりました。

5本入れ終わった

だいぶ前に書いたことですが、飲み物1本につき余分に加算されていた額は0.25ユーロでした。なので今回は5本入れて1.25ユーロが表示されています。終わったらタッチパネルの緑色の部分を押すことで表示されている額の分のレシートが出てきます。出てくる場所はさっきの写真のタッチパネルの下の部分です。そこに"RE DEPOSIT"と書かれていますね。ここからレシートをもらうことができます。

レシート

出てくるレシートはこんな感じ。普通に買い物をした際に貰えるレシートと同じような感じですが、これが買い物の際に金券として使用できるはずです。ということでこの金券を使って買い物をしましょうか。

 

そして買い物を終えて大学へ戻ります。買ったものはこちらです。

24回目の戦利品

今日はカップ麺を3つ購入。以前これらのカップ麺は"Werbung"で安かったと書きましたが、まだ安いままの1.04ユーロ(=145.6円)で購入できました。美味しかったボロネーゼは2つ、そして新しい味を1つ買いました。無くなりそうだったハムも購入。以前ハムは違う味を買ったのですが、あまり違いが分からないという理由で一番安いやつに戻していました。しかし今回の購入が最後だと思うので、せっかくならと再び違うハムを購入してみました。これは明らかに違う感じのハムですよね。なお価格は1.29ユーロ(=180.6円)で2回目に買ったハムと同じ価格です。そしていつものサラダとバゲットサンド。

 

写真2枚目ですが、再びポテチを購入。素朴なじゃがいも味が気に入りました。そしてマドレーヌ(2.19ユーロ=306.6円)。なんでこんなのを買ったのかということですが、本当は一番初めに買ったスーパーブランドのチョコパンが買いたかったんですよね。しかし何故かそのチョコパンだけ売り切れていたので、困っていました。その後に買った2つのチョコパンは売っていましたが、たぶん帰国までにチョコパンを買う機会はもうないので、せっかくなら一番お気に入りだったやつを買いたかったわけです。しかしもうあまり期間もないし、まあチョコパン代わりにこれを買ってみるかとこのマドレーヌを買いました。実際これ系の「ちょっと小腹が空いたときに食べられるやつ」は手元にあると割と役立ちます。そして最後はカルパス的なやつ(2.79ユーロ=390.6円)。これも値下げされたかは分かりませんが、"Werbung"でした。レジの近くに置いてあったので、ついつい取ってしまいました。

 

それから、空のペットボトルを回収した際のレシートですが、無事に会計時に使えました。あのレシートを渡すとちゃんと会計時に減額してくれます。実際に買い物を終えた際のレシートにもこんな感じで記録されます。

ちゃんと減額されてる

レシートの中に"-1.25"と書かれていますね。なお項目として"Nebengeschaeft"とあり、品物のところには"Leergut Getränke"とあります。これをそれぞれ翻訳すると、「副取扱商品」および「空の飲み物」です。これで無事に回収されたペットボトルの金券で買い物ができました。

 

その後はゲストハウスに戻りましょう。洗濯物はまだあまり乾いていないっぽいですね。さて晩ご飯を食べるために共同冷蔵庫を開けたのですが、なんとグァバジュースが消えている。このグァバジュースはハノーファーでの研究集会で購入したはいいが、あまり口に合わずにずっと共同冷蔵庫で眠っていたものでした。しかしたまたま今日気付いただけで、本当はもっと前から無くなっていたのかもしれません。とにかくもう飲むことはなく、どうやって処理しようか悩んでいたので、まあ無くなってくれて良かったっちゃ良かったですね。

 

さて晩ご飯ですが、今日はバゲットサンドと余りのサラダです。美味しいですね。その後は早速買ったカルパスにチャレンジしてみます。

大きめのカルパス

開封すると、結構強めの匂いがします。そしてそこそこ太めですね。味は予想できるような感じで、普通に美味しいです。ただ割としょっぱめですので、お酒に合う感じですかね。

 

その後は研究をしまして、シャワーを浴びます。夜食にお菓子をつまんでから就寝です。おやすみなさい。

ドイツへ修行に行ってきますPart12

ひよこてんぷらです。今日から3月に突入です。

 

3日分を書きました。

 

~ 2023年3月1日(水) ~

 

おはようございます。今日は晴れ。そして日も出ています。しかしキリッとした寒さもあり、今日の最低気温はマイナス5度。目を覚ましたはいいですが、昨日かなり遅くまで作業していたので、まあもう少し寝ますか。

 

結局今日はお昼近くまでゆっくり寝ていました。さてそれでは活動しましょう。朝(昼)ご飯はやっぱり食パンバーガーです。以前書いたように古いカット野菜は捨て、今回はサラダの野菜で作ります。こんな感じです。

サラダの野菜で食パンバーガー作り

カット野菜と違って少し彩りが豊かですね。もちろん味も美味しいです。ただサラダのレタス単体もやっぱり苦いので、以前のカット野菜が苦いというのは元からそうだったのかもしれません。なおここでチーズが終了。また買い足しましょう。ハムやチーズはこのくらいのペースで消費され、またバーガーソースも順調に減ってきています。しかしバターはまだまだ余っていますね。帰国時にバターを消費しきれるか若干不安があります。もっとがっつり塗るか……

 

それから水ですが、少し苦く感じてきました。こちらに来てからすぐに水1Lを6本買ったわけですが、その水は毎朝少しずつ飲んでいます。ただ当然コップはないので直接飲むわけですが、消費ペースが遅いので苦く感じてきたのかなあと思いました。そこで少し調べてみますと、やはり水もカット野菜と同様に開けてからの放置はまずいようですね。水でも食中毒の可能性があるようです。ペットボトルを開封しなければ水はかなり長持ちしますが、開封したら2~3日で飲み切るようにと書かれています。しかしこの朝の水はかなり前から飲んでいますね……なのでこれもよろしくないかも。まあでも口をつけて飲んでいるのはこの水だけです。

 

他の消費方法は、大学でカップ麺を食べる際の電気ケトルに入れることです。以前も書きましたが、大学では近くにトイレしか水場がないので、カップ麺を食べたいときは購入したボトルの水を入れてお湯を沸かしています。なので基本開封するボトルは2本。大学でお湯を入れる方は1度にそれなりの水を消費するので、少し交換ペースが速いです。それと口を付けていない分だけまだ安全でしょう。ということで朝飲む為のボトルとお湯を入れる用のボトルを交換することにしましょう。

 

それと、そういえば大学には梨味のジュースもあるんでした……水を放置して苦くなったということを書きましたが、それ以外のジュース類はそれなりのペースで消費しています。なので実際スーパーに行った時はそれなりの頻度で新しいジュース類を購入しています。それゆえにジュース類は直接口を付けても異変が起こる前に飲み終えられていたわけです。ただ梨味のやつはかなりドロドロしていて消費ペースが遅かったので、流石にこれも最後まで飲み続けるのはやめた方が良さそうだな……ちょっともったいないけどこれも処分してしまいましょう。

 

さてそんなこんなで大学へ向かいます。すると今日は日が差しているので大学のゲストオフィスにも日光が!ゲストオフィス内に置いていたチョコレートと飲み物が温まっています!大丈夫かな。まあ飲み物は未開封のジュースとお湯沸かし用の水しかないので大丈夫でしょう。

 

いやしかし日が差しているとゲストオフィスで作業しづらいんですよね……というのも、ちょうど自分の机の真ん中に日が差してしまうからです。

晴れの日は眩しい

これは12:30くらいの様子ですね。眩しくてパソコンの画面が見えない……もちろん眩しかったらカーテンなりブラインドなりしたらと思われそうですが、たぶんこの部屋には無いんですよね。

カーテンとかブラインドは無さそう

無いのはアレかな。普段天気が良いことが少ないからそういう状況があまり想定されていないのだろうか。それとこの窓を見て分かることですが、窓は開けられるけどいわゆる網戸が無いんですよね。寒ければヒーターを点けられますが、暑いとどうしようもないわけです。もちろん窓を開けてもいいけど、自然豊かなこの大学ではそのまま窓を開けちゃうと虫が入ってくる恐れがありますからね。まあやっぱり寒い時が多いから暑いという状況をあまり考慮していないのでしょう。実際今日も外自体は寒いですからね。

 

まあそんなことは置いといて、今日も事務作業と資料作成に取り掛かります。これに没頭していると少しお腹が空いてきました。しかしお昼前に起きてがっつり食パンバーガーを食べたので、お腹が空いてきたのが16:00前くらい。どうしようかなあと思いましたが、ゲストオフィスに置いておいたカップ麺を食べることにしました。日清カップヌードルビーフ味です。ここでカップ麺を食べれば、朝用の水を煮沸処理するのにも好都合ですからね。それでこのカップ麺ですが、すごくスパイシーな見た目です。

辛そうなカップ

まあでも食べてみると思ったほどは辛くない。もちろんしょっぱいですが、唐辛子系の辛さはないですね。この赤いやつも多分パプリカの類でしょう。味もまあ普通にいけます。しかしやっぱり麺を食べ終えた後のスープは辛い。これももちろん塩胡椒の意味の辛さ。ここでも食パンを消費せざるを得ませんでした。特に底に溜まった胡椒はなかなか効きました。外は寒いとはいえ食べ終わった後は半袖になって少し汗をかいたくらいですよ。ふう。

 

それで資料作成が終わると、後は休憩しながらブログをガリガリ書いていました。今日もスーパーに行くべく18:30頃に外に出ましたが、日が落ちると急に寒くなりますね。もとより外は寒かったですが、日光が無くなって寒さが目立つ感じです。

 

なおスーパーの駐車場ではウインウインと大きな音が鳴っていました。おそらく防犯系の何かでしょう。まあでも周りは普通にしていたので、誤作動ですかね。それから今日はなぜかいつもよりスーパーが混んでいる気がします。時間は遅めの19:00前で、普通に平日のはずなのですが、大きなカートで大量に買い込む客が多い。レジの列も長めです。なんでだろうなあ。

 

それからもう1つ気になったことは、レジでのベルトコンベアの仕組みです。店員さんはベルトコンベアに流れてくる商品のバーコードをスキャンするわけですが、もちろんこのベルトコンベアは自由に動かしたり止めたりできます。いつも店員さんが商品をスキャンする際は両手が空いているので、てっきりこのベルトコンベアは足で操作しているのだと思っていました。なお補足しておくと、店員さんは座っています。なので椅子の下にペダルなのがあってそれを踏んでいるのかなという風に想像していました。

 

今回は少しレジの待ち時間が長かったので周りを見ていましたが、向かいのレジでは店員さんが反対向きに座っているので足が見えます。しかしどうも足でベルトコンベアを操作しているわけではなさそう。では一体どうやって動かしているのだろう。もちろんただ単に動いているわけではなく、ちゃんとスキャンする商品が多い時は途中で止まるし、別の客の商品が来た際にもそこでちゃんと止まる。一体どうなっているのか。後で簡単にネットで調べてみましたけど、どういう仕組みなのか全く分からない……どこかにセンサーでもあるのだろうか。それとも自分の勘違いでやっぱり手動なのかな?まあいいか。

 

大学へ戻って戦利品をチェック。

19回目の戦利品

またまた鶏胸肉のバゲットサンドを発見!迷わず購入。そしてトルティーヤも。それからまたサラダです。無くなったチーズは新しいものを補充。前回と同じ種類ですが、違うものにしました。値段は同じです。そしてLeibniz-Keksを4つ。1つはホワイトチョコで、もう1つはハノーファーでもらったやつと同じ味……だと思っていましたが、後で確認すると違いました。今回のは"Edelherb"でハノーファーのは"Vollmilch"です。それぞれ翻訳してもうまく訳されませんが、後ろに"schokolade"をつけるとそれぞれ「ダークチョコレート」「ミルクチョコレート」と表示されました。なるほど。ちなみになぜこんな急にたくさん買ったかということですが、もともと普通にハノーファーでもらったのが美味しかったので買いたいなあと思っていました。しかし普通に買うと1つで1.79ユーロ(=250.6円)。割と高いですよね。それがなんと今回は"Werbung"で0.89ユーロ(=124.6円)です!これは買うしかないと思って4つも買ってしまいました。恐るべし"Werbung"の魔力。最後に飲み物ですが、これはスーパーオリジナルブランド。なんと通常価格で0.85ユーロ(=119円)。500mL換算だと半分の59.5円です。一体どんなテイストなのか……

 

さて、そんなわけで大学からゲストハウスに帰ります。帰ったら晩ご飯にしましょう。鶏胸肉のバゲットサンドです。うまい。とりあえずこれ1つでいいかな。そして梨ジュース、さようなら……すまん。ゲストハウスの共同キッチンの流しに注ぎました。その後はブログを書きます。やっぱり夜になって少し小腹が空いたので、いろいろお菓子をつまみながらやり過ごしました。シャワーを浴びて就寝です。おやすみなさい。

 

~ 2023年3月2日(木) ~

 

おはようございます。今日も晴れのようですね。

 

なお起きたら急ぎの要件があったので、すぐに事務作業。その後に洗濯です。残念ながら今日も洗濯機、乾燥機には先約がありますね。以前と同じように洗濯機にはちょっとした布切れ、乾燥機にはベッドシーツのようなものがあります。まあでも今日は洗濯したいので、とりあえず布切れはどかして洗濯をします。しかしどうして急にこうなるようになったのだろう。以前のパーダーボルン滞在中の2週間ではこんなことはなかったのにな。

 

朝ご飯は食パンバーガー。ここで再びサラダから野菜をもらいます。これで2回の野菜徴収が終了したのでこのサラダは今日の晩ご飯に化けます。それからチーズは新しいやつ。以前のチーズは"Emmentaler"と書いてあり、今回は"Gouda"とあります。後者はゴーダチーズのことだと思いますが、前者は何でしょう。これは単に自分の知識不足なだけかもしれませんが、エメンタールチーズというものがあるんですね。

ja.wikipedia.org

なおこのエメンタールチーズはアニメやマンガ等でよく出てくるあのチーズです。穴が開いたやつ。そしてWikipediaにはこんな面白い文章が載っていました。

 

『切ると内部にはチーズアイと呼ばれる多数の穴(気孔)がある。これはプロピオン酸発酵による炭酸ガスの気泡が固まったものだと言われていたが、2015年に牛乳を絞る際、微量に混ざる干し草の粒子によって出来るものだという新たな説が浮上、工場などの干し草の混ざりにくい環境下で作られたものは、穴が小さいことから、この説の信憑性が高いと言われている。』

 

へえ。このチーズの穴はネズミが齧ったわけではなく製造の過程で生じるものである、というのはよく知られたことだと思いますが、実はその穴の原因はまだきちんと分かっていないというのは面白いですね。しかもその新しい説が提唱されたのが2015年!やっぱり世の中まだまだ研究できることはたくさんありますね。自分の分野である非線形偏微分方程式もまだまだ分かっていないことがたくさんありますよ!

 

ちなみに新しいチーズをはさんだ食パンバーガーですが、ぶっちゃけ味の違いは分かりませんでしたね……ハムも含めて、たぶん2つ用意してそれぞれ個々に直接食べたらその違いが分かるのでしょうが、なによりバーガーソースをたっぷり絞っているので、それで味のちょっとした変化には気付かないわけですね。まあ美味しいからいいです。

 

それと昨日水を交換しましたね。大学でカップ麺を食べる際に開封した水をゲストハウスに持ってきましたが、やっぱりこっちの水の方が苦味があまりない。たぶんこの水も口をつけてしまったからどんどん苦くなっていってしまうのでしょう。その際はまた大学にある湯沸かし用の水と交換です。

 

その後はメールや事務作業。なぜこんなにも事務作業が多いのか?まあやはり年度末だからというのが理由ですかね。しかしそんな事務作業が忙しくなるこの時期になぜ1か月以上も渡航するんですかと思う人もいるかもしれませんが、その理由は自分には聞かないでください。そもそも自分は「海外渡航なんて無理!」勢でしたからね。自分は博士課程に進学するかどうかを聞かれて迷ったわけですが、その最も大きな懸念事項は「海外に行きたくないなあ……」だったわけですからね。それくらいには渡航に拒絶反応を示していました。

 

実際に空港到着時はいきなり最終バスで宿泊地まで向かう試練があって、その後も宿泊地前で立ち往生する試練がありましたし、ハノーファーからの帰りも乗ろうとした電車が止まるというトラブルもありました。まあでもなんやかんやで生きています。良く言われる「海外留学して経験を積みなさい」っていうのは、こういうことなんですかね?

 

さて話を戻しまして、事務作業を済ませるとほどなくして洗濯が終了。やっぱり乾燥機は使えなさそうなので今日も自室で干します。ただ前回とは違って今回は下着類を3日分洗濯したので、ちょっと多い。でもハンガー4つで何とかするしかない。まあでも下着類は1週間分あるので今日中に乾かなくてもそこまで問題にはなりません。乾いてほしいのは寝る際に着ているスウェットです。これは1着しかないので必ずどこかのタイミングで洗濯してその日のうちに乾かさねばなりません。寝ている際にだけ着ているとはいっても1週間くらい着たら洗濯したいですからね。

 

そして干し終わったら大学へ向かいます。大学へ到着したらほどなくしてスーパーへ。お昼ご飯を調達しましょう。スーパーではこんなものを買いました。

20回目の戦利品

まず飲み物。そしてお菓子は4つ。どれも"Werbung"です。ハリボーはご存じの通りコーラ味とコーラサワー味。いずれも0.1ユーロ安い0.69ユーロ(=96.6円)です。そして真ん中のスナックですが、これは以前ハノーファーでもらったやつです。もう1種類の味はまだ手元に残っていますが、消費した方の味を買い足しました。これももともとスーパーで売っているのは知っていて、美味しいのでまた買おうと思っていたのですが、元値が1.69ユーロ(=236.6円)と少し手を伸ばしづらかったんですよね。しかし今回は"Werbung"ということで1.11ユーロ(=155.4円)。買ってしまいました。最後に左のチップスは0.99ユーロ(=138.6円)です。これも"Werbung"ですが、値下げされたかどうかは分かりませんでした。

 

続いて2枚目の写真。トルティーヤとバゲットサンドはよいでしょう。久々にバゲットサンドはハムの味を選びました。そして今回は食パンではなくバーガーのバンズを購入。もともとこれもスーパーで売っていることは知っていました。いつも「食パンバーガー」と称した朝食を作っていますが、やっぱり正真正銘のバーガーはパンも合わせないとなあと思っており買おうかと思っていたのですが、カップ麺と一緒に消費することもあるのでバンズだと使用用途が限られるのに少し抵抗もあったわけです。しかし今回は"Werbung"ということで通常価格の0.99ユーロから0.79ユーロ(=110.6円)へ!これが購入の決め手です。そして残りはお湯入れカップ。この形態のカップは以前ポテトを作れるものとして購入したことがありましたが、今回はポテト1種類(前回とは違う味)と麺2種類。これらを買ったのももちろん"Werbung"だったからです。それぞれ1つ1.49ユーロのところを1.04ユーロ(=145.6円)で購入。値引きされてもなお割高ではありますが、試すなら今がチャンスということで迷わず購入。

 

そして最後はお昼ご飯のパンです。

お昼ご飯のパン

今回は3つ。このうち右の2つは以前食べたベーコンチーズクロワッサンとチョコレートデニッシュです。左のはチーズスティックです。実はこのパンもチョコレートデニッシュを除いて"Werbung"でした。ベーコンチーズクロワッサンは0.85ユーロから0.66ユーロ(=92.4円)へ!チーズスティックは値下げされたかは分かりませんが0.45ユーロ(=63円)でした。

 

そんなわけで今回の戦利品は"Werbung"のものが多いですね。なのでついついたくさん買ってしまいました。まあでもまた明後日から土日になりますから、そこで少しずつ消費していけばよいでしょう。

 

なおスーパーでの値下げの仕組みですが、"Werbung"のものは特にシールなどが貼られることもなく、店員さんが手動で値引きを行うわけでもありません。いつも通りにバーコードスキャンをするだけ。なので全てレジ側の機械が管理されているんでしょうね。"Werbung"の対象商品が事前に決められ、その日のうちはバーコードスキャンをすると自動で値下げ後の価格が記録されるようなシステムなのでしょう。

 

遅い時間にスーパーに入っても、店員さんが何か割引シールを貼っている光景は今までに見たことがありません。ただし以前に1度だけトルティーヤやサラダが値下げされていたことがありました。流石にあれは特別なバーコードシールが上から貼ってありましたね。でも基本はそういうことはせず、定期的にいろいろな商品が"Werbung"になるのでしょう。いやあしかし、もしKauflandの"Werbung"のチラシがあったら毎日眺めたいものですよ。頑張ればまだまだお得に買い物ができそうです。

 

話を戻してお昼ご飯です。ベーコンチーズクロワッサンとチョコレートデニッシュは以前食べたやつですね。美味しいです。そして新しいチーズスティック。これはパイのようにサクサクで、中に割としっかりめの量のチーズが入っています。こんな感じです。

たっぷりチーズ

中にししゃもの卵のようなつぶつぶが入っていますが、これがチーズです。そこそこしっかりした味わいがあります。美味しい。

 

そして一緒に昨日買ったスーパーブランドの飲み物に挑戦。見た感じはアイスティーっぽいですね。また"Zitrone-Kaktusfeige"とありますが、これは何でしょうか。まあまず飲んでみます。味は……まあまあかなあ。いやでも次は買わないかもしれない……なんというか、甘ったるいというか、何だろうこのちょっと変な味は……すごいまずいというわけでもないですが、甘さが変な感じです。単に砂糖の甘さではなく、ちょっとこう、人工甘味料というか……たぶんレモン風味なんですが、これも逆に変な甘さと混じって微妙な感じ。飲んだ後に妙な後味が残ります。改めて"Zitrone-Kaktusfeige"を調べると、「レモン&サボテンイチジク」だそうです。サボテンイチジクってなんぞや?よく分かりませんが、もしかしたらこの妙な甘さを出しているのはサボテンイチジクのせいかもしれません……あまり自分はイチジクは好みではないので……

 

まあとにかくそんな感じでした。お昼ご飯の後はメールを書いて、そこからまたブログを書いていました。途中で修士学生の方がやってきて、ちょっと雑談しました。それから中国人ゲストの方も来ました。どうやらようやく大学の近くに宿泊地を移せるらしいですね。いやあよかったよかった。彼女は今日移動するこのことで、そのまま去っていきました。

 

その後は再び研究へ。集中しているとあっという間に日が暮れていたので、ゲストハウスに戻ります。さて、洗濯物の様子はどうでしょうか?どうもあまり乾いていない様子。やはり下着類が1日分多かったので重ねざるを得なかった部分が湿っています。一部の下着類は大丈夫だったので回収して、他は放置しておくしかありません。今日の就寝時に着たいスウェットも難しそうですね。裾の部分もそうですが、ポケットの部分が特に湿っています。

 

まあどうにもならないので、とりあえず晩ご飯にしましょう。今日はトルティーヤと、バーガーの為に使用したサラダの余りです。美味しいですね。トルティーヤやバゲットサンドと一緒にサラダを食べるとお腹が満杯になるのですが、今回はサラダの量が少し減っているので、これならちょうどいいくらいに満足します。

 

さてその後も研究を続けます。23:00くらいになって再び洗濯物の様子をチェックしますと、下着類が徐々に乾いてきました。帰ってきた際に乾いた下着類の一部を回収して、重ねていた洗濯物を配置し直したので、多少は効率良く乾いてくれたみたいです。しかしまだスウェットはダメですね。結局その後も研究に戻って24:00近くまで粘りましたが、もうこれ以上は待てないのでスウェットも回収してしまいました。まあ裾の部分はほぼ乾いていたので、ポケットの部分にさえ目をつぶればOKです。

 

シャワーを浴びて着替えます。まあ実際に着てみるとそこまで気にはならないですね。大丈夫そうです。しかし洗濯物が乾くのを待つためにずっと研究していましたから、ちょっと小腹が空きました。なのでここでチョコパンを食べましょう。そしてほどなくして就寝です。お疲れ様でした。

 

~ 2023年3月3日(金) ~

 

おはようございます。今日はお昼近くの起床です。今日も乾燥していますね。

 

まずは朝(昼)ご飯のバーガーです。今回は新たに購入したバーガーバンズを使います。バンズには既に切れ目が入っており、手で簡単に半分にできます。ただ少し壊れやすいのでその点は注意が必要ですね。いつものように具材を乗せていきましょう。

バーガーバンズで本格バーガーを作ろう

今回はサラダに卵が入っているので卵入り。あと写真を見れば分かりますが、バンズは若干小さめで、また丸いため野菜はそこまで乗せられません。まあとにかくサンドしてみましょう。こんな感じになります。

それっぽいバーガーになった

バンズを使うだけで途端にそれっぽいバーガーになりましたね。もちろん具材はこれまでと同様なので、味ももちろん美味しいです。ただ、やっぱりパンの質はあの柔らかい食パンがベストですね。これはスーパーブランドのやつなので、パサつきが目立ちます。写真を見てもそんなイメージが伝わるかなと思います。バーガーっぽい形を優先するか、パンの柔らかさを優先するか……まあそれっぽい写真は撮れたし、次からはまた普通の食パンに戻しましょう。

 

それからバーガーが少し小さいということもあり、このままチョコパンも食べちゃいましょう。なおまだ以前のチョコパンは余っていますが、ここで新しいのを開封。チョコパンはこれまでに3種類購入しており、今回は最後のやつを開けちゃいます。これもやはり初めて買ったのよりも少し割高で、6個入りです。食べてみると、これは美味しいですね。しかし単にチョコだけでなく、クリームっぽいような風味もする気がします。そこで袋に書いてある情報をチェック。すると

"mit Cremefüllung und Schokoladenstückchen"

とあります。やっぱりクリームもありそう。詳しく訳すと"Cremefüllung"が「クリームフィリング」で"Schokoladenstückchen"が「チョコレートチップス」だそうです。クリームフィリングの「フィリング」とは、おそらくこれのことなのでしょう。

ja.wikipedia.org

それから昨日の洗濯物ですが、流石にもう乾いていましたね。これを回収してから大学へ向かいます。大学へ着いたらとりあえずメールを書いて、事務作業。その後は研究を頑張ります。

 

ご飯が遅かったのでお昼過ぎになってもあまりお腹は空きませんでしたが、このままだと逆に晩ご飯までにはお腹が空いてしまいそうだったので、少し遅めにカップ麺と食パンを食べることにしました。今回もカップ麺はスーパーブランドのです。美味しい。

 

その後も研究をガリガリと進めます。途中でグミを食べました。なおここで食べたグミはスーパーブランドのやつ。ハノーファーから帰ってきた後にスーパーブランドのコーラ味のグミを再び買って、くっついている原因を調査しましたが、その際にもう1種類別のグミも買っていました。今日はこれを開封。食べてみると、これは普通に美味しいですね。以前のとは違い、これは表面にパウダーがついているタイプなので、時間を置いてもくっつくことはありません。

 

そんな感じでグミをつまみつつ研究を続けていると、あっという間に夕方になっていました。今日は金曜日なので、土日を越すためにスーパーへ行かなければ。少し時間が遅かったことと研究を続けたかったことがあり、行くのがめんどくさいなあと思いましたが、やはり今行っておかないと土日が大変になってしまいます。なのでまあ重い腰を上げてスーパーへ向かいました。今回はこのような感じです。

21回目の戦利品

基本は土日を越すための食料重視でトルティーヤ、サラダ、パスタサラダ等を購入。ハムも今のが無くなりそうなので補充。なお今回のハムは初回と同じ安いやつに戻しました。そして飲み物ですが、この味はもしかしたらまだ買っていなかったかもしれませんね。マンゴー&パッションフルーツです。そしてLeibniz-Keksですが、こんな小さいタイプのも売っています。これの購入の決め手はやはり"Werbung"です。通常1.59ユーロのところを0.99ユーロ(=138.6円)で購入しました。

 

さてスーパーから戻ったらそのままゲストハウスへ帰ります。晩ご飯を食べましょう。今回はバゲットサンドと余ったサラダです。久しぶりにハムのバゲットサンドを食べましたが、やっぱりしょっぱめですね。でも以前より舌が慣れてきたような気もします。これは良いことなのか分かりませんが……

 

その後もずっと研究に没頭していました。シャワーを浴びたら少し小腹が空いたので、またチョコパンとお菓子を食べて就寝です。おやすみなさい。

ドイツへ修行に行ってきますPart11

こんにちは。ひよこてんぷらです。

 

今回で2月が終了です。3日分をどうぞ。

 

~ 2023年2月26日(日) ~

 

おはようございます。今日はゆっくりめの起床。しかし今日も寒いです。そして乾燥しています。手が乾燥していて以前にハンドクリームを購入したわけですが、乾燥は手に留まらず、口もだいぶ乾きます。なので目を覚ますとまず飲み物が欲しくなる。まあ単に自分が口開けて寝てるだけかもしれませんが、今日は手も一段と乾燥しているので、たぶん特に乾燥している日なのでしょう。

 

さて今日も朝ご飯は食パンバーガーです。ただお気に入りの柔らかい食パンが残り1枚しかなかったので、今日はパン1枚を折り曲げて食べます。足りない分はここでもチョコパン。

 

さて今日は日曜日ですし、ずっとゲストハウスに引きこもる予定です。久々に丸一日研究に費やします。というのも、昨日の研究の段階でいろいろと引っかかっていた点が解消されそうなので、ゴリゴリ計算して確かめてみたいわけですね。

 

それで計算に没頭しているともうお昼を過ぎてしまったので、お昼ご飯を食べなければ。今回は以前もらったレトルトのご飯と親子丼にしたいと思います。そして日本から持ってきた味噌汁。これは以前書いたように、食べ終わったカップうどんの容器を洗って保管しています。これをカップ代わりにして味噌汁を入れましょう。

 

さてレトルトのご飯と親子丼は電子レンジで簡単に調理できます。しかし電子レンジですが、これは今いるゲストハウスにはなさそうです。なお、パーダーボルンのゲストハウスはハノーファーでの研究集会の前後とも同じ所にしましたが、ハノーファーでの1週間を空けたため、前後で家が変わっています。前は"92a"で、今回は"92"です。"92"には電子レンジはなさそうですが、以前に"92a"に電子レンジがあることを確認しているので、そちらの共同キッチンに移動して作りましょう。

 

なお実は電子レンジ以外にも、洗濯機と乾燥機も"92a"にしかないようです。そういう意味では初めの滞在先が"92a"だったのは助かりました。そうでないと、「ここでは洗濯もできないのか」と困るところでしたからね。

 

まあしかし電子レンジを見ても苦労しました。これが共同キッチンにある電子レンジです。

意味の分からない電子レンジ

さてこの記号だけを見て何が何だか分かりますか?ドイツ語が書いてあるなら単語を翻訳することで多少は意味が分かるかもしれませんが、これは記号だけ。かなり難しいですよね。まあとりあえず適当に押してみるしかないと思い、上から5番目、真ん中のボタンを押します。なんかこれタイマーっぽいし時間を測れるのでは?

 

押すとやはり時間が変えられるよう。下から2,3番目のボタンで時間を調整します。ご飯は500Wで2分温めると書いてあったので、とりあえず"2:00"になるようにセット。この電子レンジが500Wかは分かりませんが、とりあえず2分温められればそれでよしです。

 

しかし不思議なことに、これでボタンを押してもなぜか30秒間しか温まりませんでした。なぜ?"2:00"にしたのだが……ということでじゃあ今度は同じ設定で時間を"4:00"としてみます。これならどうか?しかしこれでも30秒間。意味が分からない。まあでも30秒間は温められるからいいか、と30秒間×4回を繰り返してご飯を温めます。

 

一応中身を確認してみると、確かに温まっているようです。電子レンジのW数は分かりませんが、まあ単に温めることだけが目的ですから、多少は気にしなくてもよいでしょう。親子丼もレンジです。同じように30秒間を繰り返して温めます。

 

一方で味噌汁ですが、これはお湯を入れるだけでOKなので何も迷う必要はありません。水洗いした容器に入れてお湯を注ぎます。

お湯入れ味噌汁

さてこれでようやく完成!単にレンジで温めるだけでも一苦労ですね。とにかくいただきます。なお親子丼はパウチに入ったものですが、当然食器はないのでご飯の容器に少しずつ流し込んで食べます。

レトルトご飯と親子丼

いやあおいしいですね。久々に日本のお米を食べました。レンジでチンしたお米と親子丼。そして味噌汁も温かいです。今日の最低気温はマイナス3度。こんな寒い日には温かい食事がピッタリです。

 

ちなみにレトルトの親子丼や味噌汁ですが、しょっぱさのレベルはこちらのとはやはり違いますね。味噌汁も比較的しょっぱいものだとは思いますが、こちらのカップ食品と比べると優しすぎる味わいです。それから、やはりこのような食事にはお茶が欲しくなりますね。今までずっとジュース類ばかり飲んできましたが、流石にこの食事にジュースは違いますね。もともと自分は日本にいる時でも烏龍茶をよく飲んでいます。なのでこちらでも烏龍茶を飲みたいですが、少なくとも自分がスーパーで確認する限りでは烏龍茶は無さそうですね。紅茶のティーパックはありますが、ペットボトルの無糖紅茶やお茶とかはやはり無いでしょうか。

 

また日本食に関してはどうかということですが、意外にも現時点ではそこまで日本食シックにはなっていません。久々のお米は美味しいですが、別にお米が無くてつらいと思ったことはそこまでありません。まあ自分でいろいろ選んでいるからというのもあるとは思いますが、こちらで口に合わないものにそこまで遭遇していないからですかね。ハノーファーでのレストランでもいろいろ美味しいものを食べましたし、スーパーで買ったものも大体はいけます。それで大丈夫なものが分かると、それをリピートすれば食生活にはそこまで困りません。まあでも帰国したらお寿司は食べたいですかねえ。

 

さてそんなわけでお昼が終了すると、再び自室に戻って研究です。かなり集中して計算を続けていました。数時間はあっという間に経ち、もう晩ご飯の時間ですね。今回は食パンとパスタサラダにします。なお柔らかい食パンはもうないので、スーパーブランドのバタートーストを食べます。これと冷蔵庫のバーガーソース、チーズ、ハムでこんな感じにして食べましょう。

ミニバーガーソースパン

この後も計算をどんどん続けたいので、今回はちょっと簡易的にパパっと乗せました。これでもバーガーソースのおかげで美味しいですが、やっぱりあの柔らかい食パンの方がもっと美味しくできますね。またアレを買いましょう。そしてパスタサラダですが、これは一番好みの種類かもしれません。パプリカとズッキーニ入りで、最も「サラダ」っぽいし、味付けも好みです。これはリピートですね。

 

さて晩ご飯が終了すると、再び計算に戻ります。今日はこの調子で最後まで研究を続けましょう。なお途中で小腹が空いたので、新しいチョコパンを開けます。今回のは個数が8個から5個に減ったため、より1個のボリュームがアップ。大きさはもちろんですが、チョコソースも多くなっています。しかし個人的には、今回のはチョコソースの甘さが過剰な気がするので、前回のやつの方が好みかもしれません。

 

その後はシャワーを浴びて就寝。おやすみなさい。

 

~ 2023年2月27日(月) ~

 

おはようございます。今日も寒くて乾燥していますね。まずは洗濯からしましょうか。

 

なお洗濯機に向かうと、既に洗濯機に布切れのようなものが少し入っていました。もしかして誰か使っているのだろうか?今までも他に洗濯機が使われていることはあったのですが、自分が使おうとしたタイミングに重なるのは初めてです。しかし不思議なことに、布切れは入っているけども洗濯は開始されていない。特に洗濯をしようと誰かがいるわけでもないので、まあ自分が使ってしまいましょう。幸いなことに布切れが少しあるだけなので、近くにあったハンガーに適当に吊るして自分の洗濯を先にやります。

 

そして朝ご飯の食パンバーガーです。今回もスーパーブランドのバタートーストで作ります。少し小さなパンですが、一応これでもチーズ、ハム、カット野菜を挟んで作ることができます。こんな感じです。

ミニ食パンバーガー

小さくてもハムとチーズが2枚ずつ入っているのでボリュームはしっかり。おいしいです。でもやっぱりあの食パンがベストだな。ちなみにこれでハムが終了。新しいのを買いましょう。

 

そしてその後にはメールを書きます。その作業の途中ですが、10:00前くらいにドアをノックされました。どなたでしょうか?開けてみると、どうやら清掃員のようです。アレ、もしかしてこのゲストハウスって清掃があるの?少なくともハノーファーに行くまでの2週間ではそれっぽいことは無かったんだけどな……

 

それでまず2つのベッドのうち1つのシーツを交換。こんな感じになりました。

ベッドのシーツ交換

なお枕の隣のぬいぐるみですが、これは自分が自宅から持って来たやつです。いつも寝る時に隣に置いて癒しをもらっています。

 

2つのベッドのうち残りの1つは、使っていない上に洗濯した服とかを畳んで置きまくっていました。なので片方のだけ交換すればいいですと言ってもう一方はそのままになっています。さらに新しいバスタオルも支給。ゴミ箱も綺麗に空になりました。

 

バスタオルに関しても、清掃なんて無いと思っていたので自分で毎回洗濯していました。しかし実は洗濯する必要はなかったようですね……実際に今洗濯しているやつにもバスタオル2枚が入っています。まあいいか。

 

そしてその後もメールを書きます。ほどなくして洗濯が終了したので乾燥機に入れようとしましたが、乾燥機にも何か入っていますね……乾燥機にはベッドのシーツっぽいものが入っています。同じく乾燥機自体は使用されていません。先ほど清掃に入られたことを踏まえると、この洗濯機や乾燥機に入っているものはゲストハウスの清掃員が使っているものだろうか。とにかく洗濯機の布切れとは違って量が多いので、乾燥機を使うのは断念しました。

 

さてどうしようかと思いましたが、しょうがないので自室で乾かすしかない。自室にはハンガーが4つありますので、何とかしてこれを使って乾かそう。洗濯物のうちバスタオル2枚は最悪そのままにしてもOKです。というのも清掃が入って新しいのが支給されましたからね。後は服2着。これはハンガーにかけます。さらに下着類が2セットずつ。とりあえずシャツはハンガーにかけて、これでハンガー4つ分を消費。残りのハンカチ靴下パンツはハンガーの肩の部分に乗せるしかなさそうですね……こんな感じで。

これで乾くことを祈るしかない

まあとりあえずこれで乾くことを信じましょう。しかしこんなことになるのは初めてです。逆に今まで運よく毎回洗濯機と乾燥機を使いたい時に使えていたわけですね。そういうわけで、これから大学に向かいましょう。

 

なお大学に向かう途中、大学の駐車場にたくさん車が停まっていました。

大学の駐車場にたくさん車が停まっている

以前も似たようなことを書きましたが、今日は特に多い気がする。実際にキャンパス内でも人が多いような感じです。なぜだろうか。まあそんなこんなで大学に着いてからは再びメールを書きます。そしてほどなくしてスーパーへ買い出しへ。

 

なお思ったことですが、大学からスーパーへ向かう途中の交差点、これはもしかしたら歩行者がボタンを押さない限り渡れない仕様になっているのかもしれませんね。というのは、実際に車のみが青信号で移動できて歩行者信号は両方向とも赤になっている時があるからです。それから少し見づらいですが、この写真を見てください。

歩行者信号の様子

この信号、一見すると3つあるので自動車信号に思えますが、下の1つだけ少し向きが違います。なので上の2つが歩行者信号の部分です。実際これは信号を渡っている途中に撮ったので、歩行者信号が青の状態になっていますね。うっすらと人のマークが点灯しています。では下の信号は何か?これが斜めになっているのは曲がる自動車に見えやすいようにしているからですね。歩行者信号が青の状態の時に下の信号はオレンジ色に点滅します。

 

通常、日本では歩行者信号が青の状態だと同じ方向で自動車信号も青になります。なので自動車は常に横断する歩行者に注意しながら曲がるわけです。この場合はわざわざ自動車向けのオレンジ信号を用意する必要はないように思います。一方でここの交差点では自動車信号のみが青の状態を見ました。さらに以前ドイツでは歩行者信号が変わるのが早いということも書きました。

 

ここから類推するに、ここでは歩行者がボタンを押さない限りはずっと歩行者信号は赤のままなのではないか?ということです。実際このスーパーへの通りでは車が非常に多いです。なので、できるだけ車が効率よく移動できるように基本的には歩行者信号は赤なのかなあと。歩行者がボタンを押した時のみ、同じ方向の自動車信号が青になるのと同時に歩行者信号も青になる。そしてその歩行者が渡り終えたら速やかに赤に変わる。そういうシステムなのかもしれません。まあ仮にこの予想が正しかったとしても、ドイツ全体での交通事情は分かりませんね。しかしドイツは車社会ですし、また一部の高速道路では速度制限が無いということも合わせれば、このような効率的な交通システムを導入しているということにも頷けるかもしれません。

 

さて、話が逸れましたが、スーパーで買ったものを確認しましょう。

17回目の戦利品

今回は飲み物2種類とお気に入りの食パン。スーパーブランドのカップ麺も満足できることが分かったので主力になってもらいます。パスタサラダは新しい味。そして無くなったハムの代わりに違う種類のハム。前回よりも価格は0.3ユーロ高い1.29ユーロ(=180.6円)。どのような違いが出るでしょうか。

 

そしてバゲットサンドは同じのを2つ。これは嬉しい。というのも、毎回スーパーではバゲットサンドのコーナーをチェックしているのですが、今回買った味がなかなか売られていないんですよね。この味は過去に1度だけ食べました。あの時です。ゲストハウスに放置してたら直射日光でべっちょりしてしまったやつ。あの時に食べてみてすごく美味しかったので、ぜひともちゃんとした状態でもう1度食べたいとずっと思っていました。しかし毎回確認しても違う種類のものばかりだったわけです。おそらくですがバゲットサンドは3種類。そして今回は欲しかった味があったのでつい2つ取ってしまいました。

 

そして早速お昼ご飯。やっぱりこの味のバゲットサンドは美味しいなあ。また冷やさねばならないものはゲストハウスの共同冷蔵庫に入れるためにいったんゲストハウスへ移動。その後は再び大学に戻ってきて作業です。ブログもガリガリと書いていました。

 

その後に少し何か口にしたいと思い、以前買っていたスーパーブランドの安いスナックを開けてみます。

油っぽそうなスナック

写真を見れば分かる通りですが、結構油がついていますね。買った時のイメージはもっと軽い感じのだと思っていましたが、意外とヘビーなのかも。食べてみると、これはおいしい。ただやっぱり油っぽさは感じますね。そしてしょっぱい。なのでまあ手が汚れちゃうタイプです。まあ普通のスナックでも手が汚れるのはそうなんですが、特にこれは油が付着する感じですね。そしてちょっと辛いような。味はパプリカと書いてありましたけど、赤い粉には辛み成分もありそうです。でも別にすごく辛いわけではないのでおいしいです。手が汚れちゃうので、その場で1袋全部食べ切ってしまいました。

 

その後は事務作業をしまして、ほどなくしてからゲストハウスへ戻ります。さて、そういえば今日は洗濯物を乾燥機にかけられなかったんでしたね。早速確認してみます。バスタオルは大きいのと小さいのを1枚ずつ。小さいのは乾いていましたが大きいのはまだ端の方が濡れていました。まあでもバスタオルはそこまで急ぐ必要もないので、このまま放置しておきましょう。

 

そして気になる自分の洗濯物ですが、ちゃんと乾いていました。

 

……と思ったのですが、服はまだでした。下着類は大丈夫なようですが、服の脇の下と袖の先はまだ湿っています。もう少しこのままにしておくしかないですね。

 

さて今度は研究をします。研究に没頭しているとあっという間に夜になっていたので、晩ご飯です。今日は食パンとスーパーブランドのカップ麺にします。なお、またカップ麺は新しい味ですが、これは少し不思議な味。なんだろう。普通に美味しいのですが、どう味を表現すべきか分かりません。以前のようなチーズクリームソースとかトマトソースとかのシンプルな表現はできませんね。実際にカップ麺には"mit Paprika und Rindfleisch"と書いてあります。"mit"が"with"を意味するのは以前書きましたね。そして"Rindfleisch"ですが、これを翻訳すると「牛肉」だそうです。つまりこれはパプリカと牛肉入り。ちょっとこの味をうまく表現するのは難しいです。

 

その後も研究をガリガリ進めます。さて、そろそろシャワーを浴びましょう。この頃には洗濯物は乾いていましたので、ようやくその服に着替えられます。研究をガリガリ進めたり、洗濯物が乾くのを待っていたりとシャワーの時間は遅かったので、今日はこのまま就寝です。おやすみなさい。

 

~ 2023年2月28日(火) ~

 

おはようございます。昨日は結構夜も集中しましたので、ゆっくりめの起床。そういえば今日が2月最後か。早いものですね。寒いですが晴れでいい天気です。けど日が差すというほどでもなさそうですね。

 

朝食はまたも食パンバーガーです。うまい。なお、再び柔らかい食パンを買いましたので、やっぱりバーガーにはこれだなあと思いながら食べていました。そしてハムも新しいやつですね。まあぶっちゃけあまり違いは分からないので、初めに買った安いやつでいいかなあ。

 

それと、今までバーガーに挟んでいるカット野菜は同じものなのですが、少し色が悪くなってきたような気がしますね。そして心なしか苦くなってきたような……袋をチェックしてみると、賞味期限は2月23日のようです。もう5日も過ぎてる。なお買ったのは22日なので、2日間で処理することを想定しているわけですね。ちょっと難しいなあ。

 

まあでも肉とか乳製品じゃないので大丈夫だろうとあまり気にはしていなかったのですが、一応ネットで調べてみると、カット野菜の放置は食中毒の原因になるらしいですね。うーんそう書かれると少し警戒してしまうなあ。カットした部分から細菌が繁殖して腐敗してしまうとのこと。なお苦くなってきたということに関しても、レタスのラクチュコピクリンという成分が酸化することで苦味が増すようなので、これで説明がつきます。また賞味期限にかかわらず、開封後は素早く処理すべきともありました。なので少しもったいないですが、残っているカット野菜は処分することにしますか……

 

それから今後バーガーを作る際の野菜をどうしようかなあと悩みましたが、サラダを流用する作戦を思いつきました。今までそのまま食べていたサラダをいつも通りに購入します。朝食のバーガーで2回分くらいの野菜をサラダから流用して、残りをいままでのような夕食の付け合わせサラダとして完食する。これなら野菜の消費ペースを守りつつバーガーでの野菜も確保できますね。

 

さて、そんなことを調べつつも大学へ向かいましょう。今日は事務作業。主に資料作成を頑張ります。お昼は時間を少しずらして食パンとスーパーブランドのカップ麺です。カップ麺は以前食べたトマトソース味。美味しいです。またここでスーパーブランドのバタートーストを食べきりました。再び資料作成を続けます。

 

少しして小腹が空いたので、ここでお菓子でも食べましょうか。今回は以前購入した"milka"に挑戦してみます。ドイツでは大人気のチョコレートブランドです。早速開封してみますと、すぐにチョコが顔を出してきました。

開けたらいきなりチョコ

そして開封と同時に甘い匂いが漂ってきます。結構厚さもあり、ボリュームがありそう。食べてみると、これはおいしい。ただしかなーり甘ったるいです。これはオレオが入っているタイプということで、中にはオレオクッキーが入っています。

中にはオレオクッキーが

流石にこの厚くて甘ったるいチョコを1度に消費しきるのは無理だったので、残りはまた後日楽しむことにしましょう。しかしこれを1度に消費したらどうなるのか……ちらっと裏面を覗いてみると、カロリー表記がされていますね。

暴力的カロリー

右上には分かりやすい図が載っています。このmilkaは1つの大きなチョコですが、板チョコのようなマス目がついていて、3×5個のブロックに分けられます。右上の図は、3ブロックが20gで、それが5つで全体だということです。つまり全体は100gですから、表の左側ですね。するとカロリーは564kcalです。チョコレートだけでこのカロリーはなかなかすごくないですかね。これを何も考えずパクパクと食べているとヤバいですね。さて、少しこれは甘かったので、何か他のも食べたい……ということでLeibniz-Keksも食べました。これもチョコレートつきのビスケットなのですが、甘さが緩和されます。

 

その後はずっと資料作成に没頭していました。もう夕方になっていたので、スーパーに行かなければ。そこでスーパーに行こうとゲストオフィスを出ると、今日も修士学生の方がいるみたい。少し雑談しようと部屋に入ったら、来週の月曜日のイベントに誘われました。初めに何のイベントをするか話していたのだと思いますが、英語がうまく聞き取れなかったのでとりあえずうんうんと聞いて先に日時と集合場所を確認。その後にどんなイベントがあるかを聞くと、どうも自分の聞いた限りではクイズ大会のようなものをやるらしいですね。いわゆる早押しクイズ的なやつかと聞くと、そうではなくて各々がボードに書いて答える形式のクイズらしい。まあ詳しいことは来週の月曜ですね。なお場所は少しパーダーボルンから離れるようなので、バスで移動するようです。参加費は特にいらないようなので、気軽に楽しみましょう。

 

さて、少し話した後にスーパーへ。今回はこんなものを買ってきました。

18回目の戦利品

以前買ったサラダとマルチビタミン味の飲み物。サラダは早速バーガーの為の野菜として流用する予定です。そしてカップ麺は2種類。スーパーブランドのは以前買ったことのあるチーズクリームソース。そしてもう1つは日清カップヌードルビーフ味。これは少し値下げされていました(1.19ユーロ→1.09ユーロ=152.6円)。そしてお菓子も2種類。昨日のパプリカスナックが普通に美味しかったので似た感じのを購入(0.69ユーロ=96.6円)。もう1つはチョコレートでしょうか(0.59ユーロ=82.6円)。これも値下げされていたのかもしれませんが、いくらから値下げされたかは分かりませんでした。

 

なお「いくらから変化したか分からないのに値下げってどういうこと?」と思うかもしれませんが、基本的に自分は値札が赤いものが値下げされているという風に解釈していました。実際赤いやつはいくらからいくらへ値下げされたと書かれているものがほとんどだからです。でも今回のチョコレートには書かれていないんですよね。そこで、スーパーでいつも気になっていた文字をメモして、後で少し翻訳してみることにしました。

 

まず赤い値札にはいつも"Werbung"と書かれています。これを自分は値下げされたという意味と解釈していたのですが、翻訳結果は「広告」でした。つまりこれは「広告の品」を意味していたわけですか!なので必ずしも値下げされていることを意味するわけではないんですね。でも広告の品だから一緒に値下げされていることが多かったのか。なるほど勉強になりました。

 

ついでに他の文字も翻訳してみます。例えば"Discount Billig"と"Echt Billig"を調べると、"Billig"が「安い」で"Echt"は「本当」、つまり"Discount Billig"は「安く値下げしてるよ!」で、"Echt Billig"は「マジで安いよ!」ということですか。それから"Was für ein Preis"と"Nicht Verpassen"はどうでしょう。これは翻訳すると「なんて価格だ!」と「お見逃しなく!」でした。前者は英語だと"What a price"となります。いわゆる感嘆文の類ですね。"ein"は以前ドイツ語の数字を勉強した際、"eins"が1を意味することを書いたと思います。そしてドイツ語では不定冠詞の"a"も1を意味する"eins"を使うわけでしたね。"ein"はその変形でしょう。また"nicht"は否定の意味を持ちます。"verpassen"が「見逃す」という意味なので、英語だと"Don't miss"となるわけですね。

 

それから他のスーパーでの出来事を書きましょう。スーパーの店内放送で「レッカレッカレッッカー!」と叫んだ後にベラベラとドイツ語を喋るものがあるのですが、"lecker"が美味しいという意味だと分かった今、これは「うまいうまいうまい!」と叫んでいたことが分かりますね。放送の感じからして何らかの広告だろうとは思っていましたが、食品の広告だったわけですね。

 

そしてもう1つ。以前レジはベルトコンベアで行われるということを書いたと思います。自分が並んでいた際に、前のお客さんの買う商品がベルトコンベアに流れていましたが、途中で何か商品がベルトコンベアから落ちてしまったんですよね。しかも落ちた後にフタが取れちゃった。商品はプラカップのもので、プラのフタとは別にビニールのフタも付いてはいましたが、それでも落っこちてフタが取れちゃうのはちょっとアレですよね。そんでしかもお客さんも店員さんも落ちたことに気付いてなかったのが一番困りました。お客さんもレジの方しか見てないし、店員さんもひたすらバーコード読み取りしてて気付いていない……当然自分が拾うわけですが、拾ってどうする?ただ落ちただけなら普通にベルトコンベアに戻して乗せればいいですが、フタが開いちゃったからなあ。まあでも咄嗟に話す言葉を思い浮かばず、話したところでじゃあどうするかとなってしまうので、2人が気付かないうちにフタをつけてからベルトコンベアにそっと戻しておきました。

 

なお、以前は自分も何も考えずにベルトコンベアに商品を乗せていましたが、結構ベルトコンベアの動きは激しいです。速いというよりも、停止時にピタッと止まるので慣性力が強いという感じです。なので例えば飲み物とかは丸いペットボトルでも横に倒して乗せるのが正解だと思います。まあ今回落ちたやつは別に縦長のものではなかったんですがね……

 

さて、スーパーで買い物した後はすぐにゲストハウスへ戻ります。時間もまあ遅いですし、帰ったらそのまま晩ご飯にしましょう。晩ご飯はバゲットサンドとパスタサラダです。おいしい。パスタサラダはまた新しい味ですが、これもいけますね。なおバゲットサンドもパスタサラダも両方に鶏肉とトマトが入っていて味付けも似ています。たまたまですね。なおこれらは何味という扱いなのでしょう。それぞれの内容を翻訳してみますか。バゲットサンドには

"LECKER BELEGT MIT FEINER HÄHNCHENBRUST, EI UND TOMATE KALT ODER WARM GENIEßEN"

と長めの文が書かれています。ただ翻訳してもなかなかうまく表現できません。まず先頭の"LECKER"は美味しいという意味なのは既に知っていますね。"BELEGT"が少し難しい。これはよく分からないので省略。"MIT"は"with"ですね。なので後ろは具のことでしょう。

"FEINER"→"fine(英訳)"→「良い」

"HÄHNCHENBRUST"→「鶏の胸肉」

"EI"→「卵」

"TOMATE"→「トマト」

という感じです。そして後ろの文はというと、"KALT ODER WARM"は"cold or warm"です。最後の"GENIEßEN"は"enjoy"です。つまり……「おいしい鶏の胸肉と卵とトマトのバゲットサンド!冷やしても温めても楽しめる!」ということでしょうか。

 

しかしそう考えるとちょっと面白いですね。というのは、これを初めに食べたときは直射日光のせいで生温かくなってたわけです。でも実はこのバゲットサンドは温めても楽しめるタイプだったので、美味しく食べられた(?)わけですね。

 

そして続いてパスタサラダ。これには

"CAESAR & HÄHNCHEN"

"mit HALB-GETROCKNETEN CHERRYTOMATEN und KÄSE"

とあります。前者は「シーザー&チキン」ですね。そして後者は長いですが"HALB-GETROCKNETEN CHERRYTOMATEN"が「セミドライチェリートマト」だそうです。Googleで「セミドライ」と打つと候補にセミドライトマトが出てきました。そういうものなわけですね。なおチェリートマトはまあプチトマトのことだと思えばよいでしょう。そうするとこれは「セミドライチェリートマトとチーズを添えたシーザー&チキン」ということになりますね。

 

ちなみにシーザーサラダのドレッシングには卵が使われますから、ますますこの2つのテイストは似ています。特に意識はしていなかったですが、たまたま(卵だけに)この組み合わせになりました。

 

そんなわけでバゲットサンドとパスタサラダでお腹いっぱいです。後半は食べるのもちょっときつかったくらい。まあでもこれからバリバリ資料作成を頑張るので、エネルギーをどんどん消費しますよ!実際に資料作成に没頭しすぎて時間を忘れてしまい、シャワーを浴びたのは24:00を過ぎていました。それでその後にはさらにチョコパンとチョコチップクッキーも食べちゃったりして、結局寝たのは2:00前くらいだったでしょうか。こんなに遅くまで起きてたのは最初の空港からの到着時以来です。ということでおやすみなさい。

ドイツへ修行に行ってきますPart10

ひよこてんぷらです。ついにPart10まで来ました。研究留学もついに折り返し地点ですね。

 

今回は3日分を書きました。

 

~ 2023年2月23日(木) ~

 

おはようございます。今日もゆっくり起床。起きると少し肌寒さを感じました。外も雨っぽいようですね。連続して洗濯をしてきたので、今日の洗濯はお休み。早速昨日買ったもので食パンバーガーを作ってみましょう。まず食パンにハムを乗せます。そしてカット野菜を乗せてバーガーソースを絞ります。再びハムと食パンを乗せてギュッとサンド。

食パンバーガーチャレンジ

さて、味はどうでしょうか。一番気になるのはバーガーソースの味ですね。食べてみると、これはいけます!おいしい!バーガーソースはいわゆるオーロラソース、つまりマヨネーズとケチャップを合わせたような感じです。あるいはタルタルソースにも近い感じですかね。普通にいける。こんな感じです。

まじうま食パンバーガー

やや量が少ないですが、もっと野菜をもりもりにしてハムも増やせば十分満足する感じです。今度からはジャムの甘いパンではなくこちらのバーガーソースを使ったパンを楽しみましょう。

 

さて、朝食を楽しんだらほどなくして大学へ。今日は洗濯を待つ必要はないですから、大学で研究を進めましょう。ゴリゴリ計算します。そしてお昼ご飯ですが、今日はゲストハウスからカップ麺を持ってきています。今回はアジアヌードルに挑戦です。こんな感じです。

アジアヌードルの様子

こちらは日本のカップラーメンと同様、混ぜることなくお湯をいれて待つだけで完成するタイプ。麺も日本でよく見るタイプのと近いですね。なお"DUCK Taste"とのことですが、味はどうでしょうか。まあ普通においしいですね。しかしやっぱりしょっぱい。

 

今までの洋風なパスタは大体が食パンを必要とするタイプでした。大きなパスタ麺にはドロッとしたソースが非常によく絡むので、パスタ麺を完食する頃にはカップにはソースがほとんど残っていない状況。しょっぱいソースもたくさん食べることになるので、麺を食べる際にも食パンが必要です。一方で今回の麺は日本のと似たような感じなので、しょっぱくはありますが麺だけを食べるなら食パン無しでもいけます。ただしドロッとしたソースではないため、当然麺を食べ終えるとカップにスープが残ります。今までのソースは麺を食べれば無くなっていたわけですが、今回はスープの処理が必要ですね。

 

さて、今は大学にいます。自分の知る限りではスープを流せそうな場所はお手洗いの水場しか分かりません。しかしここにスープを流すものなあ……そうなると、もはやスープを流せる場所は自分の胃の中しかありません。環境問題に厳しいであろうドイツではベストな回答ですね。しかし麺だけは食べられても、やはりスープ単体だとかなりしょっぱい。このしょっぱさは複雑な味わいではなく、単純に塩と胡椒をたくさん入れたタイプのしょっぱさです。たぶん水で1.5~2倍くらいに薄めたスープでも普通に食べられるんじゃないかな。イメージとしてはわかめスープのねぎ塩スープみたいな。なのでスープを飲む際にはやっぱり食パンが必要になりました。

 

さて、それでは研究を続けましょう。作業に没頭しているとあっという間に夕方です。研究で糖分を使ったのか、あるいはしょっぱいスープの処理のせいか、チョコパンが欲しくなりました。ここでも1つ食べながら計算します。そして夕飯前にはスーパーで食料を調達しましょう。

 

なお先ほども書きましたが、今日は雨です。まあ雨と言ってもそこまで強いわけではないです。雨だけど自転車に乗ってもいいかなというレベルですね。そして前から思っていたことですが、ドイツ人はフード付きのダウンジャケット類を持っている確率が高いですね。雨で傘を差している人もいるにはいますが、どちらかといえば雨の日ではフードを被ってやり過ごしている人が多い。外が寒いということも合わせると、軽い雨風を凌げるという点でフードは確かに便利ですね。そして雨で濡れても大丈夫なダウンジャケット類が重宝されているという感じです。

 

なお日本ではあまりフードって使うイメージがないですよね。機能としてのフードではなくて単なる飾りというかデザインの一部というか……ネットで検索しても「いらない」とか「邪魔」とかいろいろ書かれています。かわいそう。少なくとも霧のような雨が多くて肌寒いドイツでは、フードは男女に限らず大活躍しています。

 

さて、それではスーパーで買ったものを整理しましょう。

15回目の戦利品

まずはスーパーブランドのバタートースト。以前食パンの値段を比較しましたが、やはり冷静に考えると量が多くてかつ安いスーパーブランドの500g食パンに手が伸びてしまいました。なお、「食パンの味の違いはあまりないので栄養価で決める」といった趣旨のことを以前書いたと思いますが、今消費中の食パン、HarryのSuper Sandwichはこれまでのとは大きく違います。パンがとてもやわらかく、きめ細やかでふんわりした感じですね。これに関しては高くても買いたいなあという気持ちがあります。しかし今回に関しては値段の意識が勝ちましたね。

 

それからスーパーブランドのチョコパン(1.49ユーロ=208.6円)。一見すると以前のチョコパン1.69ユーロよりも安く思えますが、内容量も360gに対して240gと少なめなので今回の方が少し高くなります。まあ比較してみましょう。そしてスナック(0.59ユーロ=82.6円)。これは激安ですが、値下げされていたものです。たぶん値下げされていなかったら手に取らなかったと思います。まあ安いしせっかくだから買ってみるか、という感じですね。ティッシュペーパーに関しては3回目です。消費ペースが以前よりも早いように思えますが、ゲストハウスと大学の2か所に設置することにしたので、まだ前回の分を完全に消費したわけではありません。

 

続いてですが、飲み物はおなじみの1.5Lの大きなやつ。最近いろいろ試していましたが、やはりコストパフォーマンス的にはこれがベストです。そして久しぶりの純ハリボーのコーラ味。スーパーブランドとの違いを確認しましょう。後はトルティーヤ3つとヴルストサラダ。なおこれらは全て値下げされていて、どれも1つ1.29ユーロ(=180.6円)で購入。いつも買っているものが値下げされていたのでたくさん買ってしまいました。まあ冷蔵庫に入れて少しずつ消費していきましょう。

 

さて、このヴルストサラダについてですが……流石にこれはもうサラダではないよね?今までサラダじゃないシリーズとしてポテトサラダとパスタサラダを購入しました。まあでもこれらの名称は一応日本でも聞きはしますよね。ポテトサラダはもちろん、またパスタサラダに関してはサラダパスタの名称の方をよく聞くかもしれません。とにかく馴染みがないわけではありません。しかしヴルストサラダはどうか?これはいったい何なんだ?ソーセージサラダ?なぜそこまでしてこれに「サラダ」と付けたがるのか?そんな医者に対して「俺毎日サラダ食ってるから!健康だから!」とか言って反抗するタイプの面倒なメタボ人間じゃないんだから……まあでも"NUTRI-SCORE"とかいうのを導入したりするくらいだから、やっぱり「サラダ」って付けとけば売れるんですかね。それとお察しの通りだと思いますが、これも側面見るとすごいですよ。

どう考えてもサラダではない

もはやチーズとソーセージしかないじゃんか。サラダ?どういうこと?自分を混乱させるのも大概にしてほしいですね。

 

まあ荒れるのはこれくらいにしておいて、大学で晩ご飯を済ませてから帰りましょう。晩ご飯はトルティーヤを1つ。これだけだと少し足りないですがトルティーヤ2つだと少し重いので、ここはお菓子で調節しましょう。そしてここでもチョコパン大活躍。

 

帰ったらまた少し研究の計算をしますが、あまり遅くならないうちにシャワーを浴びます。明日は少し早起きして、日本の方とのZoomミーティングに出たいんですよね。ということで23:00過ぎくらいには消灯したかなと思います。お疲れ様でした。

 

~ 2023年2月24日(金) ~

 

おはようございます。7:00前くらいに起床。たぶんこっちに来てから一番早い起床かも。まあ普段も完全にぐっすり睡眠は取れずに途中で1,2回くらいは起きてしまいますが、それでも何度か寝て睡眠時間を確保しています。そういう意味では、今回は一番早くに活動を開始したというのが正しいですね。

 

朝ということもあり、今日は一段と寒い。気象情報によると、やっぱり今日は普段より寒いっぽいです。そして断続的な雨。とりあえず8:00に大学のゲストオフィスでZoomミーティングをやりたいので、まずは着替えて朝食。今日も洗濯は無しで大丈夫そうですね。

 

朝食は食パンですが、今日はバーガーソースではなくてハノーファーのホテルから取ってきたバターとはちみつです。これでホテルから取ってきたものは全部消費。以前もバターとはちみつを使いましたが、今回は前回とは別のものです。特にはちみつは以前のと全然違いましたね。甘さは似たような感じなんですが、はちみつの硬さ(?)が違います。以前のは皆さんの想像するようなはちみつで、とろりと垂れる感じ。しかし今回のはフタを開けてさかさまにしても一向に落ちない感じ。この質感を文字で伝えるのは難しいですが、なんというかジャムと羊羹の間というか……流石に羊羹ほどの固形感があるわけではないのですが、でも普通のはちみつよりもずいぶんと粘性が強いです。これだけ強い粘性があるともはやNavier-Stokesでは扱えないような気がしますね。

 

さて、そんなわけで食パンを食べましたが、ここでもチョコパンを1つほおばり満足感をプラス。そして大学へ向かいます。無事にZoomミーティングには間に合い大学で待機していました。ちなみに日本時間ではミーティング開始は16:00です。日本とドイツでは時差が8時間あり、ドイツ時間では8時間巻き戻して8:00ということになります。なのでこの時差においては、夕方開始だとこちらも参加できてよいですね。

 

なお日本時間で20:00になると、こちらは12:00です。ちょうどお昼の時間。ということでお昼はいったん大学を離れてゲストハウスに戻り、冷蔵庫からトルティーヤとヴルストサラダを持ってきて再び大学へ。お昼ご飯を食べながらZoomを繋ぎます。やっぱりヴルストサラダは多くて半分残りました。それと一応玉ねぎも入っていました。でもサラダではないな。さてミーティングがお開きになると、こちらでは昼過ぎくらいの時間です。事務作業を少ししましょう。

 

なお、このくらいの時間に彼からメールの返事が来ました。ハノーファーからパーダーボルンまでの電車で会った彼です。以前ツーショットの写真を送ったので、その返信が来たわけですね。しかし以前に「おそらく彼はキリスト系の信者だ」と書きましたが、がっつり返信にそんなことが書かれていました。ツーショットの写真を送る際に「電車ではいろいろ助けてくれてありがとう」と送ったわけですが、ナッツやりんごもくれたので、「どうしてあんなに親切にしてくれたの?」という文章も添えました。もちろんこれは反語的な意味で添えたわけですが、彼からの返信にはこれに対する「答え」がいろいろと書いてありました。

 

どうも彼が言うには(聖書の教えを書いているのでしょうが)、「親切にしてくれたのは自分ではなくイエスキリストだ」とのことです。そして聖書の一節であろう

"It is no longer I who live, but Christ who lives in me"

という言葉を引用していました。他にもいろいろ書かれていて、例えば「自分は過去にいろいろな罪を犯したが、神の寵愛によって赦された」とか。聖書の引用もいっぱいされていました。そして最後に「もしよかったら今のゲストハウスに日本語の聖書を送ってあげるよ!」とも。一度だけ会った人に送る内容としては濃すぎない?流石にそこまではしなくても大丈夫かな……返信に時間がかかったのは、聖書の内容を書くためだったのでしょうか。

 

後はもうひとつ、彼からのメールに書かれている"I would love to"という表現が気になりました。以前ハノーファーでの研究集会中に何名かの参加者にメールを送ったと書きましたが、その返信の中にも"I would love to"という表現がありました。よく使われる表現なのでしょうか。調べてみると、まあニュアンス的には"I would like to"よりも強く、「是非とも!」という自分の気持ちの表れのようですね。単にお願いするというよりも、ポジティブな気持ちを乗せた表現なのでしょう。勉強になります。

 

さて、だいぶ話が逸れましたが、事務作業の区切りがいいところでスーパーに向かいます。今日は金曜日ですから、土日にはスーパーに寄らずに済むようにしましょう。なお時間は15:00くらいでしたが、この時は比較的強い雨でした。この「強い」とはこれまでのドイツでの雨と比較してですね。傘をわざわざ買うほどではないけど、傘があったら差す、というくらいの雨です。それでも外を見ると傘を差している人よりフードでやり過ごしている人が多かったですね。まあ自分もそうしました。大学からスーパーまではそこまで遠くないですからね。

 

そしてスーパーから帰ってくる際ですが、その頃にはもう雨は止んでいました。とはいえおそらくまた降るのでしょう。そして大学に戻って戦利品チェックです。

16回目の戦利品

飲み物は再びVolvicの1Lのやつに戻ります。そして通常のサラダとパスタサラダ。またカップ麺はスーパーブランド。スーパーに行くたびに毎回カップ麵コーナーを見るのですが、やはりあの時の値下げされた価格が忘れられません。普通に200円くらい出して買うか、あるいは100円くらいまで値下げされたものを買うか……別に最安値ではなくていいですが、通常価格で買うのにはやはり躊躇してしまいました。なおスーパーブランドならいつでも0.59ユーロ(=82.6円)。クオリティの差もありますが、ここまで価格差があるとこれを買ってしまいます。なので値下げされるまで粘って、それまではスーパーブランドで耐えましょう。

 

そして再びチョコパン(1.69ユーロ=236.6円)。今度は300gなので、やっぱり一番最初のチョコパンが最安。まあもちろん初めにそれを選んだのも一番安かったからなので当然ではありますが。いろいろ比較しましょう。それと、甘いパンは賞味期限が比較的長いのもいいところですよね。

 

そして残りはバター(1.59ユーロ=222.6円)とチーズ(2.22ユーロ=310.8円)。チーズは価格の水準が難しく、けっこう選ぶのに迷いました。なお、これはたぶんまだ書いていなかったことだと思いますが、ここのスーパーでは様々な商品の価格が比較できるようになっています。例えば飲み物は通常の値段に加えて、その脇に小さい字で1L当たりの値段も書かれています。チーズの場合も同様に、1kg当たりの値段が書かれています。なので、単純にコストパフォーマンス面で比較するのは実は簡単なんですよね。

 

チーズに関して自分がスーパーで見た限りでは、1kg当たり10ユーロ(=1,400円)を下回れば安いという感覚でした。逆に高いやつは25ユーロ(=3,500円)くらいでしたかね?日本でよく見かけるスライスチーズがどのくらいの重さか分かりませんが、ざっくり調べた感じでは合計100gちょっとという感じです。なので大雑把ですが、上の価格を10で割れば日本のスライスチーズとの価格と比較できます。

 

とまあスーパー内で価格を比較するのはいいんですが、単純なコストパフォーマンス面だけで比較してよいのかという疑問も残ります。例えば「たくさん入っていてコスト面ではお得だけど、結局いっぱい入っているので価格そのものは高い」という感じです。なので普通に量的にもちょうどよくてお得感もあるやつは……といろいろ物色した結果がこれです。なお写真にもありますがこのチーズは200gです。なので5倍すれば1kgで11.1ユーロ(=1,554円)。まあ安めで量もちょうどよいかなと。

 

それから忘れていましたが今日はキャッシングもしました。いくらにするか悩みましたが280ユーロ(=39,200円)にしました。既にこれまでには250ユーロを引き出したので、それよりも若干多いくらいに留めました。まず渡航してから2週間パーダーボルンで現金を使い、ハノーファーではほとんどがクレジットカード。戻ってきてからも1週間は現金でなんとかしました。なのでまあ残りの渡航期間も含めるとこのくらいで何とかなるだろうと予想。また渡航してから購入した洗濯用洗剤、シャンプー、スプーン、フォーク、ハンドクリームなどはもう購入することはありませんから、もう少し余裕ができるかなと。この余裕は帰国時のお土産や現地の空港で使う分として取っておきます。

 

さてスーパーから帰ってきたらまずは一部のものをゲストハウスの共同冷蔵庫へ。そして再び大学へ戻って作業です。今日は早起きしてZoomミーティングもしましたから、研究はお休みしてゆっくりしましょう。休憩しながらブログを書いたりしていました。途中でチョコパンも食べます。今日は活動時間が長いですから、お昼もいつもより少し早く、そして小腹が空くのも早いです。

 

ブログを書くのに没頭しているともう20:00です。大学を出てゲストハウスに帰ります。お腹が空いたので、ここで再び食パンバーガーにチャレンジ。今回はバターとチーズも買いましたから、前回より本格的になるはずです。前回よりもソースを多めに、野菜もたっぷり。

食パンバーガーチャレンジ(再)

 

これを再びハム、チーズ、食パンで挟みます。さて、今回は……うまっ。これはうまい!チーズを挟んだことでボリューム増加、ソースと野菜も増やしてさらにパワーアップ。もちろんバターも風味付けに一役買っています。これはうまい。うまい!まさに"lecker!"です。

めっちゃまじうま食パンバーガー

さて、ここで気になったのは果たしてこの食パンバーガーはいくらなのか?これまでの材料費を計算です。

 

食パン 1.69ユーロ=236.6円

バター 1.59ユーロ=222.6円

バーガーソース 1.19ユーロ=166.6円

ハム 0.99ユーロ=138.6円

チーズ 2.22ユーロ=310.8円

カット野菜 0.89ユーロ=124.6円

合計 8.57ユーロ=1,199.8円

 

もちろんあくまで材料費ですから、この材料費からたくさん食パンバーガーが作れます。例えばこれで5回分作れるとすると、1つ当たり1.71ユーロ=240円!これはかなり安くないですか?例えば以前のマックのバーガーやスーパーのバゲットサンドが1.99ユーロ(=278.6円)であることを踏まえれば、それよりも安くてずいぶん満足感もあります。ということでかなりいい感じです。自分の要望であった「可能な限り調理しない」という点をクリアしつつ、満足感もあってコスト面も悪くない。割と自分の中では最適解にたどり着いた感があります。いやしかし研究の為に留学しているのに、食パンでバーガー作ってレビューしたり材料費を計算したりと何やってんだって感じですよね……

 

まあそんなこんなで夕食を終え、少し研究をやりましょう。なおその途中でハリボー開封。スーパーブランドのpseudo-ハリボーとどのくらい違うかを確かめましょう。まず分かったのは、とにかく弾力が違う!スーパーブランドのがやわらかいというのは以前も書きましたが、その後に改めてハリボー食べると弾力が全然違うということを強く実感しました。それとやっぱり味も違いますね。でも味は別に優劣があるかというとそういうわけではないと思います。単に味が違うなあというくらい。とにかく弾力の違いだけははっきりと分かりました。

 

その後も研究を続け、シャワーを浴びて就寝です。お疲れ様でした。

 

~ 2023年2月25日(土) ~

 

おはようございます。今日も朝は寒いです。けど天気は曇りのよう。雨は降ってないですね。

 

さて今日は洗濯をしましょう。洗濯中に朝ご飯です。朝ご飯は昨日の食パンバーガーを再び作ります。おいしい。しかしボリューム満点なので、これを朝ご飯にするとお昼の時間にお腹が空かなそうだな……

 

さてその後は洗濯終了まで研究を続けます。案の定お昼の時間になってもお腹は空かず、先に洗濯が終了。乾燥機に入れてまた研究を続けます。研究をする環境なら大学の方が良いので大学に行こうと思いましたが、今日のお昼は共同冷蔵庫に入れてある昨日のヴルストサラダの残りとトルティーヤの予定です。なのでお昼を食べてから大学に行くことにしました。

 

そして実際にお昼を食べたのはお昼をまあまあ過ぎた頃で、それから大学へ。なおヴルストサラダは残りといえどもあのギッチギチのヴルストとチーズですから、お昼でもやっぱりお腹いっぱいに。そして大学ではずっと研究を続けました。少し大学に来たのが遅いですから、今日はみっちり作業しましょう。

 

そして確かゲストハウスに帰ったのは20:30頃。結構長い間集中して作業していました。流石にこの時間にもなればお腹が空きますので、晩ご飯にしましょう。晩ご飯はカップ麺と食パン、そしてサラダです。カップ麵は底値を知ってしまったのでなかなか手を伸ばせず、その結果スーパーブランドの安いカップ麵を買ったのでした。今回はどうでしょうか。

 

するとこれもうまい。スーパーブランドのカップ麵でも十分満足しました。確か一番初めに選んだスーパーブランドのカップ麵はボリュームが不足しており、これが通常のカップ麵との違いなのかなと思っていました。しかし2度目ではチーズクリームソースを食べ、思いのほかボリュームがありました。そして今回は3度目になりますが、これもしっかりとした満足感。

 

ということで別にスーパーブランドだからボリューム不足だったというわけではなく、単に初回のチョイスがボリューム不足なだけだったようです。ちなみに今回のは"Tomaten-Sauce"です。トマトソース味ですね。濃厚で麺ともしっかり絡み、おいしいです。それに加えてサラダもたっぷり食べましたから、お腹いっぱいですね。

 

さてこれで満足しましたので、また研究を引き続き頑張りましょう。その後はシャワーを浴びて就寝です。

 

なおここで尻から血が!悲しいですね。まだこのことは書いていなかったと思いますが、ドイツでのトイレってウォシュレットはないんですかね。自分はこれまでにパーダーボルンのゲストハウスと大学、またハノーファーでのホテルと大学、さらにハノーファーでのレストランでもトイレを使用しました。つまりこれまでに計5か所のトイレを使用したことになるのですが、どのトイレにもウォシュレットが付いていませんでした。なのでまあお尻は念入りに拭かないとダメですよね。

 

それに加えて、以前スーパーブランドのティッシュペーパーが硬いと書きましたが、ゲストハウスのトイレットペーパーもなかなか硬いです。つまりトイレの後はウォシュレットを使わずに硬い紙で念入りに拭かないとダメなんですよ。

 

まあ要するにここから何が導かれるかというと、尻から血が出たっていうことですね。なおゲストハウスのトイレはシャワルーム・トイレ・洗面所の全てが1室に入っているので、これまでにもウォシュレットが使いたいときは代わりにトイレットペーパーを洗面所の水で濡らして拭いていたりもしました。少し手間がかかって面倒ですが、また血を出さないようにするには、基本的にはトイレットペーパーは水で濡らして使った方が良さそうですね。そんで最後に乾いたので水分だけ拭き取って終えるくらいがいいのでしょう。

 

まあ幸い夜のゲストハウスで起きたことなので、とりあえず寝てやり過ごすことができます。明日には尻から血が無くなっていることを願いましょう。それではおやすみなさい。

ドイツへ修行に行ってきますPart9

ひよこてんぷらです。今日からまたパーダーボルン滞在記です。

 

4日分を書きました。

 

~ 2023年2月19日(日) ~

 

おはようございます。やっとハノーファーからパーダーボルンまで無事に帰ってこれてゆっくりできます。

 

とはいってもそこまでゆっくりもできません。ハノーファー滞在中は一度も洗濯できなかったので、これからたくさん洗濯をしなければなりません。後は事務作業。書類の作成をすることと、そしてメールを書くことですね。

 

まずは朝起きてすぐ洗濯。最優先は下着類。服はまあパーダーボルンに置いてきた分がありますからとりあえずそれを着てやり過ごすとして、下着は全部洗濯。

 

洗濯中は朝ご飯のポテトサラダ。昨日買ったやつです。朝としてはけっこうボリュームがあり、かなり満足しました。少し起きた時間が遅かったこともあり、お昼はずらして食べることにしよう。そして書類作成。メールのやりとりも済ませます。昨日送信していなかった研究者へのお礼メールも送信。とりあえず2名分。他にもメールを書きたい方が5名います。なので今まで送信した分を合わせて10名分の英文メールを書きます。なかなか大変。

 

洗濯が終わると次は乾燥。ここでちょっと面白いことが。洗濯物を乾燥機に放り込んでいる時に、見知らぬお姉さんから声をかけられました。単なる挨拶ではなく自分に何かを尋ねている様子。しかしドイツ語でペラペラ話しかけられても分からない。"Sorry?"と少し困惑していると、相手から"English?"と聞かれます。「EnglishじゃなくてJapaneseでお願いしたいなあ」と心の中で思いつつも、こくりと頷くと、今度は英語で説明してくれます。話を聞いて、なるほどと事情を察知。どうもこのお姉さんは家族でこのゲストハウスに今日チェックインしたらしいですが、ドアの開け方が分からないとのこと。これは自分が到着時に経験したことと同じだなぁと思いつつ、何とか説明。まあ咄嗟にうまく英語で説明できなかったのでほとんどジェスチャーで。うまく開くとおおと感心しながら"Thank you!"と言ってもらえました。よかったよかった。

 

思うことはいろいろありました。まずはやっぱりこのゲストハウスのシステムって全体的に不親切だよな……ということ。相手は初めにドイツ語で話しかけていたはずなので、ドイツ人だと思われます。仮にそうでなかったとしても、ドイツ語が堪能なのである程度ドイツに何らかの意味で精通しているはずです。それにも関わらずドアの開け方が分からなかったということは、やっぱりこのゲストハウスサイドに問題があるよね?

 

そして同時に助け合いの心を学びました。自分が初めに他人から聞いたドアの開け方を、今度は他人に伝授する。自分がドイツに来て赤の他人から助けられたことはいろいろあります。まず空港についてからタクシーの運転手、バスの運転手と乗客、そしてゲストハウスの利用者。後はハノーファーでのホテルの管理人と、パーダーボルンに戻る際の電車で会った彼。一方で自分は研究集会中にお金を建て替えて、それから今ドアの開け方を教えました。ドイツ人の親切な心が垣間見えます。レストランでの夕食時の店員さんもみんないい人でしたし、親切にされると他人にも親切にしたくなりますね。

 

後は単純にお姉さんがかっこよかったということですね。自分がドイツ語を理解できずにオロオロしてたらすぐに英語に切り替えて説明してくれるの、めっちゃかっこよくないですか?これまでに何度かドイツ語で話しかけられたことはありましたが、大体こちらが英語で返答してもドイツ語のまま話しかけられてしまうケースが多かったんですよね。なのでパッと英語にして伝えてくれたのが本当に助かりましたし、相手に合わせて言語を変えられるのがかっこいいなぁと思いました。

 

また不思議に思ったことが2つあります。まず1つはなぜ自分にドイツ語で話しかけてきたか。明らかにドイツ人の身なりではなかったですからね。思うに、先に自分が家族に話しかけていたからかもしれません。実は、お姉さんの弟と思われる人に自分が先に"Hallo"と挨拶していたんですよね。

 

ドイツに来てから初めの内はなかなか抵抗がありましたが、ゲストハウス内の利用者はけっこうお互いに"Hallo"と挨拶することが多いです。以前スーパーのレジでもそうだと言いましたが、ハノーファーでのホテル管理人もレストランの店員もそうでした。そしてバスの運転手もそうです。さすがに外で道行く人に"Hallo"と挨拶することはないですが、ゲストハウス内の利用者同士では"Hallo"と挨拶します。こちらに来てから自分から挨拶できる勇気はなかなかありませんでしたが、少しずつそんな文化を理解できるようになり、今では自分から少しだけ挨拶できるようになりました。そんなわけで、昨日も自分がゲストハウスに入ってから会った利用者には"Hallo"と挨拶しています。

 

ですので、実は洗濯機に向かう際に弟と思われる方に自分が先に挨拶していました。なのでもしかしたら自分がドイツ文化に染まっており、ドイツ在住の日本人だと思われたのかもしれませんね。あるいは単純に、自分が洗濯機を利用していたから数年単位の長期滞在者(=ある程度はドイツ語が分かる)だと判断されたのかもしれません。

 

そしてもう1つ不思議に思ったことは、なぜかお姉さんの困っていることが分かったことです。先ほど英語で説明してくれたとは書きましたが、それでもドイツ語と英語が両方使える方ですから、めっちゃ流暢でそれなりのスピードがありました。なのでぶっちゃけ言っていることはほとんど分からなかったんですよね。それなのに、なぜか相手が何を伝えたいかが英語に変わった後すぐに理解できました。ドイツ語の時は本当に何を伝えたいか分かりませんでした。自分が洗濯機の前にいたので、「この洗濯機は自由に使っていいの?」とか「次は私も洗濯機使いたいけどいいかな?」とかそんなことを聞いているのかなあと勝手に想像していましたが、英語になると「ああ、なるほどドアが開けられないのか」と直感的に分かりました。しかし今でもどうしてあんなに流暢な英語の意味が理解できたか分かりません。無意識のうちに何か英単語を聞き取っていたのかもしれませんね。自分でもすごく不思議でした。

 

さて、長くなりましたが洗濯物を乾燥機に入れて戻ります。この間に他の参加者にもメールを書こう。実はこのメールを書く作業で今日は終わってしまいました。前にも書きましたが、翻訳機を使ったり単語を調べて例文とかを見て文法に間違いがないかチェックしながらメールを書いていると、本当にすごく時間がかかってしまうんですよね。もし自分が英語に精通していたらもっとスムーズに書けたのでしょうが、自分の能力不足を実感します。まあでも個々にメールを送って、個人個人との研究集会中でのエピソードも少し交えてメールを送ったので、きっと相手は良い印象を持ってくれるはずです。そう信じましょう。メールを書くのはなかなか体力を使ったので、合間にはぼーっと休憩をしたりブログを書いたりしていました。

 

それから途中でお昼ご飯もですね。お昼を食べたのはけっこう遅くて、おやつくらいの時間だったと思います。まあとりあえず以前買っていたスーパーブランドのカップ麺。初めに食べたときは「これはボリューム不足かも」と書いたやつです。朝が少し遅かったうえにポテトサラダをがっつり食べたので、たぶん昼はこれくらいでいいだろうと選択。しかし食べてみると意外にもボリュームが。おそらく今回食べた味がアレだったからです。"KÄSE-SAHNE-SAUCE"を覚えていますか?チーズクリームソースですね。前回はスープに近い感じでしたが、今回はチーズクリームなのでトロトロしています。なのでこれはパンに合うし、パンと一緒に食べると満足感があります。

 

それからちょっと忘れていたことがあって、この手のカップ麺は基本的にお湯を入れてからしっかり混ぜて、それから5分待つというタイプです。しかしハノーファーでの1週間を経て混ぜるステップを忘れてしまい、お湯を入れて何もせず5分間放置してしまいました。開けて食べようとした時にフォークが重くて「あ!混ぜ忘れた!」と気付きます。でもまあ混ぜ忘れてもそこまで問題はなく食べられました。ただ麺のうち一部はパリパリのままだったので、皆さんは忘れずにしっかりかき混ぜましょう。

 

その後も休憩を挟みつつメールをたくさん書いて、撮った写真の選定作業。バンバン送信しまくります。お昼が遅かったので夕食もけっこう遅かったです。夕食は昨日買って余ったトルティーヤとハムサラダ。おいしいです。乾燥機から洗濯物を取り出して、またぼーっと休憩をしながら寝ました。今日は本当にメールを書く作業で一日が終わってしまいましたね。明日は月曜日なので大学に行きましょう。それではおやすみなさい。

 

~ 2023年2月20日(月) ~

 

おはようございます。さて今日も起きたら洗濯です!もちろん昨日のうちにハノーファーで着たものを全て洗濯するのは無理ですから、今日は洋服たちの一部を洗濯。同じく洗濯中に朝ご飯と事務作業。そしてブログも書きます。

 

朝ご飯は食パン。もうジャムはありませんが、実はハノーファーのホテルの朝食バイキングにあったものを一部持ち帰ってきています。バターやはちみつ、そしてジャムです。ここではバターとはちみつで食パンをおいしくいただきました。バター丸ごと1つはなかなか贅沢です。おいしいなあ。はちみつはかなーり甘い。うまい。それからハノーファーでの研究集会中にもらったLeibniz-Keksも開けちゃいます。

チョコレート味のLeibniz-Keks

食べてみましたが、これは普通にうまいやつ。普通のプレーンのビスケットに、表面がしっかりとチョコでコーティングされています。チョコは厚めで量も多く、めっちゃいいですね。

 

そして事務作業やブログの作業中に洗濯が終了し、乾燥機に突っ込んだら大学へ。自分だけパーダーボルンに1人で帰ってきてから初の大学です。誰かいるかなぁと思いましたが、現地の研究者の方と修士学生に会いました。研究者の方へお願いしてプリンターを使わせてもらい、印刷やスキャン。事務作業で必要なステップです。なおこの際に電車がストップしたということを伝えると、「もし万が一買ったチケットの電車がストップしたら、そのチケットのまま後の電車に乗れるよ」と教えてもらいました。やはりそういうアクシデントの場合は対応してくれるみたいですね。まあいずれにせよ自分の買ったチケットまでは波及せずに済みましたので、よかったです。

 

そして大学のゲストオフィスで作業を続けていると、今度は修士学生の方から「一緒に学食どう?」とお誘いを受けました。面白いことに、自分が「そろそろお昼を食べるか」と持って来たフォークを洗いにお手洗いに行く時に彼とバッタリ。ゲストオフィスと彼のオフィスはすぐ近くなのですが、お互いに大学にいることに気付いていませんでした。ここで会わねばフォークを洗った後にカップ麺を食べるつもりだったので、いいタイミングでしたね。そして何気にパーダーボルンでのMensaは初めての利用です。もちろん快諾して一緒に行きます。なお、その際にパーダーボルンのMensa専用のプリペイドカードを用意してもらいました。

 

このプリペイドカードは電車のSuicaと同じような単純なシステムで、事前にチャージした後に学食の会計で使えます。さっと置くだけで会計が済むので、非常に便利です。しかし発行手続きをする必要があるので、修士学生の方が手続きをしてくれました。まあ手続きといっても窓口でお金を渡すだけです。このお金というのはデポジットです。Suicaも発行時に500円が必要で、返す際に500円が返ってくるというシステムだったと思います。このプリペイドカードも発行時に5ユーロ(=700円)を支払ってから作成可能で、返却時には返ってきます。20ユーロを渡しておつりの15ユーロ分をチャージしたものをもらいました。

 

そしてMensaの昼食。

パーダーボルンのMensaで昼食

これは以前にも書いた"Schnitzel"ですが、豚肉ではなく鶏肉です。これは本当にフライドチキンの感じですね。日本でも容易に想像できる味です。うまい。またソースはあんかけっぽいですが、けっこうしょっぱめ。レシートをもらい忘れましたが、残額から確認するとパンと合わせて4.7ユーロ(=658円)です。

 

なお以前自分で"Schnitzel"について調べたことを書きましたが、やはり聞いてみると彼からも同じ返答をもらいました。つまりもともとは牛肉だけど、一番豚肉が一般的とのこと。なるほどです。

 

そしてこのプリペイドカードですが、もちろん単なるカードなので直接残高を確認することはできません。しかし面白いのが、Mensaのあらゆるところに残高を確認できる場所があるんですね。普通にSuicaとかをタッチするような機械がMensaのいろいろなところに設置されており、そこに自分のカードをかざすとすぐに残高を確認できます。実際、自分もレシートをもらい忘れたのでこれで残高を確認しました。

 

そして戻る途中で少しお話をしながら、彼とは別れて再び作業に戻ります。事務作業をしたりブログを書いたりしていました。途中でメールの返事が来てその返信とかもしていました。ある程度経ってから、今度はスーパーに向かいます。

 

今度はこんな感じのものを買ってみました。

12回目の戦利品

ハムサラダとバゲットはよいでしょう。お菓子は以前のスーパーブランドのコーラに再挑戦。ひっついていたのが時間を置いたせいなのかどうか検証します。そして同時に見つけた新しいスーパーブランドのグミも買います。これも明らかにハリボーを意識したテイストですね。

 

飲み物ですが、新しいのを2つ。これは以前の"Volvic"や"Carolinen"ではないやつです。なお価格ですが、左のマルチビタミンが1.79ユーロ(=250.6円)で、右のパッションフルーツが1.39ユーロ(=194.6円)です。こう見ると左のが高いように見えますが、左のは通常の価格に対して右のは値下げされています。もともとはなんと2.29ユーロ(=320.6円)。いずれも量は1Lなので、500mL換算だと、左のが125.3円、そして右のは160.3円のを97.3円で購入したということになります。左のは自販機とかと比べるとまあ安い方だと思いますが、右のは元値だとけっこう高い。それがこんな安く手に入るわけですから、これはチャレンジしない手はないですね。

 

そして最後はミニチョコパン(1.69ユーロ=236.6円)。これはスーパーブランドのやつで、小さいのが8個入り。1つ当たり30円くらいですね。小腹が空いた時に食べられそうです。

 

大学のゲストオフィスに戻ってからさらにブログをガリガリ書きます。今日は昼に食べようとしていたカップ麺を食べなかったので、これを夕食にスライド。このまま大学内で食べちゃいましょう。食べるのはアラビアータ。これはほんとにおいしくてハマりましたね。めっちゃうまい。そして食べ終わってから帰ります。確か20:00くらいだったでしょうか。

 

帰った後は乾燥機チェック。ちゃんと乾いていますね。と思ったらほんのわずかに湿っていました。まあこのまま着ても問題ないくらいには乾いているのですが、やはり少し洗濯物が多すぎましたかね。下着類は全部洗濯しても大した量ではないですが、暖かい服装類はかなり大きくて重いです。それに加えて他の洋服やバスタオルなどもボンボン入れていたので、少し多かったかな。まあでもほとんど乾いているのでハンガーに吊るしておけばよいでしょう。

 

その後はまた作業に戻りましたが、夜中に少しお腹が空いてしまいました。まだバゲットはありますが、どうしようかなあと思い、もらったお菓子を開けることにしました。以前ハノーファーの研究集会中に食べておいしいと書いたやつです。味が2種類あるので、まずはプレーンな方から。少しだけ食べるつもりが、おいしかったので1袋全部食べてしまいました。いやほんとにおいしいな。"lecker!"です。まあもう1つ別の味もありますから、これはまた後でチャレンジしましょう。

 

それから買った飲み物を飲んでみましょう。高かったパッションフルーツです。めっちゃうまい。というか濃い。グビグビ飲むのがもったいないようなしっかりした味わいです。うまいなあ。これは安いうちにまた今度別の味を買いましょう。良い。

 

なお、少しずつ現金が減ってきました。またどこかで1度おろそうかと思いますが、できるだけピッタリの額をおろしたいですね。いくらにしようかな……そんなことを考えながら、ほどなくして就寝です。おやすみなさい。

 

~ 2023年2月21日(火) ~

 

おはようございます。少しずついつもの日常が戻ってきた気がします。

 

朝はゆっくり起きてまず洗濯。そして朝ご飯。今日もハノーファーのホテルから持って来たはちみつとジャムを消費して食パンを食べます。やっぱり甘いなあ。少し物足りないのでLeibniz-Keksもつまみます。それから昨日買ったミニチョコパン。これ普通においしいな。手軽に小腹を満たせるので、あると重宝するかも。

 

洗濯中は再び事務作業。ブログも書いたりします。なお洗濯用洗剤ですが、けっこう減ってきました。

洗剤けっこう使いました

残りの滞在期間は3週間弱。何とかしてこの洗剤だけで耐えきれないか?今後は少し洗剤量を減らすなどして工夫していきましょう。最悪帰国が近づいたら服は洗わずに下着だけ洗うという作戦も視野に入れます。

 

そして洗濯が終了したら乾燥機に入れて大学へ。この日は曇りで地面が濡れています。雨が降っていたっぽいですね。大学に来てからはガリガリと事務作業、書類作成。以前もちょろっと書きましたが、少し不便なのがプリンターを自由に使えないことです。印刷やスキャンをするには現地の研究者の方にお願いしないとダメです。でないと印刷室の鍵が使えません。なので高頻度で印刷やスキャンをするのは少し難しい。今は大学の講義期間ではないですから、毎日現地の方がいるとは限りません。

 

さて、作業に集中していたらもうお昼の時間です。実は食パンは今日の朝食で消費しきってしまったので、もう食べられる物がありません。ゲストハウスの共同冷蔵庫にはバゲットサンドとハムサラダが眠っていますが、今は大学にいます。ということでスーパーに行って昼食を買いましょう。買ったのはこちらです。

13回目の戦利品その1

13回目の戦利品その2

昨日好評だった高価な飲み物は、今日も値下げされていました。ということで今のうちに買っちゃいましょう。梨味でしょうか。それから無くなった食パンは別の種類を購入。価格は1.69ユーロ(=236.6円)。ここで、これまでに買ってきた食パンと価格を比較してみましょう。

 

Butter Toast: 500g 1.19ユーロ=166.6円

Körner Balance: 375g 1.59ユーロ=222.6円

Butter Toast(スーパーブランド): 500g 1.19ユーロ=166.6円

Vollkorn Toast(スーパーブランド): 500g 1.19ユーロ=166.6円

Körner Balance(2回目): 375g 1.69ユーロ=236.6円

Super Sandwich(今回の): 375g 1.69ユーロ=236.6円

 

なおスーパーブランド以外のブランドはHarryというやつです。初めて買ったButter Toastはかなり安く手に入っていますが、おそらくこれは値引きされていた可能性が高そうです。Körner Balanceも2回買っていますが、1回目と価格が違うので、これも1回目は少し値引きされていたのでしょう。しかしそう考えるとスーパーブランドはやっぱり安い。でもパンの消費ペースも考慮すると375gくらいが安定なんですよね……小さいのでいいのに大きいやつの方が安いという面白い現象が起きています。

 

そして新しいパスタサラダ(1.66ユーロ=232.4円)。これもサラダコーナーに以前から置いてありましたが、今日なんとなく買ってみました。たぶんこれも"SALAT"と書いてあるけどサラダじゃないパターンのやつです。

 

そして昼食のために買ったパン。写真の奥にあるのは以前のピザパンにサラミをトッピングしたやつ。なので以前の価格に0.1ユーロを加えた0.99ユーロ(=138.6円)です。そして左のがベーコンチーズクロワッサン(0.85ユーロ=119円)。上のはなんかよく分からないやつ(0.75ユーロ=105円)。チャレンジ枠です。

 

ちなみに以前スーパーの建物のファストフード系レストランもチャレンジしてみようかなと書いたわけですが、やめました。一応建物に入っている店をいろいろ見てみましたが、外から価格を確認できるものは軒並み高い。マックがバカ高かったように、全体的にお店は高そうです。

 

これまであまり物価の高さを実感してはいなかったのですが、確かによくよく考えてみるとけっこう高いかも。例えばカップ麺は値下げされていないものだと250円くらいでしたしね。それから飲み物も500mL単位で換算して、120円くらいなら自販機よりは安いとか書いてましたけど、実際日本なら紙パックの1Lでそのくらいの価格で買えるものもありますからね。でもスーパーブランドのチョコチップクッキーだけは割安だったな。勉強になります。

 

大学に戻ったら早速食べてみます。まずはサラミのピザパン。めっちゃおいしい。サラミはけっこう惜しみなくトッピングされているので、通常のピザパンよりも満足感が高い。うまい。それからベーコンチーズクロワッサン。もともとクロワッサンがバターたっぷりの悪魔的なおいしさなのに、それにベーコンチーズです。なかなかすごいですよ。もちろんおいしい。なのでお昼過ぎてお腹が空いていたはずなのに、これ2つで満足してしまいました。残りのよく分からないやつは後で食べましょう。

 

そうそう、言い忘れてましたが、以前のチーズクリームソースを調べる際に"Käse"がチーズを意味することを勉強しました。これはとても重要な情報です。というのは、スーパーの多くの商品は外からの情報を参考にすることができます。なので最悪何も読めなくてもなんとなく味をイメージしながら買えますが、パンは難しいです。中に何か入っているのか?入っていたらそれは甘いクリームなのか?チーズなのか?はたまたソーセージなのか?これを判断するにはドイツ語を読むしかないわけです。そこでこの"Käse"を理解していると大活躍。パンにはかなり"Käse"表記が多いので、これでチーズが入っていることを容易に確認できます。ちなみに以前チョコやカスタード入りの物も食べましたが、これは簡単。"Schokolade"や"Vanille(=バニラ)"などと書いてあるからです。ちなみにクロワッサンにベーコンが入っているのは外から見えたわけですが、レシートを確認すると、"Schnik-Käse-Croiss"とあります。"Schinken"がドイツ語でハムを意味するようです。これも重要なので覚えておきましょう。

 

さて、再び作業に戻ります。その際にもう一度ハリボー風のグミにチャレンジ。以前は買ったまま放置していたのでくっついていましたが、今度はどうだろう。試してみると、やっぱりちょっとやわらかい。なのでこのやわらかさや、くっついてしまう原因はもともとのグミ側にあるようでした。そう考えると普通のハリボーのコーラ味は弾力がしっかりしていてやっぱりちゃんとしていますね。別に味自体はスーパーブランドのもおいしいですが、弾力は純ハリボーの勝ちですね。

 

その後は昨日買ったもうひとつの飲み物、マルチビタミンを試します。なおこの「マルチビタミン」という名称は、ドイツでは比較的よく知られたもののようです。実際、このマルチビタミン味を買ってみようと思ったのはハノーファーの研究集会で聞いたからでした。「マルチビタミン」そのものは特殊なブランドの名称とかそういうのではなく、普通に味の1種類として一般的ということです。なのでりんご味とかオレンジ味とかと並列してマルチビタミン味があるということですね。日本でいうとミックスジュース的な感じでしょうか。

 

それで味ですが、普通においしいです。こちらは昨日買った2つのうちでは元値において安い方なわけですが、それでもしっかり濃厚でおいしい。これまで買っていたVolvicは1Lのと1.5Lの2つで、1Lの方がよりジュースの味わいがあると書きましたが、それよりももっと濃いジュースです。どちらが好みかは人によるかもしれませんが、自分はこれ好きだなあ。

 

さて作業が一区切りついて、少し研究もやりましょう。以前引っかかっていた計算がうまくいきました。良かった。そして残ったよく分からないパンも夕方に食べます。食べた後も結局何かよく分かりませんでしたが、まず中に何か入っており、ジャリっとします。砂糖の類でしょう。それからシナモンっぽい感じ。アップルパイのような味が近い表現ですがアップルパイではない。まあでも別に普通にいけます。これもレシートでチェック。"Franzbrötchen"だそうです。もちろん買う際にもパンの名称を確認しているのでこれの意味は分かりません。調べると、そういう名称の固有のパンがあるようです。

en.wikipedia.org

まあそんな感じでパンは全部食べて、またガリガリ計算。夜になったら引き上げてゲストハウスに帰ります。乾燥は終了したので洗濯物を引き上げて、またまた計算。夕食は共同冷蔵庫に保管していたバゲットサンドとハムサラダ。量が多いです。でもうまい。しかし量が多いとはいいつつも、さらに就寝前にはミニチョコパンも食べちゃいます。まあ研究でエネルギーをたくさん使っているはず(?)なので、問題ないでしょう。そしたらシャワーを浴びて就寝です。おやすみなさい。

 

~ 2023年2月22日(水) ~

 

おはようございます。今日もちょっとゆっくり起床。帰ってきてからの衣食住の環境もそこそこ整ってきましたし、のんびりやりましょう。

 

また洗濯をします。今度は研究集会中に着たワイシャツたち。これは研究集会中にのみ着る目的で持って来たので、洗濯の優先度は低いものです。まあでも帰国までにまったく洗わないのも嫌ですし、一度ここで洗濯してからまたスーツケースにしまいましょう。

 

洗濯中に朝ご飯。今日は何を食べようかなあと思いましたが、ここで日本から持って来たカップ麵を消費しましょう。4つ持ってきて2つはすぐ消費しましたが、まだあと2つ残っていました。今回はうどんを食べます。しかし食べていて思ったことですが、味が優しい……

 

まあうどんだったからというのもあるかもしれませんが、やっぱり味が優しいというのを強く実感します。こちらのカップ麵も一応パスタは入っていますから、本来ならその麺が主食ポジションのはずです。でもここのカップ麵はどれもしっかり味がついているので、麺が入っていてもプレーンな食パンと合わせるのがちょうどよいくらい。日本のカップラーメンもまあしょっぱいとは思いますが、カップラーメンをおかずにご飯を食べることはあまりないですよね。残り汁にご飯をいれるとかはあるかもしれませんが、メインの麵そのものは普通に食べると思います。けれどもここではその段階ですらパンが必要です。

 

そしてうどんを食べながらいいことを思いついてしまいました!このカップは捨てずに洗って使いまわしましょう!というのは、実は日本からお湯入れの味噌汁を持ってきていたんですよね。これを飲もうと思っても、肝心のカップがなかったわけです。もちろんスプーンやフォークと同様に買ってもよかったですが、少しカップは大きいです。なので買ったのを帰国時に持ち帰るのをイメージすると、やや難しいかな?また紙のカップだとわざわざ買うのももったいないしなあといろいろ悩んでいましたが、カップ麺のゴミを再利用すればよし!しかも優しい味のうどんなので、味噌汁を入れてもそこまで違和感はないはずです。こちらで買った味の濃いカップ麵は、水洗いしても味噌汁とは干渉しそうな勢いがありましたからね。

 

さて、その後は洗濯終了までブログをガリガリ書きます。洗濯が終了すると乾燥機に入れるわけですが、研究集会用のワイシャツはもうすぐに乾きそうです。さすが薄い生地なので優秀ですね。なのでこれらは自室のハンガーにでもかけておけば大丈夫でしょう。残りのものだけ乾燥機に入れます。数もだいぶ減ったのですぐに乾燥すると思います。

 

そして大学へ。今日は印刷室は使えるだろうか?とりあえずブログを書き進めつつ、他のオフィスを訪問。すると今日はいたようで、無事に印刷室が使えました。助かる。そしてその後は昼食。せっかくプリペイドカードをもらったので、今日もお昼はMensaを使おうかな。今度は1人でチャレンジです。頼んだのはこちら。

パーダーボルンのMensaで昼食

今回もレシートはもらえませんでしたが、残高から計算すると全部で6ユーロ(=840円)です。ちなみにですが、ポテトを取った後、レジ近くにケチャップが置いてあったので取ったら、たぶん会計時にケチャップも加算されていました。有料なら取らなかったと思う……まあいいか。それと、会計時にレジの方からドイツ語で何か言われます。当然わからないのですが、列の後ろの学生が英語で翻訳してくれました。しかし英語でも早口でよく分からない。とにかく自分が学生なのかゲストなのかを聞いていたことは分かりました。でも何でそれを聞いたかまでは分からず。初めは「何か問題があって会計が失敗したのか?」と焦りましたよ。もう。

 

なお今回もたぶん前回と同じ鶏肉のSchnitzelだと思います。ただソースは前回と違いますね。食べてみると、うーん?なんかヨーグルトっぽいような……まあこの酸味はチーズから来ている可能性もあるので、チーズクリームでしょうか。別に嫌いな味ではないですが、たぶん単体で食べる方がいい気がするな……それと今回のSchnitzelは前回よりもサクサクしている気がします。うまい。もちろんですがポテトもうまい。なお今回はパンを買っていません。代わりに自分で買った食パンを持ってきているからです。なので食パンと一緒に食べると満足感がすごいです。

 

ちなみに食事中に現地の修士学生の方もやってきました。オフィスにはいなかったのですが、どうやら自分が食事している間に大学へ来てからそのままMensaに来た様子。少し話しながらゆっくりしていました。

 

さてその後も作業を続けます。一通りの作業が済んだら今度は研究です。少しずつ問題点が整理されてきました。そして途中で昨日買った高級な梨味のジュースを飲んでみます。パッションフルーツ味は好評でしたが、これは……かなりドロドロしている。あの時のグァバジュースと同じ感じです。洋梨ってけっこうトロトロしていると思いますが、あのトロトロさをジュースにした感じです。正直あまり口に合わないかも……ちなみにあのときのグァバジュースはどうしたかというと、未だにゲストハウスの共同冷蔵庫に眠っています。半分近くは飲みましたが、それ以降は放置……うーんどうしようかなぁ。

 

さて、18:00くらいになって夕食などの調達にスーパーへ。今回はこんなものを買いました。

14回目の戦利品

おなじみトルティーヤ。夕食用です。そしてジュースは以前買ったマルチビタミン味と同じシリーズ。梨味でしくじったので、今度は安定のオレンジ味。そして下の3つは何かというと……バーガーソース(1.19ユーロ=166.6円)、ハム(0.99ユーロ=138.6円)、そしてカット野菜(0.89ユーロ=124.6円)。もう何をするかはお分かりですね?

 

なぜこんなものを買ったかというと、朝ご飯のパンのバリエーションを模索していたからです。これまではジャムやチョコ等の甘いものを中心にしていましたが、同じようにしょっぱいものが作れないかなと考えていました。安直には例えばピザソース的なのを食パンに塗るのはどうかと思っていましたが、それっぽいコーナーをうろうろしていたらバーガーソースを発見。面白そうだなと思い、これを買うことに決めました。初めはジャム代わりとしてのソース購入でしたが、まあせっかくならもう少し具材も買おうと方針を変更。

 

しかしここで問題になるのが「できるだけ調理せずに作りたい」という点です。カット野菜に関しては何も言うことはありません。しかし肉はどうか。まあカット野菜とバーガーソースだけという選択肢もありましたが、一応肉のコーナーも見てみるかとぐるぐる回っていたわけです。もちろん肉の大きな問題点は「調理済みか、あるいは過熱が必要か」という点ですね。調理せずに作りたいので調理済みのものを買いたいのは当然ですが、調理済みなのかどうかが判断できない。実は調理済みだったものを過熱するのはそこまで問題にはなりませんが、逆は非常に危険な行為です。そんなわけでこの肉選びにかなり時間をかけました。結局は確信は持てなかったのですが、写真のハムは商品内のイメージがそのまま使用しているっぽかったので、購入を決意。

 

そして大学のゲストオフィスに戻りますが、運のいいことに修士学生の方のオフィスの電気がついている!時間は19:00過ぎだったのでけっこうラッキー。そこで先ほどのハムは調理済みか尋ねると、大丈夫だと返事をもらえました。よし、これで安心して作れるぞ。

 

さてゲストハウスに帰宅。ハンガーにかけていたワイシャツは全て乾いていました。優秀。そして乾燥機の洗濯物も回収。その後は研究を再開。ガリガリと計算していきます。そしてほどなくして夕食です。今回は先ほど買ったトルティーヤと、以前買って冷やしていたパスタサラダです。

 

なおパスタサラダのボリュームはすごいです。側面からの写真を見てください。

ギッシリパスタ

めっちゃギッシリとパスタが詰まっています。案の定「サラダ」ではありませんでした。ちょっと切ったトマトが入っていただけ。味はバジルソース。ブロック状のチーズも入っています。やはりドイツでの「サラダ」という意識には少し懐疑的になってしまいますね。そしてこのギッシリ感。全部食べきれずに半分くらい残しました。また冷やして明日にでも食べようかな。

 

そしてまたまた計算へ。計算を続けると糖分が欲しくなるのでしょうか、パスタサラダは残したけど甘いものが食べたいと思いミニチョコパンを食べます。これは本当に優秀だな。こういうときにパクっと食べられる。そんなこんなでシャワーを浴びて就寝です。おやすみなさい。