ドイツへ修行に行ってきますPart6

ひよこてんぷらです。

 

今回は3日分を書きました。

 

~ 2023年2月10日(金) ~

 

おはようございます。今日は曇り。でも雨が降っていないのでいい天気と言えるでしょう。

 

さっそく起きてから乾燥機へ洗濯物をぶちこみます。今日はうまくいきますように。なおやはりまだWi-Fiは不調。ちくしょう(ラップ風)。

 

朝ご飯は食パン+ジャム+チョコレート。今は共同冷蔵庫にトルティーヤも入っていますが、まあアレは後でもいいでしょう。

 

早速大学へ。今日は中国人ゲストたちと日本食ランチです。それと、もうそろそろゲストハウスの片付けもする必要があります。というのは、ハノーファーへ移動する際には1度このゲストハウスはチェックアウトという形を取るからです。なのでこれまで溜まったゴミは大学へ持っていき、またカップ麺の類も大学のゲストオフィスに移動。衣類も全てハノーファーへ持っていく必要はないでしょうから、これも最終的には一部スーツケースと共に大学のゲストオフィスに保管しておく予定です。ということで少しずつゲストハウスの物を空にしていきましょう。

 

またWi-Fiが使えないため大学に来てパソコンを接続します。もちろん自前のルーターを使ってもいいですが、できれば大学で済ませた方が好ましいでしょう。

 

そしてほどなくして中国人ゲストの方が自分を呼びに来ました。日本食のお店は大学から歩いて行けるらしいです。さて、ここでせっかくですので地図を使って位置関係を確認してみましょう。

パーダーボルンの地図

画面の右で赤く囲った部分がそれぞれ宿泊地と大学です。その下の"Kaufland"がいつも使っているスーパー。また上のパーダーボルンと書かれている部分はいかにもいろいろある感じですよね。実際ここが中心部の商業地域、いわゆるダウンタウンというやつです。大学からは少し離れていることが分かりますね。そしてその中に今回行く日本食のお店"Restaurant Sakura"があります。また左には中央駅である"Hbf"が見えます。この中央駅は空港から来る際に使い、またハノーファーへ行く際にも使う予定です。

 

というわけで歩いて移動。どうも昨日新たに会った2人のゲストは1週間前にここへ来たそう。ちなみに移動ルートには、地図上で宿泊地の上にある"REWE"というスーパーを通りました。ここも近いので何か新しいものがあるかもしれないな。要チェックです。

 

そして到着。どうやらいわゆる食べ放題のシステムっぽいですね。しかし食べ放題なのにいろいろと制約がある複雑なタイプです。少し面白かったのが、もちろん基本の客はドイツ人なので日本語は通用しません。まあ日本食の店でも日本語が通用するわけではないのでそれはよいでしょう。しかし店員がドイツ語だけで英語も使ってくれない様子だったので、どうしたかというと店員が別の店員を呼んできました。なんとそれが中国人の店員だったんです。なので中国人ゲストの4人が中国人店員から注文システムなどを教わっているという光景を見ていたわけです。ドイツにある日本食のお店で。しかも自分にとっては英語ですらないからゲスト4人がうんうんと頷きながら理解しているのに自分だけ蚊帳の外です。さすがに笑ってしまいました。もちろん後でゲストの方から英語で教えてもらいました。というか冷静に考えてドイツに来て初めて外食を一緒にしたのが中国人4人とです。ちょっと面白いですね。

 

ちなみに写真はこんな感じ。

"Sakura"の外観

"Sakura"の寿司

海外の日本食レストランはどの程度かなと思っていましたが、意外にもちゃんと日本食の味でした。もちろん日本食の代表格は寿司ですが、以前にも書いた通り海外の生モノは少しハードルが高いということで、食べたのはかっぱ巻きやたくあん巻きの類ですね。なお握り寿司の種類はサーモン、イカ、タコが寿司っぽいやつで、他にはカニカマやタマゴなどもありました。あとは稲荷ですね。巻き物は上にあげたきゅうり、たくあんと、他にサーモン巻き、鉄火巻きがありました。もちろんこれは日本にはないなという海外チックな巻き物もいろいろありました。さらに唐揚げ、焼き鳥、春巻、焼きそばなどがあったりという感じです。

 

なおここでひとつ不思議な体験をしたのでお話ししましょう。食事中に急に謎のドイツ人2人が入ってきました。恰好はなんというかパイレーツオブカリビアンっぽい感じ。帽子もかぶっています。そしてお店の通路に仁王立ちするや否やドイツ語でペラペラといろいろ話し始めます。いったい何なんだ?もちろんドイツ語は理解できません。不審者かと思っても周りのドイツ人の客もそのまま食事しているし店員も特に何もしない。だからといってお店のパフォーマンスでもなさそう。そして客の中の2人くらいが財布から少し小銭を渡していました。それが終わると謎のパイレーツ風の2人はお店から出ていきました。

 

もちろん周りの中国人ゲストたちもドイツ語は分からないので何だったんだろうねと言いながら食事を続けていました。しかし自分は気になったので隣で食事をしていたドイツ人の6人くらいのグループに"Excuse me?"と聞いてみました。おそらく英語で返事をしてくれたのでしょうが、かなり流暢に返事をされたのでほとんど言っていることは分かりませんでした。ただそのグループは笑って話していたのでたぶんトラブルの類ではないのでしょう。おそらく自分が聞き取れたであろう言葉は"lovely"と"traditional"というのだけです。後でネットでもいろいろ調べてみますが、うまくヒットしない。今のところの自分の予想は、何らかの募金活動だったといったところでしょうか。しかしそうだとすると、募金活動をわざわざ食事中のお店にまで入ってきてするのはすごいなあ。

 

それから食事の途中で、自分はお腹いっぱいになったので箸を止めていたら、ゲストの1人から"Are you full?"と聞かれました。いやはやその通りです。もうお腹いっぱいです。しかし他のゲストの方たちはまだ食べているので、単純に自分が少食なだけです。その後は「だからあなたは痩せているんだね」とも言われました。1回の食事だけでそこまで見抜かれるとは……言葉以上に行動から分かる情報は多いですね。

 

まあほどなくして食事は終わって、再び大学へ戻ることにします。そういえば写真を撮っていなかったなと思い、帰り道で写真をたくさん撮りました。

パーダーボルン大学からダウンタウンまでの道のり
パーダーボルンのダウンタウンの様子

ちなみに少し感心しながらこんな写真も撮りました。

ダウンタウンを走っていたバス

これはバスの写真なのですが、バスの中心部が電車の接合部のようになっています。要するにバスが電車でいう2両編成のようになっているわけです。おそらくこれは電車と同じように、カーブを曲がる際のためにあるものでしょう。バスの小回りを少しでも利かせられるような工夫です。面白いですね。

 

なお今回は中国人ゲスト4人に対して自分1人で行動したので、当然自分は英語で頑張ってしゃべります。中国人ゲストらは自分に話しかけることさえなければ中国語で通じるわけです。そこで話していて起こるのは、相手の英語が聞き取れないことと自分の英語が伝わらないという問題です。少し自分の中で思ったのは、中国人と英語でコミュニケーションを取るのは特に難しいのではないかということです。

 

というのは、日本語はきちんとした文章を話せば多少発音がカタコトでも十分通じます。けど中国語はそうはいかず、同じ読みでも発音の仕方次第ではまったく通じなくなってしまうわけです。なので中国人の方たちの英語はかなり発音にも気を配っているという印象があります。それで発音がうますぎると自分には伝わらなくなってしまい、また逆に自分の発音が下手くそだと聞き返されてしまいます。これまでにドイツの若手研究者の方とも話しましたが、そちらの方がもう少しスムーズにやり取りできたという印象があります。自分の下手くそな英語でも聞き取ってくれて返事をくれます。なのでおそらく中国人の方とは発音に関する意識の向け方が全く違うのだろうと結論付けました。

 

さて話を戻しまして、大学へ帰ってきたらまた講演練習です。なんとか時間通りにおさめられるようになりました。依然として英語はうまく話せないので、板書量を調整することでなんとか時間の調整を行いました。もしもっと流暢に話せたら当初の案通りにできたとは思いますが、まあしょうがない。そして練習を続けて夕方になると晩ご飯です。今日は事前に食パンを大学に持ち込んでいたので、これとカップ麺で済ませます。

 

なお今回のカップ麺は昨日のやつを開けます。普通なら古いものから消費していくわけですが、今回は買ったのをすぐ食べます。なぜかというと、以前の戦利品写真から分かるように、カップ麺に穴が開いていたからです。なおこれは陳列時には開いていない穴だったので、たぶんレジか持ち帰りの際に開いてしまったのでしょう。なのでさっさとこれは食べてしまいます。

 

なおこれは後で気付くことなのですが、日本から持って来たカップ麺と比べると、ここのカップ麵はビニール包装がされていませんね。だいたい日本のカップ麵を食べる時はまず包装されているビニールを剝がすところから始まると思いますが、ここではいきなりフタを剥がすだけ。なので穴も開きやすいのでしょう。あとフタの素材も違います。こちらのはタピオカミルクティーのフタと似た感じのやつ。要するにストローで強く突いたら穴が開いちゃうタイプの素材です。まあいろいろと壊れやすい原因は揃っていますが、これも環境意識の表れでしょうかね。

 

そしてカップ麺はかなりうまい。自分の好みです。なおカップ麺には"GULASCH-SAUCE"と書かれています。例によって翻訳をしてみますが、どうもこれに関してはうまく翻訳されない。ということはドイツ特有の料理なのでしょうか?さらに調べてみると、なるほど。

ja.wikipedia.orgこういうことだそうです。なお、これを調べる前に自分が思った味のイメージとしては、ミネストローネとビーフシチューを足して2で割った感じです。とにかくおいしいということだけは記憶に残りました。

 

ちなみに食パンも新しいやつです。普通のバタートーストというのは置いておくとして、以前には"Körner Balance"というものを買いました。そして今回は"Vollkorn"というやつです。それぞれの訳は「穀物バランス」および「全粒粉」です。なるほど。味に関しては正直どれも大差ないなという感じです。まあご飯のようなものですから、あまりパン自体に味の癖などがあるわけではありませんね。となるとやはり単に栄養価としてのステータスが重視されるということでしょうかね。そういう意味では普通のバタートーストでない2種類に関してはいずれもNUTRI-SCOREが最高のAです。まあこれに関してはスコアの評価も文句なしですよね。

 

さて、これで夕食が済むのでスーパーに寄る必要はないなと19:00頃まで大学にいたのですが、そういえば今日は週末か。休日はスーパーに行かなくて済むように土日の分も買い揃えておかねばならないんだった。ということで急いでスーパーに向かいます。無事に買い終えて大学まで戻ってこれました。20:00前です。買ったものはこちら。

10回目の戦利品

まあどれも見慣れたものですが、今回はグミとしてスーパーブランドのものを購入。これは明らかにハリボーを意識しています。もちろん価格はハリボー(0.99ユーロ=138.6円)よりも安い(0.73ユーロ=102.2)です。トルティーヤはたぶんまた新しい味で、飲み物は以前買ったお気に入りのもの。

 

なお今回スーパーでバゲットサンドやトルティーヤを買う際に、同じ場所におにぎりが売っていました。いつもはないので、おおと感心。しかしなんとめっちゃ高い。確か2ユーロ以上だった気がします。なので普通のコンビニおにぎりみたいなやつが300円くらいということです。さすがにびっくりしましたね。

 

さて、ゲストハウスに帰ってきますが、まずは乾燥機チェックから。今度は無事に乾いていました。良かった。そして気になる匂いですが、まあ大丈夫でした。衣類には何かダメージがあるのかもしれませんが、少なくとも自分としては特に大きな問題が生じなくて良かったです。

 

その後は荷物の整理。明後日の日曜日、午後にバスに乗って中央駅集合です。となると今のうちから計画を練っておく必要がありそうです。全ての荷物をハノーファーへ持っていく必要はないので、着替えの一部、あるいは過剰に購入した水や飲み物、お菓子はそのまま大学に置いていきます。ということで何をハノーファーへ持っていくか考えます。スーツケースはあると便利ではありますが、めんどうなので置いていきます。自分のリュックとバッグに入る分だけで何とかしましょう。まあでもやはり1週間分となると少し多くて大変ですね。

 

シャワーを浴びた後は、トルティーヤを食べます。既に夕食は終えましたが、20:00くらいにお腹が空いてしまったので夜食ということですね。なおこれは今日買ったものではなくて以前買ったまま共同冷蔵庫に放置していたものです。まあ今消費するのがちょうどよいでしょう。味はスイートチリということで、確かにスイートチリな味です。おいしい。ちょっとお菓子もつまんじゃおう。

 

なお、先週の平日末はかなり騒がしかったゲストハウスですが、今日は静かです。平日末のドイツ人は騒がしいと決めつけていましたが、これは早計でしたね。まあ騒がしかったというのも集団で騒がしかったので、あれは単にゲストハウスを利用していたグループがわいわいやっていただけのようです。

 

しかしネットが制限されていると本当にやることがないなあ。ということで今日は23:30くらいには消灯したと思います。おやすみなさい。

 

~ 2023年2月11日(土) ~

 

おはようございます。今日は若干遅めの起床。天気は曇りですね。なお後で外出して分かることですが、曇りというよりも霧ですね。若干霧で服が湿るという感じ。

 

起きたらまずは洗濯。今日がハノーファーへ行く前の最後の洗濯となります。そして洗濯中に朝ご飯。今日も食パン+ジャム+チョコレート。なおジャムは今日で終了。出発前なのでいいタイミングでした。

 

なお驚いたことに、宿泊地でのWi-Fiが繋がるようになっています!これは良かった。結局どういう原因だったかは分かりません。まあいずれにせよ繋がるなら大変助かります。例えば原因のうちの1つとして、実は1週間のうちに使える通信量に制限があって、その制限が来てから使えなくなったとか?それが土曜日でリセットされた?あるいはこのWi-Fiは自室以外にも共有者がいて、共有者が宿泊地の管理人に問い合わせてくれたとか?いろいろ考えられますが、とにかく良かった。なおこのゲストハウスは通常のホテルのような受付がありませんので、常駐している管理人もなし。なので本当に万事休すという状況でした。

 

それから朝ご飯の話に戻りますが、ジャムはもう無くなりました。チョコレートも明日には無くなります。でも食パンはまだ余っています。以前から思っていたことですが、食パンに賞味期限が記載されていないんですよね。あるいは記載されているけど自分が探せないだけなのかもしれません。できるだけ出発前に消費するつもりではありますが、いつ頃までに消費するのがいいのか。適当にネットで調べてみると開封後は1~3日程度とあります。けっこう厳しいな。自分はたくさん量があるのを買っていましたが、これだと量も少なめのを買っていく方がいいのかもしれない。でも価格としては量が大きいやつの方が圧倒的にお得なんですよね。これは悩ましい問題です。

 

洗濯が終了するとすぐに乾燥機にぶち込み大学へ向かいます。とりあえずもう洗剤は使わないのでこれは大学へ持っていきます。スーツケースも持っていきましょう。しかしここで少し懸念事項が。日曜日は大学に入れるのだろうか?以前土曜日には大学に入れましたので大丈夫です。この場合は開いているドアが限られているというだけですからね。しかし日曜日に大学が完全に閉まっていると、大学に物を置きすぎるというのは少しまずいかもしれません。ということで現地の研究者にメールで聞くことにして、とりあえず大学へ向かいます。

 

大学に向かった後は再びゲストハウスに戻ります。そこでお昼ご飯です。お昼はお湯入れカップのじゃがいものやつ。これと食パンで済ませます。なおこのカップもおいしい。カレーのような味がします。しかしカップに書いてある"LINSENTOPF mit Kartoffeln"というのが何なのかはいまいち分かりません。とりあえず後ろの"mit Kartoffeln"は「じゃがいも入り」という意味なのですが、"LINSENTOPF"が調べてもうまくヒットしません。まあでもおいしいからいいか。

 

そして再び大学に向かいます。今度は普段の荷物を持って移動。なおこのときの時間は14:00過ぎだったので中国人ゲストの方がいました。先ほど日曜に大学に入れるか気になったので聞いてみると、大丈夫とのこと。それはよかった。安心して大学にたくさん荷物を置いていけます。そして再び講演練習。もう後はなるようになるしかないですね。一度講演練習を終えて、またゲストハウスから荷物を移動します。

 

なおその際の時間は15:00過ぎくらいだったかと思うのですが、なんと洗濯物の乾燥が終わっていました。当たり前ですがやっぱり洗濯物が少ないと乾燥も早く終わるわけですね。今日中にできる洗濯を終わらせようとして2日後に洗濯をしたので、洗濯物は少なかったわけです。それに洗ったのも暖かい服装類ではなかったので、なおのことすぐに乾いたのでしょう。再び乾いた洗濯物を整理して大学へ持っていきます。

 

しかし改めて持っていくものを整理していると、さすがにバッグには入りきらなそうな感じでした。なので当初の予定を変更して、バッグを置いていってスーツケースに着替えを入れていくことにします。

 

また中国人ゲストの方から加えてバスの件についても大事な情報が聞けました。というのは、以前ハノーファーへの移動の際に"DB Navigator"でチケットを購入したのですが、これでサポートしているのはパーダーボルン中央駅からハノーファー中央駅の間だけであって、バスでの移動チケットが買えなかったんです。ローカルだとサポート外になってしまうんですかね。まあ直接バスの運転手から購入するというのもできると思いますが、かなり不安です。しかしこの問題に対して、別のアプリから買えるということを彼女から聞きました。これは大事な情報ですね。

 

しかし登録にはなかなか手間取りました。以前は現地の研究者の方がアカウント登録などをしてくれたのでスムーズでしたが、自分一人でドイツ語の案内画面からアカウント登録をするのは大変です。なんとか時間をかけて登録完了し、バスのチケットを購入できました。これで懸念事項がひとつ解消。

 

バスのチケットシステムですが、いろいろ種類があります。一番シンプルな1回券は、名前の通り買ったら1回だけ有効ということです。しかしこの1回というのも少し面白いシステムになっています。全てがそうなのかは分かりませんが、バスは鉄道とは異なり出発地や目的地をしっかり決める必要はありません。ただし購入の際に時間を指定する必要があります。なおこの「時間の指定」というのはどのバスかを選択するという意味ではなく、「いつからチケットが有効になるか」という意味での時間指定です。ゆえに購入したチケットは事前に指定した時間から有効になります。そして指定時間から90分まで有効です。これの意味することは何かというと、有効期間の90分間はバス乗り放題ということになります。もちろん乗り放題といってもチケットにはある程度の移動範囲等の制限があるので、基本は目的地に行くために1回チケットを消費するという感じです。けれども途中でバスの乗換などをする場合はそのチケットをそのまま使えるということですね。

 

その後は先ほど送ったメールの返信も返ってきました。やはり大学は日曜日も入れるそうです。現地の方もOKと言っているのでより安心です。しかし結局この日はあまり講演練習はできず、チケットの購入手続きや荷物の整理に時間を食ってしまいました。

 

それから夕方には中国人ゲストの方からひとつ数学の質問をされました。今思い返してみるとそこまで難しい問題ではなかったのですが、だいぶ考えるのに時間を使ってしまいました。しかしやっぱり分からないところを聞いたり逆に教えたりというのを英語だけでやるのはなかなか苦労しますね。文章でのやりとりならまだしも、直接会話したりiPadに書き込んだりして教えるのは難しいです。まあでも自分にとっても経験値が上がりますので悪いことではないですね。彼女が理解し終えた頃にはだいぶ時間は遅くなっていました。帰って夕食、シャワー、そして明日に向けた精神統一をしなければなりませんね。

 

夕食はバゲットサンド、トルティーヤ、サラダ。これで全てです。しかし一回に全部消費は難しいので、まずはバゲットサンドから食べます。残りは就寝前に改めて食べることにしましょう。

 

しかし何もやることがないな。いや実際はいろいろあるんですが、なんかこう講演前だと気持ちが落ち着かなくて他に何もできなくなってしまうんですよね。克服したい点ですが、なかなか難しいです。なので今日の夜はブログ記事を書いたりスマホとかを見てぼーっと過ごしていました。でも流石に暇すぎたので少しは研究もしました。

 

それから最後に食べたトルティーヤですが、これは一番好みかも。名前を覚えておきましょう。"HÄHNCHEN GEGRILLTE PAPRIKA"だそうです。"HÄHNCHEN"が鶏肉、"GEGRILLTE"がグリルです。なので鶏肉のグリルとパプリカということですね。名前を聞いただけでおいしそうでしょう。

 

お腹いっぱいになった後はほどなくして就寝。明日に向けて気合を入れます。おやすみなさい。

 

~ 2023年2月12日(日) ~

 

おはようございます。とりあえず今日は全て荷物をまとめて大学へ移動。昨日のうちにかなりの荷物を移動してきたので、今日は1回の移動だけですべての荷物を運んでこれました。なお今日の天気は霧のような曇りです。

 

ゲストハウスを後にするわけですが、ここはチェックアウト的な手続きはいらないんだろうか……実は自分は一昨日の夕方にメールを送っています。内容はいつチェックアウトすればよいか、チェックアウトの手続きは必要か、そしてゴミはそのままでもよいか、という3つのものです。しかし残念ながら返事がこないまま今日を迎えてしまいました。まあでもチェックアウト時間は予約メールを見返すと10:00だと分かったので、とりあえず10:00以内に出れば後はなんでもいいかと出て行くことにしました。

 

ちなみに一昨日とは金曜日のことになりますね。なので平日末というわけですから、昨日の土曜日も含めて平日末や休日はメールを見ないのかな。一応少し時間に余裕を持ったつもりでメールを書きましたが、意味がなかったです。でもそんなに難しい質問ではないのでちょっと連絡くれてもよかったのに。やっぱり受付がないといろいろ不便ですね……

 

ということで大学へ到着。日曜日に大学に来るのは今回が初めてですが、大学の敷地内を移動中に3グループの通行人を見ました。これらのグループはそれぞれみな犬を散歩させていましたね。大学の敷地内の一部は犬の散歩スポットにもなっているのかな。

 

無事に大学の建物には日曜日でも入れまして、荷物の整理。あとまだ朝ご飯を食べていなかったので、食パン+チョコレートを食べます。ジャムは既に無くなったので、チョコレートのみ。まあこれだけでもいけますが、やっぱジャムがないとパサつきが目立ちますね。これでチョコレートは予定通り終了。食パンは手乗りサイズのが8枚余っています。お昼もここで食べてから出て行くので、もう少し消費する予定です。そうすればハノーファーへの移動でもコンパクトにして持っていけます。ちなみにこれは今までの空のペットボトルコレクション。

空のペットボトルたち

一番右のは空港でもらったやつですが、それ以外はスーパーで購入したものです。なのでこれらを全てスーパーに返却すれば0.25×10ユーロ=35×10円が返ってきます。既に多く払っているだけなのになんか得した気分。

 

それからご飯を食べ終わるとまたメールを書きます。再びゲストハウスの管理人に出払った旨を伝えます。その際に何か手違いがあれば返事をくれとも添えておきましょう。ハノーファーへは1週間滞在するので、流石に何かアクションがあるでしょう。その後はブログを書きます。そしてスーツケースの整理です。新たにゲストハウスから持ち出してきた荷物を含めて持っていくものの再チェック。整理が終わるとバスの乗車時刻まで暇なので、少し研究について考えます。なかなかうまくいかない。

 

そしてうーんと悩んでいるとあっという間に昼ですので、カップ麺と食パンを食べます。カップ麵は以前お気に入りだったアラビアータ。やはりおいしくてボリューム満点。食パンは残り4枚にまで減りました。この量なら持っていけるしハノーファー滞在中に食べきるでしょう。

 

その後も研究を続けますが、ほどなくして出発時間。スーツケースとリュックを持ちバス停へ向かいます。バス停の番号は68番。なお本来バスが来る時間より早く来たので、さっと乗り込みます。念のため運転手の方に中央駅へ行くかと尋ねると、そうだと答えられました。ほっと一安心して出発です。しかしバスの表示を見ると、85番と書いてあります。おや、自分は68番のバス停にいたはずだけど……しかし本来よりもバスが早く来たのでこれは単に自分が乗るバスに間違ったということでしょうか。まあでもちゃんと中央駅に停まることは確認済みですからいいですか。

 

そしたらきちんと中央駅に到着。少し早めのバスに乗ったので1番乗りでした。その後もぞろぞろとメンバーが集まってきます。メンバーは自分と中国人ゲスト4人、そして現地の研究者1人と現地の修士課程の学生2人です。電車に乗ってハノーファーまで移動。なお移動時間は2時間ほどとやや長いです。おそらく乗ったのは普通の電車だとは思うのですが、2席ずつが向かい合っているような座席のタイプで、トイレもついています。電車では長時間移動が基本という感じでしょうか。なおこの移動中には修士学生の2人と仲良く話していました。以前中国人ゲストの方がドイツの公共交通機関はダメだと言っていましたが、やはり現地の人からしてもドイツの交通機関は普通ではないっぽいです。2時間くらいの遅れがあることもそこまで珍しくはないとのこと。大変です。

 

ちなみに以前パーダーボルン大学は駐車場が広いと言いましたが、現地の人からしてもパーダーボルン大学は特殊らしいです。他の地域に比べるとパーダーボルンはかなり田舎のようで、こんなに大学の敷地が駐車場で埋まっているのは珍しいとのこと。そして先ほど交通機関が遅れまくっていると言いましたが、多くの学生は自身の車で通学するのでそれはあまり関係ないそうです。日本の場合と同じように、田舎では車が必須なのでしょう。確かに空港から大学までもバスで2回移動しないといけないので、やや交通の便は悪いという感じですね。

 

現地の方と仲良く話しているとあっという間にハノーファーへ到着。時間は17:00過ぎという感じでした。ホテルにチェックインします。ホテルの管理人はとても気さくな方。ちょっと自分も覚えたドイツ語で挨拶してみたらすごくニコニコしながらドイツ語で返事をされました。もちろん何を言っているかさっぱり分かりません。なおパーダーボルンに比べるとハノーファーはだいぶ栄えていまして、ホテルの管理人は英語でもいろいろ説明してくれます。一通りの説明を受けた後に例の"Herzlichen Dank"を披露すると、自分の肩をポンと叩きながら喜ぶ反応を見せてくれました。これは挨拶する側も気持ちがいいです。ホテルの中はこんな感じです。

ハノーファーでのホテルの様子その1

ハノーファーでのホテルの様子その2

そういえばハノーファーのホテルは見せたのにパーダーボルンのゲストハウスは見せていませんね。しかしパーダーボルン到着時はゲストハウスに入るまでに相当苦労してしまったので、写真を撮る余裕もなくすぐ寝てしまったのでした。

 

そして到着後ですが、ハノーファーには日本の方もいます。今回の研究集会は日本の方も何名か参加するので、そちらのグループにお邪魔することにしました。日本人と会って会話したのは2週間ぶりです。ついつい会った瞬間は英語でしゃべってしまいました。英語は苦手ですが、挨拶くらいはよく口にするのでそれがここ2週間で染み付いています。そして早速夕食ということでレストランに向かいます。これまでのレストラン経験は中国人ゲストの方たちと行った日本食レストランだけ。今回はどんなところでしょうか。

 

夜で暗くてお店の写真は撮っていませんが、出てきた料理はこんな感じ。

おいしそうなバーガー

めっちゃでかいです。値段は忘れましたが、確か飲み物と合わせて25ユーロ(=3,500円)程度。そこそこリッチなお値段です。まあでもこれまでスーパーでめちゃくちゃ節約生活をしていたので、たまにはこんな贅沢も悪くはないですね。もちろんですがすごいうまい。ポテトもしっかりホクホクで肉も柔らか!パンの下にはマスタードのようなソースが塗ってあり、一方で肉はデミグラス系の味わい。味も複雑になっておりすごい満足感。なお店員の方も当然のように英語が使えます。やはりハノーファーはパーダーボルンより都会なので英語で対応できる方が多いですね。

 

そしてまあ出てきた料理を見たらすぐに察すると思いますが、自分は当然のように食べきれない。そこでダメもとで店員の方に持ち帰っていいか聞いてみると、なんとOK。そしてパックに残った分を詰めてくれたのでした。ここでも"Herzlichen Dank"です。やっぱりここの店員さんも肩をポンと叩いてニコニコしていました。これはマジで無敵の呪文だな。強い感謝の気持ちを一瞬で使えることができる。参考までに再度申し上げておくと、これは感謝の表現の中でもかなり丁寧な表現です。なので外国人が日本で使う場合では、「アリガトウ ゴザイマス」ではなくて「タイヘン カンシャ モウシアゲマス」と言っているようなイメージですね。

 

そしてレストランから出て解散の時間は21:00くらいです。だいぶレストランを楽しんでいました。なおホテルについて持ち帰った料理を開けてみます。

持ち帰った夕食の様子

こんな感じ。すばらしい。ちなみに残念ながらスプーンとフォークはパーダーボルンに置いてきてしまっています。さてどうしよう。ここでパーダーボルンから持って来たあの食パンが活躍です。食パンを使ってお肉をつまんでそのまま食パンと一緒に食べます。冷えてもおいしい。しかしポテトが冷えてしまってもパサパサしていないのがすごいなと改めて感じます。残ったのさえ1度には食べきれないので、明日の準備やお風呂を済ませてから再度食べましょう。

 

なお夜の間に5分間ほどでしょうか、外で誰か男性が叫びながら壁か何かを蹴り倒している音が聞こえました。怖いですね。もちろんホテルの中にいるので安全ではありますが、かなり大きな声でしたのでホテルの中からもよく聞こえました。それに何を言っているか分からないのがまた怖いですね。ゲストハウスも騒がしいことはありましたけど、こういうのはパーダーボルンではありませんでした。まあゲストハウスはハノーファーより田舎のパーダーボルンにあることに加えて、パーダーボルン中央駅やダウンタウンからも離れていますからね。そういう意味ではより都会であるハノーファーでかつ中央駅に近いここはそういった喧騒も多いのでしょう。夜は出歩かないように注意ですね。

 

そして無事に全ての持ち帰り料理を平らげて就寝。お腹がいっぱいです。ちょっと苦しい。しかし明日は自分の講演がありますから、あまり夜更かしはせずに寝ます。おやすみなさい。